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誕生日パーティーだよ

 

 

 リッチモンド家の方々の声が聞こえる  

 今ピロティ附近まもなく廊下を通って

 パーティー会場にリッチモンド伯爵と伯爵夫人 マーガレットさんの裾を掴み俯いてる

クローバーちゃん 

 俯いてちゃ分からんだろう こちとら麺食いのマイン君だぜ 間違えた面食いだった


 ミュラ・リッチモンド伯爵

 キャサリン・リッチモンド伯爵夫人

 マーガレットさん

 初対面のクローバーちゃん 


 ミュラ様はマイン君を凝視してるよ 見た目も恐いし帰らせていただきます

 マイン君の屋敷はここだった

 リッチモンド家はコットランド王国でも武を尊ぶ貴族だよ

 マインタブレットには

 火Lv.9 スキル2と表示されてる

 9という数字は母様しか見たことがないからびっくりした 

 森とか燃やすことができるのかなぁ

 

 伯爵夫人のキャサリン様はマイン君の顔を穴があくように見てるよ

 5歳のクローバーちゃんの遊び相手に相応しいかどうか見てるのかな

 魔法もスキルも無かったけど胸に大きな果実が2つあった


 今まで触れなかったけどマーガレットさんの所属魔法は水Lv.5だよ スキルは内政

 アンジェ姉さんの氷4って何だろう


 クローバーちゃんは顔をあげパーティー会場のデザートを目を点にして見てた 

 可愛らしいじゃないか 

 年上でしたでも1ヶ月しか違わないけどね

 水Lv.5 風Lv.4 ダブルソーサリーだよ 

 詠唱できたら魔法を発動できるんだ

 金髪 色白 大きな目 瞳はブルー

 外見は美人になるね スタイルは5歳だよロリコンじゃないからね 

 悪役令嬢でも嬉しいな

 いつの日かマイン君は紅葉のような手で握りこぶしをつくり愛の告白の意志表示を示したのであった


 (結局 見た目重視のマインであった)

 『そんなことないもん』

 今 未確認物体( )と会話してたよね

 


 皆揃ったから 父様が

 「コットランドを見守りくださる女神様

マインの誕生日をお祝いください」


 あの女神がマイン君を祝うと思う

 絶対ないね

  

 男性はスコッチウイスキー 女性はカシスグレープで乾杯したよ

 カシスグレープって飲んだことはないよ

 コロン兄さん以下の子供組はゴールデンマスカットのジュースだよ 

 この時代背景でゴールデンマスカット

 ラベルに ごーるでんますかっと って書いてあるよ

 料理はビュッフェスタイルだよ テーブルに手が届かないマイン君はメイドさんに取って貰ったよ

 マイン君は オニオンスープ→三十日大根のサラダ→ニシンのオイル漬け→揚げパン→→ローランド産のビーフステーキ→シーフードパスタ→紅茶 フルコースだよ

 おこちゃまサイズだから お腹は膨れてないよ 


 父様たちは 難しい顔して話してたよ

 母様たちは マイン君を指さして話してたよ 指さしはマナー違反だよ

 ロンド兄さん マーガレットさん コルベール兄さんは3人で時折笑いながらにこやかに会話してるよ

 マイン君があくまでもちょっとだけ気にしてるクローバーちゃんはマーガレットさんの青いドレスの裾を掴んで隠れてたよ 

 

 マイン君は勇気を振り絞ってクローバーちゃんの側まで行ったよ 

 恥ずかしそうなクローバーちゃんに

 「マインです よろしくね」

 多分マイン君の顔は真っ赤だったと思う

 そしたらクローバーちゃんが

 「よろしく お願いしましゅ」

 噛んだ まだ5歳のお子様だからね

 んっ 今気づいた魔法を詠唱して発動するのはランド王国では最速で6歳のはず

 クローバーちゃん 悪魔の化身 あの女神の天使 どちらにしても要注意だな


 皆は噛んだクローバーちゃんに暖かな視線を送ってたよ


 そしたら突然コルベール兄さんが後ろから 

 「マイン やったな可愛い幼馴染ができて 恋人になって貰えよ」と言ってマイン君の背中を叩いた それも新しく生えたスキル身体強化を使ってだよ

 マイン君は3mはぶっ飛んで鼻血ブーだよ

 母様が光りかけたアンジェ姉さんの首をつかんで後ろに放り投げて

 「マインの鼻血が止まりますように」

 と詠唱してくれたよ 

 そしたら直ぐに鼻血がとまったよ 

 でも その詠唱では痛みは取れないよ

 最後に『痛いの 痛いの飛んでゆけ』のフレーズ入れて欲しかったよ

 

 母様の実家サマセット家からはオーレリア爺ちゃんとぺトシリア婆ちゃんの名前でチューリップの花が届いたよ

 蕾のチューリップは綺麗だけど食べられないよ 食べることができないからプレゼントにしたのかそれとも2人はクローバーちゃん知ってるから 花の下を長〜く伸ばしたマイン君を矯正すべくチューリップを送ってくれたのかな

 でもマイン君の誕生日を覚えててくれて嬉しかったよ

 

 ボードレックの爺様と婆様の話しをするのを忘れてた

 そんなこんなで誕生日パーティーは過ぎて行ったよ

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