マイン5歳になると
なんやかんやで マインは5歳になりました
(また 手抜きや 表現の自由だけど…)
文句いいに来ると思ってたよ
先夜 誕生日パーティーも済ませました
父様から火の詠唱を聞きました
「炎よ高く昇れ」だそうです
さて鑑定です
出ました 感動です 苦節5年
耐え難きを耐え 偲び難きを偲んだ 5年
走馬灯のように転生してからの日々を思い出します
(そんなフラグたてる思い出は忘れろ)
マイン 男 魔法属性火4 ?
スキル数 1 剣4
今日からクローバーと魔法発動の訓練が
一緒にできます
早く学園から帰ってこないかな〜
帰ってきたら
食事にする お風呂にする それとも私と訓練する wakwak
早く火魔法Lv.4をLv.5に上げたいよ
あれっ Lv.上げの和歌は一首しか
夜は燃えて 昼は消える 夜専用の魔法
撫子早く帰ってきて
「撫子ゆうなし クローバーや」
クローバーのイメージが…
母様には「メアリーおばさま ただいま帰りました」と膝折礼
今日はカーテシーと呼ばないからね
夕食は昨夜の残り物
ボードレック家って侯爵だよね
享保の改革が起きた
パンプのスープ オイルサーティ シュールスイミング 小麦パン 苺の紅茶
腐敗臭の篭った食堂 消臭魔法を使える人はいないし 4人は鼻を摘んで食べたよ
いざ行かん地下の魔法訓練場
「マイン魔法の詠唱できるの」
「母様大丈夫 クローバーがいるから」
「マインはクローバーちゃんに頭が上がらないようになるかもね」
「マイン 気をつけて練習してね」
えっ 姉さん頭大丈夫 その優しいセリフ
フラグがたった 不吉な予感
いつもと同じように訓練場の奥に行って
「マイン 詠唱大丈夫」
「父様から習ったよ 炎よ高く昇れ だよ」
その瞬間 右の人差し指が燃え始めたよ
直ぐにクローバーが水魔法で消してくれたよ
火傷は母様が治癒魔法で治してくれた
姉さん「あんた 何気に魔法発動させて」
不吉なフラグをたてたのは誰
母様「マイン大丈夫 クローバーちゃんがいて良かったね」
母様心のなかで笑ったよね 今笑ったよね
クローバー「もう発動したんだ」
優しいセリフ ありがとう
でも早くて悪かったね 魔法使いだからね
しかし びっくりしたー
炎よ 高…
危なかった また火傷するところだった
しかし どうしよう魔法発動したのは嬉しいけど指が燃えるのはまずいよね
クローバーが
「私は蛇口を締めるイメージだよ マインは火属性だから バケツで水を掛けるイメージしたら」
「でもさ〜クローバーみたいな水属性じゃないから ちょっぴり恐いなぁ」
(ヘタレ野郎)
どうせ ヘタレ野郎ですよ と未確認物体に拗ねるマインであった
「恐いの」
「やるよ 和歌知らなかったけど発動して良かった」
指先をライターと思って
「炎よ高く昇れ」
3cmの炎が指先から出たよ
初めての魔法 さっきのはノーカンで
オイルライターの蓋を閉めるイメージで
ガスライターは表現しにくいからね
これからもオイルライターを使おうっと
クローバー「初めてで 発動できたね」
その言葉を また意味深に捉えるマインであった
母様「発動して良かったね」
火傷治してくれてありがとう
姉さん「あんた生意気なのよ」
ツンデレ
こうしてマインは魔法を発動してLv.5になったのである




