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107【泉湧き出るバラと葡萄の公園で】

いつもお読みいただきありがとうございます!

このページでゆっくりしていってください~♪

 スブルグ辺境伯領の冒険者ギルドでルームサービスの朝食を食べる。


 なんと、久しぶりのシリアルにテンションが高かった。

 食べ物で、気分が上がるって子供か!まあ、子供なんだけどさ。いや、大人だってそうだって。

 この世界では初めてじゃなかろうか。存在を知らなかったぜ。今度取り寄せよう。


 マツも

「おかしみたい」って喜んでる。

「本当にそれでいいんですか?」

 昨夜もお腹が減ってたはずなのに、地竜の死体をいっぱい見たからか、食欲不振を引きずっていた。今朝も。

「あっさりした物有りますか?」のリクエストにこれが出た。


 シリアル以外にはハムエッグも付いてたけどね。まあそれぐらいなら大丈夫。

 それにこのプレーンなシリアルならアレンジしたい!

「ええ、あ、フルーツナイフとまな板も借りていいですか」

「畏まりました」

 お部屋に着いている女性は冒険者ギルドの職員さん。受付もやるけど、宿泊の方のマネージャーだ。


 手持ちのバナナや林檎、メロン、柑橘などのフルーツをマツの一口大に刻んで、ロードランド王国の牛乳を注いで俺様印のチョコレートソースと蜂蜜をトッピングしているうちに・・・


「ほわわわ・・きらきら・・・」

 子猫が真ん丸まなこでよだれが。

 これにアイスやホイップがあればフルーツパフェだな。


「本当、フルーツのトッピングとはいいですね」

 ギルドのお姉さんも感心してくれる。

「しませんかね?っとマチューラ嬢、召し上がれ」

「わーい、いただきまーす」

 ザクザクバリボリ

「おいしー、あまーい」

「じゃあ俺も。久しぶりでうまい」


「それで、シュバイツ殿下、後三泊お泊り頂くとか」

「はい、まだ残処理もありますし、せっかくですし領都観光もしておこうかと。ですから二人部屋に変更を・・・」

「いえ、大丈夫ですよ!この部屋に無料で宿泊できるはずです!なにしろ、それだけのこと(怪我人の治療とエリクサーの余分な提供)をしていただいてますからね。それに、殿下を泊めたこの部屋はさらに付加価値の付くお部屋になりますので、当ギルドとしても得はあっても損はないのです」


「・・・わかりました、宜しくお願いします。(数十年後には映画スターが泊まった部屋みたいになるのか?俺で?)では後一時間ほどしたら、出かけますので」

「カギは1階のカウンターへお願いします」

「はい」


 その一時間の間に、俺はポリゴン町のドミニク卿に報告をすることにする。

 “黄色ちゃん、ドミニクは朝ご飯中?”

 “あさごはんはおわって、おちゃのんでる”

「よし、マツ、ドミニクさんに報告に行くよ」

「うん」


 新婚なのに相変わらず出勤してから朝ごはんの、ドミニク卿のギルマスの部屋へつなぐ。

 ガチャリ

「よう、大変だったみたいだな」

 ギルド同士の魔道具である程度知ってるんだろう。

「はあ、おはようございます、もう大変ですよ」

「おはよございましゅ」

 ちゃっかり膝にのせてもらってる、マツの頭を撫でているドミニクに、事のあらましを報告した。

「エリクサーはお前のを出してくれたのか。助かった」

「あと、もう二~三日止まってから先に動こうと思うんですけど」

「そうだな、その病原体の名前もやばいし、他の地竜たちはどうなってるのか気になるな」

「とにかく、そっちは立ち入り禁止で」

「もちろんだ」


「それから、橋はどうなります?」

「あちらの街道が繋がったことで、資材が入ってくるだろう、こちら側の資材は揃ってるらしい」

「なるほど。仮の橋ぐらい造っときましょうか」

「出来るのか?」

「現場を見てみないと何ともですが」

「出来るなら頼む」

「わかりました」


「あと、地竜はどれだけいるんだ」

「約三千頭余りが今アナザーワールドで過ごしてます、引き取りますか?」

「いらん。あいつらは意外と知性があるからな、テイムして使いたい奴はいるかもしれんが、多すぎだな。なんとか元の生息地に返してやってくれ。それにおそらくあれらは所有者がいるかもしれん」

「あんなに沢山の地竜をですか?」

「ああ、そういう国があるんだ」

 まだまだ、俺の常識がついていかない世界だ・・・。

 思わず冒険者ギルドで〈迷子預かっています:アースドラゴン〉のPOPを想像してしまう。

 犬猫じゃないんだから・・・。


 悪魔の跡を再浄化して、その北のアースドラゴンの里にあの子らを返せるか試して、橋を治してから観光・・・。三日で足りるか?観光できるかな?。


「というわけで、夕方に迎えに来るから、マツはこっちに居てて」

「やだ」

「連れてってやれ、案外これがいると、お前の無茶のストッパーになるだろ」

「・・・わかりました」

 ってマツをみると、ドミニクの膝から降りて服の皴などを整えてた。

 うん、動きはすっかりお嬢様だ。今日の服は二人とも平民仕様だけどな。


「では、マチューラ嬢、行きますよ」

「あい!」


 ドアを開けてギルドの部屋に戻り、チェックアウトをしないとはいえ少々整えてからカウンターに鍵を預けながら、軽く掃除を頼んで出る。

 二人とも平民服で人間族の扮装だが、誰も突っ込まないので良かった。


 “アナザールームはどう?”

 アナザールームはなんと紫色ちゃんが見てくれている。

 “ほんよんでる”

 他にはあんまり暇つぶし置いてないからなー。

 茶菓子でも置いてやろうか、やせ細ってたし。

 茶器と緑茶のティーバッグと塩せんべいを転送する。

 魔法の属性は揃ってたから湯は自分で出せるだろう。

 “あまいものがいいって、いってる”

 転送したものをひっこめてみる。

 “なんでもいいってさ”

 囚われている存在なのにわがまますぎるよね。

 塩せんべいを戻すときに、真空パックの羊羹も付けておく。

 “よろこんでる”


 女悪魔の件は昨日父さんに念話をしておいたら、ユグドラシル経由で神様に相談してくれるらしくて、しばらく見ててと言われた。


 さてスブルグ辺境伯領の領都はヨーロッパのような石造りの建物が比較的多い都会だった。日本人あこがれの外国って感じの風景だ。

 南東にはトルネキ王国だが北の方にも他の国と接していて、交易で大きくなっている辺境の国で、ここも、もともと独立した王国だったのが、ガスマニアに組み込まれたようだ。

 若干ラーズベルトより立派。

 今すぐ観光したいのを堪えて、ある程度街道を歩いてからハロルドを出す。まだ朝早めだからお店は閉まってるからね。

 『おはよう王子』

 ハロルドが鼻先で俺の頭を撫でながら挨拶をしてくる。

「おはよう、ハロルド。お腹空いてない?」

 『朝のシリアルっての?美味しかったねー』

 基本精霊にとってご飯は嗜好品らしい。俺に同化している時は俺の食事を味わえる。だからその時は肉も味わえるらしい。

「はろるど、りんごあるよ。はい」

 『わ、たべるー』

 マツが自分のマジックバッグから自分用のおやつの林檎をハロルドにあげている(良い子や)。

 手綱はついてるけど、ハミがないから食べられるんだよね。


 その間に、今日はゼッケンを背中に取り付ける。


 領都を過ぎ街道を少しずれて、道じゃない草むらを入っていく。

 周りに人はいない場所まで。

「じゃあ、昨日の悪魔のポイントまで行って」

 『オッケー』


 ばさりばさりと真上に飛び上がり、目的の場所まで滑空する。


「ふわわ、きれーいお花畑のリボン」

 昨日の地竜の行進に沿って聖属性魔法をまき散らしたからか、花畑の筋が出来ていた。

 別の元々道ってわけではないね。良かった。

 でも、沢山の地竜が殺されていた場所はまだもう少し整える必要はありそうだ。浄化は完了しているけど、見た目が散らかったままだ。


 俺は、弔いも兼ねて、公園を作ろうかと、魔法で土を掘り起こし、周りと整えて、石畳にしていく。その真ん中で、やたらと青色ちゃんが指をさす場所があったので、そこを中心に直径三メートルほどの泉を作ってみる。

 そこには水脈のコブでもあったのか、綺麗な水が湧き出てきた。

「おうじ、のどかわいた。あれ飲める?」

 うーん、真ん中の水ならいいかもしれないけど・・・。鑑定しても辺りにはもう病原菌はない。気分的に気持ち悪いだけだ。

 俺は変身を解除し、マツを抱えてハロルドから離れ、ほぼ逆さまになって泉の真ん中へ飛んで行く。

「きゃー、ひっくりかえってる」

「ははは、ほら、とどく?」

「うん。わぁつめた、おいしい!」

 俺はマツを片手で抱えなおしてもう片手で水を掬う。

「どれどれ・・・うん、飲めるね。軟水だ。ちょっと水筒に入れて持って行こうか」

「うん!」


 ハロルドにマツを乗せて、もう一度俺だけで水筒を出して水を汲む。水筒はマツの分と二つ。

 出来たばかりの泉の傍らに、ガーデンテーブルセットを出す。椅子は四脚。

 そこにマツに座ってもらっておいて、周りを更に整地していく。


 ふと思い出した俺は公園に使えそうなものを探しに、アナザーワールドを開ける。


「おお?」

 アナザーワールドは俺の想定とは違って、南国風になっていた。

 そこでは、出入り自由なスフィンクスがせっせと地竜のお世話をしていた。

 なんか大きな鍋やら洗面器やらを運んでて、中には・・・肉か。


 『おや、王子、どうされました?』

「なにしてるの?」

 『ああ、この肉食竜さんたちは、さばいた肉しか食べないんですよ。精霊ちゃん達に連絡貰ってね。だからお世話に』


「そうなんだ、飼い地竜かもって兵士が言ってたもんな。

 良かった。ほんと助かる。肉足りなくなったら、帝都かポリゴンに買いに行ってね」

 『わかりました。でも、かなり居ますよ?とは言っても、まだ王子の手持ちが一杯ここの氷室にありますから大丈夫ですよ』

「なるほど。で、バラ園は何処に行った?」

 『・・・そこに』

 めっちゃ面積がちっちゃくなってる!

 いやしかしまだまだ帝都の宮殿のセイラードんちのバラ園ぐらいはあるか。あれを真似して作ったんだもんな。あ、これを丸ごと移設すれば簡単じゃん、スフィンクスが整えてた植え込みもあるし。よし。


 “ハロルド、マツに動かないように言っててね”

 “だいじょうぶ!おはなしあいてがいるから”


 うん?話相手?まあいいか。


 俺はバラ園を丸ごと、さっき作った泉に移設した。

 泉の真上に重なるように噴水を置いて。

 そして、連絡用の蜜蜂の巣箱も一セット置かせてもらう。これで、いつでもクインビーがここに来れるからね。それにバラの蜂蜜は採集しないとね。


「わー、王子すごい。良い匂い~」

 『ほんに、みごとよの』

 『どれ、妾が少し整えてやろうかの』


 そこには、美しいバラもかすむ麗しい女神様が二柱いらっしゃった。

 水の女神ウンディーナ神は何処から出したのか、テーブルに広げた茶器のポットを手に取るとふわりと浮かび、噴水から水を汲んでいる。


 大地の女神のアティママ神はたおやかな白い手をバラに触れながら全体的な植え込みを調節してくださっているようだ。もともとの土と、持ってきた土をうまく融合させてくれている。ありがたい。


「叔母様達。よく来てくれました」


 それぞれテーブルに戻ってくる。今日は神気はほぼ無くて、大人の人間サイズでいらっしゃる。

 マツも、教会の隣の孤児院にいたからかお二人のことが分かるようだ。

「みずのめがみしゃま、あたしこうちゃのはっぱ、もってます」

 マツが下げてるポシェット風のマジックバックにはスーツケースサイズの容量があって、さっきもそこからハロルドに林檎を出していた。

 『それを使おうかえ』

 ポットには只今赤色くんが張り付いてお湯を沸かし中。

 “もう沸くぜ”


 『これも使うえ』

 今開いたばかりの、みずみずしい香りのピンクのバラを一輪持ってきた大地の女神の椅子を俺が引く。

 『おおきに。あんたもお座りよし』

「はい」

 新しくできた公園でバラを浮かべた紅茶を四人とたくさんの精霊達で味わう。

「ふう」

 公園には無数の精霊が集まっている。みんな、女神さまが大好きだ。


「マツの話し相手をしてくださってたとか」

 『この子は、花見の時にみたえ』

 『ほほ、子猫ちゃんや、妾の膝においで』

「あい」

 そうして、水の女神さまがマツを膝にのせて、マツがいた場所の茶器をずらし、新たな茶器を一組出す。

 その整えられた空間を、ウンディーナ様が指さす。

 『この席に、あれを出し』

「あれ?」

 『えっと名前はえっと?』

「まさかムーシュ?」

 『そうじゃ』

「わかりました」


 アナザールームの扉を出す。

 コンコン

「ムーシュ今いい?出てこれる?シャワーやトイレ中じゃないよね」

 ガチャリ

「なあに、鍵締めたのはそっちじゃない・・・ってあ!」

 バタン。


 自分で戻って行ったよ。

 “かみのけ、とかしてる”

 “もーもーいってる”

 報告有難う水色ちゃんと緑色ちゃん。


 ガチャリ

 今度は自分で出てきた。

「あの・・・」

 『ほほほ、今は何もせんから、そこにお座り』

「ひっ、ここのお二人は・・・まさか」

 正面に座る俺に聞いてくるので答えてやる。

「大地の女神さまと水の女神さまですよ。悪魔の貴女がお会いできるなんてすごいですよね」

 頷くもののガタガタと震えながら座っている。「はい。でもあたし、あなたさまがたと、このいっぱいいる精霊たちがちょっと苦手で」


 『我慢し。一応妾達から直接お説教をするだけじゃ』

 大地の女神が口元を檜扇で隠し目は笑顔になっているのだけど。・・・怖いぜ


 『いいか、我々は見ておったぞ、お主はいったい誰に悪態をしていたか分かっているか??』

「いいえ」

 『この子は、確かに食べたくなるぐらい可愛いというのは分かるが、本気で食うものではないぞえ。なんせ、創造神の孫にして、妾達の甥だからの』


「!・・・そ、それは知らなかったとはいえ、申し訳ありませんでした」

 天板にぶつけそうな勢いで頭を下げる悪魔。

 ゴッ

 角がゴリって行った。


 さすがの悪魔も女神の抑えているとはいえ神気に挟まれては何もできないのか。流石だぜ伯母様達。

 『この女はすっかりお前さんの浄化魔法で悪気は抜けとるの』

「そうなんですか?」

 確かに角はあるけど、最初に見た悪意は見当たらない。もう悪魔とは言えないのか?

 『じゃが、このものには上司が居るでの、お前さんが抱えたままだとそいつが面倒を起こすかもしれぬからの』

 ムーシュは悪魔のヒエラルキーのどこらへんだろう・・・。

 『人型では一番下じゃ』

「うっっ」

 本人の前で・・・ふるえちゃってるじゃん。

 そのまま女悪魔を見つめていると。

「あぁ、ふわあ」

 俺を見返す表情が変わってきた。目がトロリとして、口から涎が出てなんかだらしない感じ?

 『おや、ムーシュとやら、我が甥っ子を魅入ったかや』

 なんか指をくわえだした。

「やっぱり美味しそう・・・」

 『なに阿呆なことを』

 『お前さんは、無意味な殺生をこれまでやってきたからの、しばらく償いをしなねば浄化できぬからの』


 パチン

 アティママ神の指が鳴ると、ムーシュは強制的に開いたままの扉に吸い込まれるようにアナザールームに入れられた。と思ったら、アナザールームの存在感が俺から消える。

 『あれの空間は預かるでの、これからも悪魔を見たら、こうやって捕えて連絡くりゃれ』

 生け捕りでいいのね。良かった。

「わかりました。お願いします」

 『ではの。良い旅を』

 『猫の子も良い子での』

 かわるがわる猫耳を撫でていく。

「あい!」うん、良い返事。


 気が付けば、バラ園で俺とマツだけが座って傍らにはハロルドが立っていた。

「あ、お茶セット。ま、いいか」

 鑑定してみると〈大地の女神と水の女神の茶器五人セット:所有者シュバイツ〉

 真っ白な茶器だったのに、バラの模様に変わっていた。

 ありがと、伯母さんたち。大切に使うよ。

 さすがに噴水では洗いにくいので俺が丸ごと浄化魔法をかけて、アイテムボックスにしまう。


 テーブルセットも一度仕舞ったけど、少し寂しくなって、もう一度出す。

「こんど四阿でも作りにこようかな」

「あずまや?」

「このテーブルの周りに屋根のあるやつ」

「それならぶどうのやね!ポリゴンのバルコニーみたいな」

「そっちが良いか!よしよしそれならすぐ。マツやるじゃん」

 と言って、バラ園のアーチに使ってた二メートルぐらいの柱と金網を出して、蔓が絡みやすい土台だけ創り、アナザーワールドからぶどうの蔓を取ってきて、植え付ける。

 そして、聖属性魔法を発動すると、みるみる葡萄が伸びていき、ふさふさと実を付けだした。周りにはバラも咲いている。

「わーい。バラとぶどうのこうえん!」

「うまくいったな。もうここの公園の名前もそれにしようぜ」

 って適当な板に〈薔薇と葡萄の公園〉と書いて、アクリルでコーティングして四阿の上の方に張り付けておく。うん。ポイント名だな。


 『あら、こんなところに素敵な公園が』

 『やあ、いらっしゃい』

「どうしたハロルド?

 あ、ユグドラシル、よく来てくれた」

 『女神様たちから聞いているわ、ここは私が見ておくからもう大丈夫。植えてくれてありがとう』

「うん、宜しくね」

 『あと、もう少し北の方も見てきてあげて。子猫はハロルドと一緒に見ておくから』

「そうだね。じゃあ行ってくるよ。まってて、まっちゃん」


 こんどは単独で、バラと葡萄の公園から北へ自分の翅で飛ぶ。

 ああ、こっちも大変だったんだな。

 “おうじ、たいへん!こっちこっち”

 黄色ちゃんの叫び声でスピードを上げる。

 浄化魔法を地面に向かってかけ流しながら一キロほど進むと、一人の人が倒れていた。


お星さま★お願いします♪

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