第141話 天守閣侵攻
【DAO】イベント会場Part20【第四回】
37 名前:名無しの古代人
ついに大扉がやられたか
38 名前:名無しの古代人
やつは四天王の中でも最弱
39 名前:名無しの古代人
第二第三の扉はないけど
40 名前:名無しの古代人
青の城内は一回り小さい門があるな
41 名前:名無しの古代人
赤と青でわりと攻め方が違う
42 名前:名無しの古代人
てか城に入ってからの流れが速い?
43 名前:名無しの古代人
破城槌を持ち込むのは反則だろ
44 名前:名無しの古代人
防衛側が有利かと思ってたが
案外なんとかなってそう
45 名前:名無しの古代人
まあキングが目標なわけで
あんましガチガチだと終わらん
46 名前:名無しの古代人
二日三日続いても構わんぞ
47 名前:名無しの古代人
次回イベントまで開催きぼんぬ
48 名前:名無しの古代人
≫47
きぼんぬってきょうび聞かねーな
49 名前:名無しの古代人
別動隊狩りも蹴散らされたし
赤が上手くやってると見るべきか
50 名前:名無しの古代人
精鋭の使いどころが嵌まってる
そんなイメージ
51 名前:名無しの古代人
青が門の扉を壊せばね
攻めっけも少しは弱まりそう
52 名前:名無しの古代人
やっぱ先んじたほうが強いわな
53 名前:名無しの古代人
現時点での差は大きい
54 名前:名無しの古代人
挽回はキング次第か
55 名前:名無しの古代人
その前に
青の天守閣は攻めづらいぞ
56 名前:名無しの古代人
まさに最終防衛ライン
57 名前:名無しの古代人
途中の小門で破城槌は止まるしね
58 名前:名無しの古代人
扉もないしただの飾りと思ってたが
意外とやる子だった
59 名前:名無しの古代人
そこでにらみ合いが絶賛勃発中だ
60 名前:名無しの古代人
待ってりゃ先頭は簡単に潰せる
時間稼ぎには持ってこい
61 名前:名無しの古代人
別動隊でちょっかい出さんとな
突破は中々難しいでしょ
62 名前:名無しの古代人
半端な数だと余裕の返り討ち
63 名前:名無しの古代人
は?
一瞬で乱戦になったんだが
なんこれ
64 名前:名無しの古代人
本隊中央で普通に死んだわ
近くに敵がいた?
65 名前:名無しの古代人
装備の色が目立つし
深いとこまで入り込めるかよ
66 名前:名無しの古代人
数パーティが空を飛んでたとか
忍者部隊?
67 名前:名無しの古代人
跳躍は飛距離に限界がある
68 名前:名無しの古代人
青陣営の混乱ぶりが気持ちいい
もっと焦り散らかしてくれ
69 名前:名無しの古代人
霧に合わせて爆発の音が聞こえたな
70 名前:名無しの古代人
まさかの爆発タルで飛んだ?
71 名前:名無しの古代人
いや食らったら飛ぶけども
ダメージは痛いぞ
72 名前:名無しの古代人
バフかけて回復で間に合うかね
73 名前:名無しの古代人
タルで飛ぶとかいう面白シーン
赤の連中はよく黙っていられるな
74 名前:名無しの古代人
正直遠くて見えんかった
75 名前:名無しの古代人
おれたちはピ〇ミン
命令通りに動くだけだ
◇
――ゴーン、ゴーン!
すんなりと天守閣を上の階層に進み、まずはキングを起動して鐘を鳴らす。たとえ妨害目的だと分かっていても放置はできない。予想通り確認作業にパーティ規模のプレイヤーがやってきて、あっさり帰って行った。
《本陣の大扉が破壊されました! 青の集団が城内へ流れ込んで来ます!》
《了解した。現地の指示に従い各ポイントで防衛願う。本隊はキングを目指し進軍する》
『ふむ、青陣営の皆様方も追いついてきましたか』
『本隊も結構な数が防衛に回っちゃうけど仕方ないねー』
『平気平気! リードしてるのはこっちだ!』
相手も破城槌からプレイヤーへと主軸が移るタイミングだ。互いに人数のバランスをどう変えるかが大事になるけれど、そこは引き続きシュヴァルツさんに頑張ってもらおう。
『これからどうする?』
『重要な場面で背後を取りたいので、あまり大きくは動けません』
階段が塞がるとキング前の広間へ戻ってくるのは、ほぼ不可能。透明化も安全な空間がなければ無力だった。
『でしたら、拙者ができる範囲で攻撃致します』
『あたしたちじゃ逃げても警戒されちゃうもんね』
『待機も任務のうちかー』
対象が忍者なら諦めがつく反面、それ以外だと被害によっては徹底的に探される。見つからなくても不意打ちは難しくなるはずだ。
《天守閣へ侵入する。青本陣の復活場所が近いため背後に気をつけて、復帰と増援はまとまって行動して欲しい》
『うお、一気に来たな!』
『向こうは小門でしばらく粘るつもりだったとか?』
やはり、赤本陣の大扉突破が重なったことで迷いが生じたのかもしれない。指示があっても受け取るプレイヤー次第な部分はある。それは自分たちにも言えて、別動隊でも注意が必要だ。
『ではでは、恒例の爆発タルで驚かせに行きましょう』
『アイテムがなくなったときは追加で渡します』
『お願いするでござる!』