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社畜おじさん、仕事を辞めて辻ヒーラーになる。  作者: 七渕ハチ
第三章後半『攻城戦イベント』
141/143

第141話 天守閣侵攻

【DAO】イベント会場Part20【第四回】


 37 名前:名無しの古代人

    ついに大扉がやられたか


 38 名前:名無しの古代人

    やつは四天王の中でも最弱


 39 名前:名無しの古代人

    第二第三の扉はないけど


 40 名前:名無しの古代人

    青の城内は一回り小さい門があるな


 41 名前:名無しの古代人

    赤と青でわりと攻め方が違う


 42 名前:名無しの古代人

    てか城に入ってからの流れが速い?


 43 名前:名無しの古代人

    破城槌を持ち込むのは反則だろ


 44 名前:名無しの古代人

    防衛側が有利かと思ってたが

    案外なんとかなってそう


 45 名前:名無しの古代人

    まあキングが目標なわけで

    あんましガチガチだと終わらん


 46 名前:名無しの古代人

    二日三日続いても構わんぞ


 47 名前:名無しの古代人

    次回イベントまで開催きぼんぬ


 48 名前:名無しの古代人

    ≫47

    きぼんぬってきょうび聞かねーな


 49 名前:名無しの古代人

    別動隊狩りも蹴散らされたし

    赤が上手くやってると見るべきか


 50 名前:名無しの古代人

    精鋭の使いどころが嵌まってる

    そんなイメージ


 51 名前:名無しの古代人

    青が門の扉を壊せばね

    攻めっけも少しは弱まりそう


 52 名前:名無しの古代人

    やっぱ先んじたほうが強いわな


 53 名前:名無しの古代人

    現時点での差は大きい


 54 名前:名無しの古代人

    挽回はキング次第か


 55 名前:名無しの古代人

    その前に

    青の天守閣は攻めづらいぞ


 56 名前:名無しの古代人

    まさに最終防衛ライン


 57 名前:名無しの古代人

    途中の小門で破城槌は止まるしね


 58 名前:名無しの古代人

    扉もないしただの飾りと思ってたが

    意外とやる子だった


 59 名前:名無しの古代人

    そこでにらみ合いが絶賛勃発中だ


 60 名前:名無しの古代人

    待ってりゃ先頭は簡単に潰せる

    時間稼ぎには持ってこい


 61 名前:名無しの古代人

    別動隊でちょっかい出さんとな

    突破は中々難しいでしょ


 62 名前:名無しの古代人

    半端な数だと余裕の返り討ち


 63 名前:名無しの古代人

    は?

    一瞬で乱戦になったんだが

    なんこれ


 64 名前:名無しの古代人

    本隊中央で普通に死んだわ

    近くに敵がいた?


 65 名前:名無しの古代人

    装備の色が目立つし

    深いとこまで入り込めるかよ


 66 名前:名無しの古代人

    数パーティが空を飛んでたとか

    忍者部隊?


 67 名前:名無しの古代人

    跳躍は飛距離に限界がある


 68 名前:名無しの古代人

    青陣営の混乱ぶりが気持ちいい

    もっと焦り散らかしてくれ


 69 名前:名無しの古代人

    霧に合わせて爆発の音が聞こえたな


 70 名前:名無しの古代人

    まさかの爆発タルで飛んだ?


 71 名前:名無しの古代人

    いや食らったら飛ぶけども

    ダメージは痛いぞ


 72 名前:名無しの古代人

    バフかけて回復で間に合うかね


 73 名前:名無しの古代人

    タルで飛ぶとかいう面白シーン

    赤の連中はよく黙っていられるな


 74 名前:名無しの古代人

    正直遠くて見えんかった


 75 名前:名無しの古代人

    おれたちはピ〇ミン

    命令通りに動くだけだ




 ◇




――ゴーン、ゴーン!



 すんなりと天守閣を上の階層に進み、まずはキングを起動して鐘を鳴らす。たとえ妨害目的だと分かっていても放置はできない。予想通り確認作業にパーティ規模のプレイヤーがやってきて、あっさり帰って行った。



《本陣の大扉が破壊されました! 青の集団が城内へ流れ込んで来ます!》


《了解した。現地の指示に従い各ポイントで防衛願う。本隊はキングを目指し進軍する》



『ふむ、青陣営の皆様方も追いついてきましたか』


『本隊も結構な数が防衛に回っちゃうけど仕方ないねー』


『平気平気! リードしてるのはこっちだ!』


 相手も破城槌からプレイヤーへと主軸が移るタイミングだ。互いに人数のバランスをどう変えるかが大事になるけれど、そこは引き続きシュヴァルツさんに頑張ってもらおう。


『これからどうする?』


『重要な場面で背後を取りたいので、あまり大きくは動けません』


 階段が塞がるとキング前の広間へ戻ってくるのは、ほぼ不可能。透明化も安全な空間がなければ無力だった。


『でしたら、拙者ができる範囲で攻撃致します』


『あたしたちじゃ逃げても警戒されちゃうもんね』


『待機も任務のうちかー』


 対象が忍者なら諦めがつく反面、それ以外だと被害によっては徹底的に探される。見つからなくても不意打ちは難しくなるはずだ。



《天守閣へ侵入する。青本陣の復活場所が近いため背後に気をつけて、復帰と増援はまとまって行動して欲しい》



『うお、一気に来たな!』


『向こうは小門でしばらく粘るつもりだったとか?』


 やはり、赤本陣の大扉突破が重なったことで迷いが生じたのかもしれない。指示があっても受け取るプレイヤー次第な部分はある。それは自分たちにも言えて、別動隊でも注意が必要だ。


『ではでは、恒例の爆発タルで驚かせに行きましょう』


『アイテムがなくなったときは追加で渡します』


『お願いするでござる!』

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