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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。
この連載作品は未完結のまま約5ヶ月以上の間、更新されていません。
今後、次話投稿されない可能性もあります。予めご了承下さい。

聖火

作者:青山喜太
 これは勇者が世界を救った2000年後の物語。
 勇者歴2104年、4年前に起こった世界大戦の影響から各参戦国は疲弊しきっていた。
 そんな中、参戦国の中の一つであるソール国は今もなお緊張状態にある、世界情勢を鑑みて史上初の男女問わずの騎士学校入学者を募集する。

 少女の身でありながら、頭ひとつ抜けた剣の才覚の持ち主である貴族の娘ネクス。
 商人の娘であり、誰よりも頭が切れるミケッシュ。
 そして秘密を抱えた勇敢な少年リリベル。
 そんな三人は募集に応えた、入学希望者だった。

 学校のある王都エポロへと、列車に揺られながら同席した三人は、しかし、とある事件へと巻き込まれることになる。

「魔王様……」

そう呟く一匹の魔物によって。

────────

「こんなもんか?」

「何をやっている」

「おお! 旦那ぁ! 今あらすじを考えていたとこなんだよ!」

「……我々の計画のか?」

「そう! 最初は肝心だろ? 何が起きて何を生み出すのか、みんな知りたいと思うんだ!」

「お前の言っていることは相変わらずわからんな。皆とは……いつものあれか?」

「そう神様!!」

「悪趣味だな、お前の神は」

「そう言うなよ! 多分最後になるんだからさ!」

「そうだな」

「そうさ!!」

「行くぞ、候補者は絞れたとはいえ所詮は、的中率は実際に確かめないことにはわからん」

「旦那は心配性だなぁ、もう実質決まってんだろ?」

「予言や占いなど信頼できん」

「それ魔法使いのセリフって自覚ある?」

「当たり前だ私の流派は堅実でな」

「はは! そりゃよかった! じゃあそろそろ始めますか!」

「例の地点で全ては始まる」

「……帰れるかな」

「賭けになるな」

「……まぁいいさ! 利害は一致させてんだからな」

「お前の前向きさは見習いたいところだな」

「だろ?」

「では、行こう。魔王様のために」

「おー、大変ご立派なことで」

「本気だからな、世界のために」

「幸福のために?」

「そうだ」

「はぁ……そんじゃまぁせいぜい楽しもうぜ旦那、なんせ──」

「最後だから……か?」

「そういうこと」




─────────────

カケヨム様でも投稿中です。
第零話 イントロ
2024/03/01 00:28
第二話 王都エポロへ
2023/12/30 13:38
第九話 秘密
2024/01/05 20:11
第十話 嘘をついた
2024/01/06 21:36
第十一話 そして
2024/01/08 02:47
第十八話 翌日
2024/01/14 20:52
第19話 接敵
2024/01/15 21:24
第二十三話 ワープ
2024/02/25 22:12
第二十四話 始動
2024/03/10 22:25
第二十七話 失恋?
2024/03/22 21:51
第二十八話 いらない子
2024/03/30 19:43
第三十三話 アビリティ
2024/04/07 19:51
第三十七話 迎えに
2024/04/16 22:23
第四十八話 騎士の先生
2024/05/25 21:19
第四十九話 騎士の先生②
2024/05/30 20:38
第五十話 騎士の先生③
2024/06/09 00:00
第五十二話 騎士の先生⑤
2024/07/08 22:18
第五十三話 騎士の先生⑥
2024/07/17 21:36
第五十四話 聖火
2024/07/23 21:08
五十七話 神
2024/08/18 12:26
第六十話 再会
2024/09/01 21:19
第六十四話 奇怪な鉄砲隊
2024/09/23 20:04
第七十五話 涙
2024/10/30 20:16
第七十六話 飛空戦艦
2024/11/03 20:23
第七十七話 甲板にて
2024/11/08 20:08
第七十七話 兄と青
2024/11/12 19:59
第七十九話 風と共に
2024/12/01 10:09
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