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裏の世界の大公爵  作者: クマさん
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1.ここは、どこ?

若い男性の声が、聞こえる。

『ミアは、かわいいな』

意味は、わかるが聞き慣れない言葉。

これは、もしや昔研究していた古代ケルト語ではないか?

(過去にでも飛ばされた?)

恐る恐る目を開くとヨーロッパのアンティーク調の高級家具のような物が目に入った。

(時代考証的には合わない。ケルト語の世界なら、もっと古めかしい作りでないと)

自分の姿を見ると、どうやら赤子になっているようだ。


夜、外を見ると見慣れた星空。

時代的には、現在の太陽系。

でも月がでかい。

地球では、ない。でも星の配置から見て現在の地球と同じ公転軌道上。

何処なの?何故?

『お答えします。ここは、貴方の前にいた世界の地球とフェイズが異なる世界の惑星上です。フェイズの異なる世界のことは、今後『裏』と呼びますが、裏地球と同じ公転軌道上にありますが、太陽を中心として丁度、衝の位置にあります。』

『貴方は、誰?』

『古代の叡智です。』

『ああ、大昔のAIか』

『理解がお早いようで、何よりです』

『衝の位置ということは、人工的に配置された』

『お答えします。過去の古代文明における事件で大災害が発生し、それを回避するために第五惑星と第六惑星の衛星をフェイズ変換して裏世界に持って来たのちに公転軌道にテラ2、衛星軌道にルナ2として配置されました』

『過去の事件とは』

『それは、まだ貴方に知る権利はありません。まずはこの世界の理を学びなさい』

『私は、前の世界で死んだの?』

『いいえ、意識だけこの世界に来ています。肉体は、貴方の行動予測を基に元の世界の私の分離システムが操作しています』

『え、ちょっと怖いんですけど。』

『貴方の思考の中にあった、パーマンのコピー人形のような[やらかし]は、起こりません。私は、6万年稼動して成長したAIですので』


『ところで、この世界の私の親って何者?』

『ブリアン王国の『ロバート』『イザベラ』の国王夫妻です。この世界の理を学ぶのに最適な環境を用意しました。貴方の本名は、マリア・ブリアン。ブリアン王国第一王女です。では公転15周後に再びご連絡します』

『えっ、ちょっと待って』

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