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ブレイクスルーエイジ

作者:KARIN
 見えちゃう。全部。
 問われれば、答えが。

 嘉承碧(カジョウアオイ)

 天才で天災。彼女は時空転移装置を作った。
 バックトゥザフューチャーに出てくるアレ。

「未来で会いましょう」
「え?」
「嘉承さん。タイムマシンの作り方って知ってる?」

――∞の速度。

 キッカケは些細な事から始まった。

「知らない知らない知らない知らない」

――知る者は強い。強さには責任が伴われるの。

 彼女は未来に消えた。
 時空転移装置を使うことによって。

「聞くが、私は何を得る」
「相手の知る情報です。まぁ付随して、全財産ってところです。メインはやはり、情報ですね」
「全財産.... 命もか」
「そう。負けたら死にます」

 そう。彼等は全力で戦っていた。己の全財産を賭けて、全力で。
 この世界では、仮想世界脳戦という賭けが、あらゆる場所で行われていた。
 尚、負けたら死ぬらしい。
 私達の子孫は、こんなサイバーパンクで生きている。いや、死んでいる、人として。

 人間は増え過ぎたのさ。

 このシステムの開発者はそう語ったらしい。満面の笑みで。
 彼等はこの時代をこう呼んだ。
 BreakthroughAge-ブレイクスルーエイジ
 直訳は "画期的な時代" だが、彼等は "革命期" とそう呼んだ。

 こんな黒歴史を革命期と呼ぶらしい。末期だな。
 まぁ確かに、今は末期だが。

 2098-4-2
息子の息子の息子
2021/10/17 16:56
東の天災姫
2021/10/17 17:02
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