表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【完結&1109万PV突破!】エージェントは異世界で躍動する!  作者: 琥珀 大和
エージェント、またどこかに飛ばされる!?
735/1622

第二章 亜人の国「清廉なる魔王⑱」

「ヴェルザンデイの実体はどこにあるんだ?」


「神界だよ。」


「神が下界に介入するのはご法度ではないのか?」


「予言くらいなら問題ないよ。それを信じるかどうかは、下界の人次第だし。」


なるほどな。


神託と似たようなものか。


「それで、リーナが言うには、魔王と契りを交わせと予言したと聞いているが、あの意味は?」


「契りというのは、そのままの意味だよ。」


「そのまま?」


「婚姻を結べば良い。」


「···なぜ?」


嫌だ。


絶対に嫌だ。


「そんなに嫌そうな顔をしなくても···リーナはかわいいし、相手は王族だよ。何に不満があるのさ?」


「亜人側につく魔王と、人族の有力者が婚姻を結べば、人種差別はなくなるとでも思っているのか?」


「効果がまったくない訳じゃないでしょ?」


「多少は影響するかもしれないが、俺は元々人族だからな。市井の状況は変わらないさ。」


「ん~、そうかなぁ。」


「むしろ、今ある脅威を遠ざけるための交渉をすべきだと思うけどね。」


「王家と縁を持てば、魔族に対抗できるでしょ?」


「さっき話した通り、俺は堕神シュテインとの因縁がある。この国や大陸のことは、基本的にその土地の者が自ら解決できなければ意味がないと思うぞ。」


「シュテインかぁ···確かに厄介な相手だよなぁ。」


「やっぱり、神繋がりでシュテインを知っているのか?」


「話は聞いているよ。彼は邪神だからね。」


「邪神ねぇ···。」


「邪神は人の負の感情が大好きだからね。放置しておくと、多くの人が命を落とす。」


「倒す手だてはないのか?」


「真神だからね。物理的に倒すのは難しいと思うよ。」


神界に戻すのも、倒すのも難しいとなると、対処が厳しすぎる。


「何か方法はないのか?」


「ない···と思う。」


シュテインの対処については、アトレイクが戻るのを待つしかないか。


神会質疑で神界に戻されているから、あまり期待はできないがな。


更迭とかされていそうだし。


神が更迭されるって、どうかとは思うが···。






おもしろい!早く続きが読みたい!と思っていただければ、広告を挟んだ下にある【☆☆☆☆☆】を【★★★★★】にしていただけるとモチベーションが上がります。

よろしくお願いしますm(_ _)m


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ