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【完結&1109万PV突破!】エージェントは異世界で躍動する!  作者: 琥珀 大和
エージェント、またどこかに飛ばされる!?
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第二章 亜人の国 「エージェントの二つ名⑦」

「···や、やっと半分か···もう良いのではないか?こやつがロクデナシだと、十分にわかったことだし。」


ブレドが言うように、もう十分だと思われた。


羞恥心で身悶えしそうだ。


ただ、上辺だけを判断して、ロクデナシ扱いはないだろうに。


「そうしたいところだけど···ベントが強く主張しているのよ。彼の本質は、後半にあるって。」


上位精霊は、俺を悶え死にさせたいのだろうか。


「ミーキュア、続けて。」


ミンが強い眼差しでミーキュアを促した。


「わかったわよ。はあ、こんな2つ名鑑定、最初で最後よ···絶対。」


ミーキュアがため息をつきながら、羊皮紙に書き出す手を、再び動かした。


「···"魔物無双"。これって···。」


「···貴様、これまでに、どのくらいの魔物を屠った?」


「さあな、1000体くらいじゃないか?」


「何年かかった?」


「2~3ヶ月くらいだ。」


「ぬぅ···ま···まあ、魔物もいろいろだからな。」


ブレドは、俺を大して強くないと思いたいようだ。


「そうだな。」


「···ミーキュア、次だ。」


「···"融合魔法の先駆者"。」


「なっ!?貴様は魔法が使えないのではないのか!?」


「···なあ、まだ先があるんだろう?いちいちツッコンでいたら、いつまでも終わらないぞ。」


いい加減に面倒になってきた。


「ぐ···ぬ···だが···。」


「後で、必要であるなら質問をすれば良い。答えられることばかりではないがな。」


「ぬぅ···。」


「ブレド、彼の言う通りよ。これ以上、時間をかけても仕方がない。まずは、すべてを列挙させて、それから考えましょう。」


ミンが生産的な意見を述べた。


一番冷静なのは、やはり彼女のようだ。





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