表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
25/1622

24話 模擬戦③ vs認定官×5+ラルフ

相手の6人は扇状に広がり、俺との間合いを計りだした。


全員が武具を装備。


片手剣が3人、両手剣が2人、ダガーが1人。


それぞれが独特の構えでリズムを取っている。


エージェントの職務で敵との近接戦に使用される武器はナイフか無手が多い。


近代社会においては剣で闘うことなどほとんどないと言っていい。


だが、剣を相手にする時に気をつけないといけないのは武器ごとの間合いが遠いということだけだ。相手の呼吸や各部位の緊張を瞬時に観察し、動きを読むということに関しては何も変わりがない。


俺は膝を落とし、右手に持った伸縮式警棒を地面をすくうように振るった。


ガッ!


転がっていた小さな石が警棒に弾かれ、真ん中の認定官の額を打つ。


「あうっ!」


1人目離脱。




力の加減に細心の注意を払い、相手の命を奪わないようにしないといけない。


模擬戦は俺にとって、この世界の人間の実力レベルを知り、自らの力のコントロールを磨く大事な自習時間に位置づけていた。




「マジかっ!?」


「あんなので倒されるなんてチートかよっ!」


認定官達が驚きと焦りの表情を浮かべる。


「ま···魔法で集中砲火よ!」


「だめだっ!あいつには魔法は効かないっ!!」


女性認定官の提案にラルフがすぐに否定の言葉をならべる。


「いや···効かなくても意識的な牽制はできるはずだ!」


「よしっ!」


男性認定官が良い判断をする。


確かに魔法でダメージを与えることができなくても精神的な恐怖心は煽れる。


ただし、一般人が相手の場合に限るが。


炎撃と氷撃。


ラルフ以外の全員が魔法を放ってくる。


だが···


俺は斜め前方から迫ってくる炎撃に正面から飛び込んだ。


「「「「なっ!?」」」


炎撃が壁がわりとなり、撃ち手の視界から俺の姿を隠す。


すでに間合いは半分。


魔法は俺に直撃した瞬間に消滅する。


撃ち手の女性認定官は突然俺の姿を視界に捉え、驚愕と混乱に陥った。


そのまま距離を詰め、みぞおちに警棒を握ったままの拳を入れて戦闘不能にする。


2人目離脱。


すでに魔法が効かないと立証済みの俺に恐怖心などないのだ。





この状況を目の当たりにした残りの認定官とラルフは


「こんなめちゃくちゃな奴と模擬戦なんかやるんじゃなかった···。」


と、すでに後悔をし始めていた。






評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[気になる点] 異世界人なのにチートを知ってるのが違和感を感じる。せめて化け物かよぐらいでいい
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ