表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【完結&1109万PV突破!】エージェントは異世界で躍動する!  作者: 琥珀 大和
エージェント、またどこかに飛ばされる!?
1146/1622

第3章 絆 「神界への扉③」

もっと感慨深いものがあるかと思ったが、特にそうでもなかった。


久しぶりに聞いた声にも、特別な感情が溢れ出るようなことはない。ただ、そこには微かに安心をもたらす何かだけが感じられた。


くされ縁の旧友に再開したら、こんな感覚なのだろうか。


俺の記憶にあるくされ縁は、文字通りのものばかりであまり参考にはならなかった。


「久しぶりに投げかける言葉としては最悪だな。」


『事実を述べただけだ。相変わらず、敬う心というものを知らないようだ。』


「敬っているさ。自分なりには。」


『まぁ、良かろう。壮健で何よりだ。』


「お互いな。」


そういえば、実は女神だったという説を聞いていた。


神という存在は象徴的なものとも思えるので、男神だろうが女神だろうが関係はないが・・・。


それに、神界では元閣僚だったか、重要なポストにいたとも聞いている。


ツッコミどころが多すぎて、話を振る気にもならない。


『どうかしたのか?』


「・・・いや、聞きたいことが多すぎて、頭を整理していた。」


『そうか。残念ながら、あまり時間がない。』


「そうなのか?」


都合の悪い質問を避けるために、適当な事を言っているのではないだろうな。


『以前とは違い、神界に呼び戻された身だ。そちらで顕現するためには、生滅変化を繰り返して常住不変の存在となる必要がある。』


「・・・悪い。何を言っているのか、意味がわからん。」


『要するに、今の状態でも消耗が激しいということだ。』


そのまま話を引き延ばしたら、消滅でもするのだろうか。


「わかった。無駄話は控えよう。ここには他の者たちと一緒に来た。無事なのか?」


『問題はない。あの者たちは、個体差はあれど、善性の要素(エレメント)を持っておる。』


神界に戻ったら哲学的な物言いになるのか、いちいち難しい言い回しをする。


「無事なら良い。」


『うむ、あまり時間がない。要点だけを伝えるぞ。このまま奥まで進むと祠がある。そこで、手をかざし、念じるのだ。』


「何を?」


『そうだな、アトレイク様大好き~とでも念じるが良い。』


「馬鹿じゃないのか?」


『失礼な。これは重要なことなのだぞ。神を敬う気持ちが、そなたに力を頒つことになる。』


「何の力だ?」


『祠を介して、一時的に神力が共有される。それを使えば、その世界に限定はされるが、望む場所への転移が可能になる。』


「随分と貴重な力を授けてくれるものだ。」


『授けるわけではない。あくまでも祠を介して、刹那的に提供されるだけだ。』


「それは、祠の前にいる時しか使えない力なのか?遠方に転移をしたとして、一方通行だと困りそうだが。」


『往路に使える程度のものは供給されるだろう。』


初めて、神アトレイクが本当の神に見えてきた瞬間だった。





おもしろい!早く続きが読みたい!と思っていただければ、広告を挟んだ下にある【☆☆☆☆☆】を【★★★★★】にしていただけるとモチベーションが上がります。

よろしくお願いしますm(_ _)m 


新作、「芒星の勇者 ~勇者として召喚されたけど、好き勝手に生きて何が悪い~」も同時連載中です。こちらもよろしくお願いします。

https://ncode.syosetu.com/n1091hn/

  


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ