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【完結&1109万PV突破!】エージェントは異世界で躍動する!  作者: 琥珀 大和
エージェント、またどこかに飛ばされる!?
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第3章 絆 「炎帝ロゥズル⑨」

炎帝ロゥズルと視線を合わせる。


重々しい雰囲気を纏ってはいるが、その目には温もりのようなものを垣間見ることができた。


「名は何と言う?」


「タイガ・シオタだ。」


「タイガ・シ、ショ、シオウゥ···。」


おまえもかっ!?


発音がしにくくて、ショタまでたどり着きそうだった。


「タイガで良い。家名は無視してくれ。」


「···ん、ゴホンっ!では、改めてタイガよ。炎帝ロゥズルだ。」


威厳も何もあったものじゃない。


だが、今の反応に親しみやすさを感じた。


「こちらこそ、よろしく。」


「ファラフナーズが世話になったようだな。礼を言うぞ。」


「その物言いだと、ファフのことを大事に思っているようだな。」


「当たり前のことだ。我にとって、家族に等しいからな。」


優しい目をしている。


黒虎スワルトゥルや銀竜フィートルもそうだったが、四方の守護者はすべてがそのような本質を持っていた。


「俺が何者なのかは、わかっているのか?」


「わかっておる。再びグルルとつながりを持てることは、喜ばしいことだと思うぞ。」


「それは光栄だ。」


「そなたがここを訪れることは、託宣で聞き及んでいた。いつ来るのかまではわからなかったのだが、ファラフナーズと一緒というのも、何かの因縁であろう。」


「···託宣?俺が来ることが、あらかじめわかっていたのか?」


「そうだ。我は、はるか以前よりこの場の守護を担っておる。少し前に、神からの言が頭の中に直接響いてきたのだ。」


なぜ、四方の守護者の一角である炎帝ロゥズルが、この場の守護を担っているのか。


その疑問は、周囲を細かく観察することで解けた。


四方の守護者と呼ばれる神獣や神竜の彫刻像が、この場を囲むように四隅に置かれている。


以前に、ソルが話していた光景がそこにあったのだ。


「悪魔の襲撃か···。」


「そうだ。奴らは、この奥にある扉をくぐろうとしたのであろう。ある時期に、頻繁に襲撃を繰り返してきた。」


「悪魔にとって、何か重要なものでもあるのか?」


「物品の類いではないだろう。直接、神界に攻め入ろうとしたのではないかと思う。詳しい事情はわからずじまいだ。」






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