No.2 始まり
さて、月日は流れて早6年。
言うまでもなく、それはもう可愛らしいサクラっていう
名前に相応しいくらいの可憐なロリっ子に育った私は
周りのお家の子供達と共に街でぶいぶい言わせまくってた。
何をしたかって?
どうやら、この世界には固有スキルって言うものがあって
生まれてくると一人一人にそれがつくらしい。
それで、私の家の家系は代々チート家系らしく
一人で複数のスキルを持つことができる珍しい家系なんだとか。
そういうこともあって、齢6にして
なんと固有スキルが3つ!の俺マジ強ェ状態なのですよ。
まず、1つ目が血筋で生まれるスキル
「桜を生む」っていうスキルで、どこでも桜の木を作れて
どこからでも桜の花びらを出せる。
何に使っていいのかはわからないけど、
私の家系は代々花と大きな関係があるらしく
あの美しい母は「百合」の花を咲かせることができる。
ちなみに、母の名前はリリー。
それから、2つ目のスキルは
「思い描いたものを創造する」っていうスキル。
これがもう、本当にチートなんですわ!!
あのね、一通り試してみたの
例えば某テイル○の技とかさ?
鮮明に思いだしたら使えるしさ?
某スーパー〇〇○戦のゴットフ〇〇○ーって技とかさ
鮮明にね?思い出したらね?使えるの!!
一つ難点なのは、鮮明に思い出せないと使えないってところで
うる覚え物とか、一瞬しか見たことないものとかは
勿論創り出すことが出来なかったのと
慎重に使わないと、この世界に無いものも作れちゃうから
本当に危ない能力だと思ってる。
それからもう一つ。
この能力には制限があって、命は3つの事ずつしか出来ないってこと。
例でいうと、魔物を一体出すとするじゃない?
2体目、3体目までは出せるけど、そのうちの一体が
死ななければ創造する力は使えなくなるのと、
死んだ者を蘇らせることは出来ないの。
だから、むやみに命を創ることは拒みたい。
そして、最後は「会話」って能力。
私は生きてるものなら、なんでも話すことが出来る。
それが例え木々や魔物であっても。
そして、意思疎通を取ることが出来る。
なかなかに便利な能力なので重宝している。
そんな感じって言うこともあって、
私はその3つの能力を使って街の中で番長になった。←
そう!!!番長になった!!!!!
見た目、めちゃくちゃか弱そうに見える可憐な女子ということもあって
なんか、近所のクソガキ達から囲まれてウェイウェイされたのね?
最初は、どうでもよくって無視してたんだけど
無視し続けてたら、今度は小学生くらいの子たちを連れてきて
同○誌みたいな展開になりかけたのね。
その時、あ…この世界のアレ事情は進んでるのね…
ってしみじみ思ったんだけど。
そういう時は、正当防衛としてやっぱり戦わないといけないでしょう?←
だから、弱めのゴッ○フィ○ガーで締めたら
いつの間にか祭り上げられて
街の番長として君臨することになったのが、私です。ええ。
とうとう幼少期編始まります。