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『手水の速記』

作者: 成城速記部
掲載日:2026/03/07

 ある村に代官が来て、一晩泊まった。失礼があってはいけないので、村人たちは、代官に食べたいものを尋ね、下にも置かぬもてなしようであった。

 翌朝、深酒をして遅く起きた代官が、手水を所望したところ、この村では、手水という言葉を使う者がなく、言いつかった下男は主人に相談し、主人は忘れないように速記で書きとめて寺に駆け込み、住職に相談したが、住職も手水がわからない。漢字で見ればまだしも、音だけで言われても、手水は、難易度が高いのである。

 住職は、経典をひっくり返して、ようやく、長頭という言葉を見つけた。村で一番頭の長い男を連れていくと、代官が、顔が洗いたいから水を持て、と言う。長頭はどうしますか、と尋ねると、それが手水だ、と言われたので、間違っていることがわかった。



教訓:どこからどこまでを常識とするかによって、代官が正しいか誤っているかが変わる。

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