表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
魔王を倒す何人かの勇者  作者: 街角で見かけたレタスロール
1/4

プロローグ

今から400年前、アッカルーイ王国に一匹の獣が現れた。

その獣は高い知能を持ち、狼のような風貌で二足歩行し、肉食獣のように厚いたてがみを備えていた。

上半身は厚みがあり、肩からウエストにかけて引き締まった逆三角形の体型は、まるでブルドッグが直立して歩いているかのようだった。

やがてその獣は、異国から伝来したパーティー用の仮面と鮮やかな青いマントを身にまとうようになった。

獣らしからぬその風貌は人々の興味を引き、多くの者がそのもとへと足を運んだ。

しかし、人々はすぐに気づくことになる。

その好奇心は、心の奥にしまっておくべきものだったのだ。

魔王に近づいた者は、皆惨殺された。

屠った後も返り血を一切浴びることなく、冷淡に命を奪うその姿は、獣の冷酷さを象徴していた。

それ以来、獣が奪った命は数知れず、いつしかその紳士のような外見と冷酷さから、人々は彼を「魔王」と呼ぶようになった。

最後の目撃情報があったのは、およそ200年前。

それ以降、誰も魔王を目撃していない。

彼が今も生きているのか、それとも既に死んでいるのか――それすら分からぬまま、時は流れた。

今では多くの人が魔王は死んだと結論づけ、その恐怖も過去のものとなっている。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ