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科学者を辞めた

作者: 天川裕司

初めまして、天川裕司です。

ここではシリーズでやってます『夢時代』と『思記』の原稿を投稿して居ります。

また、YouTubeドラマ用に仕上げたシナリオ等も別枠で投稿して行きます。

どうぞよろしくお願い致します。

少しでも楽しんで頂き、読んだ方の心の糧になれば幸いです。

サクッと読める幻想小説です(^^♪

お暇な時にでもぜひどうぞ♬


【アメーバブログ】

https://blog.ameba.jp/ucs/top.do


【男山教会ホームページ】

https://otokoyamakyoukai.jimdofree.com/


【YouTube】(不思議のパルプンテ)

https://www.youtube.com/@user-vh3fk4nl7i/videos


【ノート】

https://note.com/unique_panda3782


【カクヨム】

https://kakuyomu.jp/my/works


【YouTubeドラマにつきまして】

無課金でやっておりますので、これで精一杯…と言うところもあり、

お見苦しい点はすみません。 なので音声も無しです(BGMのみ)。

基本的に【ライトノベル感覚のイメージストーリー】です。

創造力・空想力・独創力を思いっきり働かせて見て頂けると嬉しいです(^^♪

出来れば心の声で聴いて頂けると幸いです♬

でもこの条件から出来るだけ面白く工夫してみようと思ってますので、

どうぞよろしくお願いします(^^♪




タイトル:科学者を辞めた


受精とは、

卵子と精子が結合して、

1つの細胞(受精卵)になること。

妊娠の基礎となり、月経開始日から

約2週間後の排卵の時期に起こると言う。


これに従う形かこれが基なのか、

花粉による受精とは

植物の雄蕊にある花粉が

雌蕊の桂頭に付着し、

これを受粉と言いながら

花粉管を伸ばして

胚珠内の卵細胞と合体すること。


動物の受精も人間の受精の場合と同じく

卵子と精子が結合する過程で受精卵が形成され

体内受精・体外受精の2つを持ちながら、

子孫繁栄の基になっている。


しかしこれらの知識は人間の知識にあり

何者かに与えられたこの知識は

ただ1つの疑問の前に砕け去る。


子供「…ねぇどうして?」

博士「ん?何がだい?」


子供「どうして精子と卵子が一緒になったら子供ができるの?」

博士「…いやどうしてって、そうなってるからだよ」


子供「だからなんでそう成ってるの?」


…「だからなんでそう成ってるの?」


「だからなんでそう成ってるの?」


「だからなんでそう成ってるの?」


「だからなんでそう成ってるの?」


「だからなんでそう成ってるの?」…


博士「…………………」


この博士は頭が良かった。

いわゆる聡明である。


これまで人間が棚上げしてきた事柄に

改めていち早く辿り、

もう一度その原点に戻った上で

研究に研究を重ね、考慮に配慮を重ねて、

今子供が言ったその疑問の根源を

何とか突き止めようと、

人間が持ち得るあらゆる能力を駆使して

全霊を懸け、その後の人生のすべてを

その研究1つに捧げようとしたわけだ。


しかしその姿勢が

この疑問から生まれた

1つの答えに打ちのめされて、

彼はそれまで地位を保ち続けた

科学者の分野から身を引き、

博士から一介の人間に成り終えたと言う。


そしてその後は、

無から得た…いや正確には得させられた

その土台の上に立ち、

与えられたその機能のすべてを

ただ利用する側に回った。


元博士「…初めから人間とゆう生き物はこうだったんだ。この分野を超えてはおそらく人は狂う」


元博士「『真実を突き止めようとすると人は狂い始める』と言うあの言葉の諸元は、おそらくこの辺から来て居るものだ…」


彼にはその過去に、

未知の世界に足を踏み入れようとした

経験がある。


その時の彼は国から必要とされていた

国選科学者の立場に立ち、

そうせざるを得なかった経験もあり、

無理をして、人間のその領域を

越えさせられようとして居たわけだ。


だから余計にこの時、

その事による危険性が

益々以て身に押し迫る

危機の様なものを感じて居たのだ。


そう、彼は1度、独裁科学者に成りかけた。


いわゆるマッドサイエンティストと言うやつで、

自分の「人間の力」を以て

あらゆることを成し遂げ、

究明すればするほど、説明付ければ付けるほど、

人間にこの世で出来ない事は無いと信じ、

究明出来ないものは無いと信じ、

その驕り高ぶりで

身の周りに居る「劣等を感じさせる人間」

全てを下に見て、自分が上に立ち、

『科学力で人間を世界を支配しよう!』

…などと、

人の先を生き掛けた事があったのだ。


だからこの時、

余計に危険を感じたのである。


人間が取っては成らない身の危険。

その深みに嵌れば必ず

「人の領域」を越えようとして、

人ならずの人…自分の目的・利益の為には

他人の犠牲を何とも思わず、

いわゆる独裁者・マッドサイエンティスト

ゆくは廃人のるいにまで辿り着く。


そこまでを瞬時に捉えた博士は元博士と成り、

子供と一緒に

この自然界を見上げる側に戻ったのである。


そして…


元博士「楽しもう!楽しもう!この与えられた世界を享受しよう!喜ぼう!喜ぼう!この与えられた自然と世界を享受して、自分の目的・利益の為に、今ただ身の周りに在るこの物たちを活用し、そこで人間最大限のパラダイス・生活広場を設けよう!…」


そう謳う事が口癖となり、

人によっては

「少しやけになった博士」の姿を見る傍らで、

「これが正しい人の在り方」…

「それで良い」…

「狂ったんじゃないか?」

「可哀想に…」

などの賛否両論が飛び交いつつも

それが常識となり、

世界・世間・町中を左右する

流行・風潮とも成り、

事を全て落ち着ける形で

1つの「世界」が出来て居た。


それが今のこの世間・世界、

男女ひとの日常である。


(別日)


そんなある日。

公園で遊んで居た子供が

またつぶやいた。


子供「…ねぇ、なんでここに砂場があるの?」


丘で空を見上げて居た子供がつぶやく。


子供「…ねぇ、星ってなんであんなふうにあるの?」


パソコンを前にしていた子供がつぶやく。


子供「このパソコンって誰が作ったの?」


その横に居た子供がつぶやく。


子供「…そのパソコンを作る才能って、一体誰が作ったの?…いや与えたの?かな…」



動画はこちら(^^♪

https://www.youtube.com/watch?v=5He5XkIcI2c

少しでも楽しんで頂き、読んだ方の心の糧になれば幸いです。

サクッと読める幻想小説です(^^♪

お暇な時にでもぜひどうぞ♬

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