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目が覚めたら目の前に推しがいた。  作者: アーサー・D
2/2

推しの為なら例え火の中水の中

やっぱりこうなるんだよね。

推しの車に乗せてもらい、何故か助手席に座り、そのまま会社に送って貰うという。

ファンが見たら即暗殺案件だろこれ。え、もしかして今日は俺の命日だった?

いやそんなことは今はどうでもいい......。

問題はこの右隣にいる推しについてだ。

この状況でこんな落ち着いて運転出来る??俺ならできないね、

知らない奴が助手席に座ってんだぜ?そんで今そいつの仕事場に送ってるって、おかしいだろ、初対面だよ。一応言っとくけど。

今日初めてであった人くるまで送ろうとはならんだろ。俺はならんな。


「こっちであってる?」

「ア、ハイ...」

「ねぇ緊張してる?笑」

「し、しししししてないですケドッ!?」

「ふはっ笑」

「〜〜〜〜〜ッ(萠)」


こいつぅ...俺が推しだって気づいたな。流石アイドル、そういう目には敏感なのか。くっそ緊張度が上がったじゃぁねぇか。今まではまだ余裕あったのにぃぃ!!


「ほら、このへんだろ?」

「あ、はい!ありがとうございましたっ!!」

「あっ、ちょっと!?...行っちゃったよ」


呼び止められた気がするけどそれどころじゃない、今は遅刻するかしないかギリッギリの時間...1歩でも間違えれば遅刻→上司に怒鳴られる。

1番最悪の事態だな。それだけは避けなければ。








「次は気をつけてね」

「はい、すみません...」




いや遅刻したよ、結局遅刻だよ。

今日は上司の機嫌よかったから助かったものの...。あー、この気持ちで仕事したくねぇ〜



「山下さん、山下さん」

「はい、?」

「ロビーでお客様がお待ちです...///」

「?わかりました」



何の照れ?

............待って最悪な想像をした。え?聞きたい?推しがお客様っていう事態だよ。

最高の間違いじゃないかって?馬鹿野郎。湊月がどんだけ人気アイドルだと思ってんだよ。社内にファンいまくりだぞおい。

こんなんで俺指名で来られてみろ、質問攻め待ったナシだろうがコノヤロー。

さて、これが推しでも推しじゃなくてもやる気削がれてきた。最悪だよもう。今日一日でどんだけイベントこなさないといけないんだ.....。

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