好きな子と手を繋いだら? 君の好きな人は他に居るんだと僕は気づいた!
ずっと僕は好きな女の子が居た!
10年間もずっと僕は彼女が好きだった。
僕の初恋の相手で、ずっと片想いの女の子だった!
中1から今もずっと僕は彼女だけを見続けていた。
・・・でも? 奇跡なのか?
彼女が一回だけ、僕と手を繋ごうと言ってくれた。
僕は嬉しくて心臓が飛び出そうなぐらい本当に嬉しかったんだ。
でもね? 彼女と手を繋いで分かった事があった。
彼女には他に好きな男性が居た事。
僕は彼女と手を繋ぐまで分からなかった。
僕の気持ちを彼女に知ってもらう事ばかり考えていたから。
僕は彼女の気持ちを知ろうとしなかったんだ!
彼女の気持ちを知った時、僕の心は張り裂けそうになった。
“恋って、こんなに辛いん!”
『ごめんね、なんか伝わっちゃったかな?』
『・・・ううん、別に、そんなことないよ、』
『“私、好きな男性が居るの!”』
『・・・ううん。』
『分かってた?』
『手を繋いだ時、分かった気がした。』
『そっか。』
『ううん。』
『どうしたらいいのか分からないの。』
『“素直に自分の気持ちを相手の男性に伝えてみたら?”』
『・・・で、でも?』
『怖いのは分かるよ、でも伝えないと何もはじまらないんじゃないかな!』
『・・・ううん。』
『勇気出して!』
『そうだね!』
『うん。』
・・・今の僕は、彼女がその男性と上手くいけばいいと応援している。
“僕の片想いはこの時、終わったんだと気づいた。”
でも? なんだかそれが清々しいというか、、、?
気が晴れた気がした!
僕の気持ちを彼女に伝える事はこの先ないと思うけど。
それでも僕は彼女には幸せになってほしいと願ってるんだ!
10年間も好きだった彼女が幸せになれないなんて僕は許せない!
僕も新しい“恋”を探そうと思う。
彼女に負けないぐらいのステキな女性を僕は探すんだ!
『ごめん、待った?』
『ううん。』
『じゃあーご飯食べに行こう!』
『うん!』
『孝ちゃんの奢りだからね!』
『“割り勘の勘違いじゃないの?”』
『もぉ~イケず!』
『嘘うそ! 僕が奢るよ。』
『やっぱり孝ちゃんって優しんだね!』
『そうかな?』
『そうなの! 行こっ!』
『うん。』
あんなに好きだった彼女が居たのに、今は今の彼女が僕は好きだ!
心はいつか変わる!
相手の事を考えて下した決断!
僕は今の彼女と手を繋ぐ。
でも? 今の彼女は僕の事だけをちゃんと見てくれる素敵な女性だ!
これからも、ずっと僕だけを見ててくれるといいな。
最後まで読んでいただいてありがとうございます。