表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

好きな子と手を繋いだら? 君の好きな人は他に居るんだと僕は気づいた!

作者: 七瀬







ずっと僕は好きな女の子が居た!

10年間もずっと僕は彼女が好きだった。

僕の初恋の相手で、ずっと片想いの女の子だった!

中1から今もずっと僕は彼女だけを見続けていた。




・・・でも? 奇跡なのか?

彼女が一回だけ、僕と手を繋ごうと言ってくれた。

僕は嬉しくて心臓が飛び出そうなぐらい本当に嬉しかったんだ。

でもね? 彼女と手を繋いで分かった事があった。

彼女には他に好きな男性が居た事。

僕は彼女と手を繋ぐまで分からなかった。

僕の気持ちを彼女に知ってもらう事ばかり考えていたから。

僕は彼女の気持ちを知ろうとしなかったんだ!




彼女の気持ちを知った時、僕の心は張り裂けそうになった。

“恋って、こんなに辛いん!”





『ごめんね、なんか伝わっちゃったかな?』

『・・・ううん、別に、そんなことないよ、』

『“私、好きな男性ひとが居るの!”』

『・・・ううん。』

『分かってた?』

『手を繋いだ時、分かった気がした。』

『そっか。』

『ううん。』

『どうしたらいいのか分からないの。』

『“素直に自分の気持ちを相手の男性ひとに伝えてみたら?”』

『・・・で、でも?』

『怖いのは分かるよ、でも伝えないと何もはじまらないんじゃないかな!』

『・・・ううん。』

『勇気出して!』

『そうだね!』

『うん。』







・・・今の僕は、彼女がその男性と上手くいけばいいと応援している。

“僕の片想いはこの時、終わったんだと気づいた。”

でも? なんだかそれが清々しいというか、、、?

気が晴れた気がした!

僕の気持ちを彼女に伝える事はこの先ないと思うけど。

それでも僕は彼女には幸せになってほしいと願ってるんだ!

10年間も好きだった彼女が幸せになれないなんて僕は許せない!

僕も新しい“恋”を探そうと思う。

彼女に負けないぐらいのステキな女性を僕は探すんだ!





『ごめん、待った?』

『ううん。』

『じゃあーご飯食べに行こう!』

『うん!』

『孝ちゃんの奢りだからね!』

『“割り勘の勘違いじゃないの?”』

『もぉ~イケず!』

『嘘うそ! 僕が奢るよ。』

『やっぱり孝ちゃんって優しんだね!』

『そうかな?』

『そうなの! 行こっ!』

『うん。』








あんなに好きだった彼女が居たのに、今は今の彼女が僕は好きだ!

心はいつか変わる!

相手の事を考えて下した決断!

僕は今の彼女と手を繋ぐ。

でも? 今の彼女は僕の事だけをちゃんと見てくれる素敵な女性だ!

これからも、ずっと僕だけを見ててくれるといいな。


最後まで読んでいただいてありがとうございます。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] イイ男の子ですね(#^.^#) このまま幸せが続きますように!
[良い点] 恋ってっ!キュンっっ❤︎ 考ちゃんっ!優しい! ありがとうございました!
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ