暁の襲撃者1
「あれキラリンの友達とか」
「あんな凶暴な友達はいないわよ」
「じゃ誰?」
少女は歩みを止めてにっこりと笑うと牙が見えた
「これはこれは失礼した。今から殺られる相手の名前くらいは知っておきたいよね」
髪は短くて耳を少しだけ隠していて、顔はキリッと締まった口に小さな鼻、切り上がった瞳に気の強さを感じた
そして瞳が海よりも深い青色をしていて見ていたら吸い込まれそうになる
服装は今時の女子高生が着そうなってキラリンも女子高生って言っていたような
そして腰には黒い刀が見える
「あたしの名前は雷、幸神雷」
「魔法少女なのか?」
「魔法少女?あなた馬鹿なの?この姿を見てわからないの」
まあ腰にあるのを見たらそうなるかな
「とりあえず聞いてみた」
俺は抵抗するキラリンを前に出しながら
「狙いはこれか」
「瑛太、何をする!」
「そうかな。そうなるなか。まあどちらでも良いけど」
俺は玄関までの道程を考えながら
「こいつなら好きにしていいぞ」
「瑛太の裏切り者。死んだら化けて出てやる」
「キラリン魔法で何とかならないか」
化物を倒したみたいに一撃で倒せないのか
「このマンション吹き飛ばしてもいいなら」
それは困る
「帰る場所がなくなるのは」
「あっそうだよ、帰る場所なら・・・・・」
「えっ?その後は?」
「気にしない気にしない。とりあえずこの窮地を何とかしない」
「わかった。でどうする」
「・・・・・・・逃げる」
駆け出したキラリンを俺は一歩遅れて続いた
背後から
「逃げる逃げる逃げるつもり、まあいいか。鬼ごっこも久し振りだし、楽しもうねキラリンと瑛太だったかな」
罵声が聞こえてきたが振り返ることなく階段をかけていった




