魔法少女は突然に5
中に入るとキラリンをソファに寝かすと、キッチンに向かい冷蔵庫を覗いてみる
「えっと肉はある、人参に玉葱と」
こうなれば作るのはあれしかない
俺は早速取りかかった
それにしても今日は変な日だ
魔法少女に化物、人の気配がない町にマンション
何か嫌な予感がする
「お兄ちゃん、吹き零れている」
「あっ!」
慌てて火を停めると振り返るとキラリンが立っていた
「お兄ちゃん、お腹すいた!早くして」
「もうすぐ出来るから向こうで待ってろ」
はーいと言う返事が聞こえてキラリンが出て行くのが見えた
(あれが魔法少女なんだよな、やはり夢を見ているのか)
俺は出来た其を持って
「出来たぞキラリン」
「わーーーーーーいカレーだ」
キラリンの顔に満面の笑顔を見て普通の少女に見える
「ところでお兄ちゃん、ご飯は?」
「あっ!」
作り忘れていた
慌ててレンジでチンして差し出すと
「ほんとにえいたは抜けてるんだから」
「ごめんな、抜けていて・・・・・キラリン今なんて言った?」
「抜けてるんだから」
「その前」
「ほんとにえいたは」
ばれている?しかし本名を名乗った覚えがないが
「キラリン俺は名前は・・・・・」
「もう嘘をつかなくていいよ」
「何処で?」
「さっきこっちに入るとき目に入ってきた」
入るとき・・・・・・あっ!
「玄関の表札を見たのか」
あのときこいつは起きていて薄目を開けて確認したのか
「ああそうだよ、俺が瑛太、一堂瑛太だよ」
「・・・・・・・・・・・・」
キラリンは俺の告白を聞いていないでカレーに夢中である
仕方ないから俺もスプーンを動かす
「ねぇ瑛太、少し可笑しいと思わない?」
何れくらい経っただろうかキラリンが話し出した、もうカレーは空になっていた
「何が?」
「町にマンションに人の気配がないとか」
「確かに・・・・・可笑しいと思う」
「多分人避けの結界が張られているからよ」
「人避けの結界?」
「そう。私以外の人や動物を結界の外に追い出している」
「目的は?キラリン?まさか俺?」
といきなりキラリンは俺を蹴り飛ばすと俺は壁にぶつかる
そして俺の横に来たキラリンを睨むと
「キラリンいきなり何をする!」
「瑛太、窓から離れて」
「だったらそう言え・・・・」
その直後窓が割れて一人の少女が飛び込んできた
「いひぃいひぃいひぃいひぃキラリン愉しく遊びましょう。殺しあいましょ」
それは笑いながら近づいてきた




