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彼女との出会い

君は今……

    幸せですか?

僕は幸せです。僕は君の隣に居るだけで幸せを感じます。


第1話”彼女との出会い”


 彼女の名前は友奈(ゆな)。友奈とは小学から同じ学校だったけど僕達の関係は何か用がない限り、話をしたりはしなかった。でも、中学に入ってからはなぜかよく話すようになっていた。いつも友奈と僕を含めた男3人と女3人くらいで放課後たわいない話をしていた。部活がある日には帰りの時間をみんなで合わせて帰っていた。そんな日々を送っていって2年生の夏休みに入る前のことだった。いつも一緒にいたメンバーの中からカップルが誕生した。その2人とは直斗(なおと)(はな)だ。直斗は僕とは幼馴染であり親友だ。幼稚園の頃よく先生にイタズラをしたりして怒られたものだ。直斗が1年生のときから華のことが好きというのも知っていたし、よく相談もされていた。華はとても落ち着きがあり、ぐるーぷの中でもリーダー的な存在だった。2人は付き合い始めてからもしばらくは、いつものメンバーといたが数週間くらい経ってから2人は僕達と一緒に居ることは少なくなった。その後も残った4人で今までのように放課後集まって話したりしていたけど、みんな何か物足りなそうな表情を浮かべる時があった。

 夏休みに入り僕たちの市では年に一度の大きなお祭りが行われていた。僕は近所の友達3人くらいでお祭りに行った。出店が約300メートルくらいにわたって並ぶ道を友達と何度も往復していた。何度か直斗と華に会ったけど最初に会った時は、

「おう!来てたんだ!」

と軽く話したりしたけど何回も会ううちにお互いに少し気まづい感じがして気づいていないふりをしていた。しばらくして、お祭りのフィナーレを飾る花火が始まろうとしていた。僕達は花火がよく見える土手に行く途中で、友奈が友達数人と土手の手前にある広場で座っているのを見つけた。友奈も僕に気づき手を振っていたから僕も手を振り返した。そのときの友奈の笑顔が頭から離れなかった。花火が終わってから僕は家に帰ろうと、歩いて10分くらいのところにある駅に向かっていた。僕の家はここから一駅隣の地域にある。駅に向かっている道中で僕の前を一人で歩いている友奈に会った。友奈の家は祭りの会場から歩いて30分くらいのところにある。僕は友奈に声をかけた

「おーい!友奈!」

友奈はすぐに振り向いて僕に手を振っていた。友奈はそのまま立ち止まって僕を待っているような様子だった。そこから2人で駅まで話しながら歩いていたけど、すぐに駅に着いてしまった。そのとき、友奈ともっと一緒に居たいと思った。そう思ったのもきっと、あの広場での友奈が忘れられなかったからだと思う。

 今の僕なら分かる。この時から友奈のことが気になり始めていた……


君は今……

   僕といて……

       幸せですか?……

僕は君の笑顔を見ると幸せを感じるみたいです。

いろいろなご意見お待ちしております。

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