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迷った夢

作者: あらやしき

夏目漱石の夢十夜って、本当に見た夢を書いているんですかね?

こんな夢を見た。

私は夜の街の中を車をとばしている。

着いた場所は、恐ろしく高いビルの横に、一階建ての保育園と、二階建てくらいの建物が並んでいるチグハグな場所だった。

私はいつの間にか屋上駐車場に車を止め、下に降りた。

そこで時間が飛んだので、なんの用事で来たのかは分からない。学生時代に見た様な顔があった気がしたので、学校の行事か何かだったのだろう。

さて、帰る段になって私は駐車場の場所がわからなくなってしまった。

どうしようか逡巡していると、近くに三人組が通った。漏れて来る会話を聞くと、一人は車で来たらしい。これ幸いと後をつけるが、三人組は保育園の中を行ったり来たりして、いつの間にかいなくなってしまった。

仕方なく、無人の保育園を右往左往するが、屋上駐車場には辿り着けない。そもそも、上へ行く階段が無いのだ。

諦めて外に出て、隣の馬鹿高いビルを見上げる。こっちだろうか? いや、何か違う気がする。

消去法で、二階建ての建物に入った。中は明るく、保育園と似た作りになっていたが、幸いな事にエレベーターがあった。私はエレベーターに飛び乗った。

長いエレベーターだった。乗っているうちに、段々この建物が正解気がして来た。

エレベーターを降りると、そこはペットショップだった。

大きな水槽の中を熱帯魚が泳いでいる。しかし、よく見るとテレビ画面だ。裏側の画面は家具のCMをやっている。

他のもアーケードゲームの画面に魚が泳いでいたりといった感じのものだった。

些か失望しながら歩を進めると、今度は本物の水槽があった。その中では、一匹のイカが泳いでいた。小さな、ブチ模様のイカだった。

小魚を与えて、食べる瞬間が見たいな。

そんな事を思いながら、次の水槽に目を移す。


そこで、目が覚めた。

夢とはいえ、道に迷って心細くなるのは嫌なものです。

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