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駄菓子菓子。

 

 脱力していたら意外と男前?な態度の黒豹さんが何時の間にやら全員分のお茶を用意してくれて、何だか場が落ち着いてしまった。

 いや、落ち着かせられたと言うべきなのかも知れない。


 駄菓子菓子。

 じゃなかった、だがしかし。


 …って駄菓子思い出しちゃったよ。


 ああ、麩菓子~よっちゃん●カ、うま●棒。

 さく●んぼ餅にあんこ玉。芋菓子なんてのもあったけど、名前なんだったっけ。

 更にあんず某なんてのもあったなー。アレ凍らせて夏場に食べるのが大好きだったなぁ、真夏の炎天下続きの昼日中に食べるのは最高のおやつだったよ。

 と言うか割とどうでも良い情報ばっかり前世の事思い出すなぁ、我ながら呆れてしまう。そして私以外とジャンキーだったんだよねぇ。ああ、ジャンクフードが食べたい。ハンバーガーとかは無理だから諦めているけどね。


 麩菓子とか駄菓子は諦めるが、せめてあんこが食べたい。

 無いかな?小豆みたいなマメ。それっぽいものがあったら甘く蜂蜜でも何でも煮て、似たようなモノが出来ないかな。お菓子があるって事は何とかなるんじゃないかなぁ。

 あんこが無理そうなら"ずんだ"でも良いから。

 うぐいす豆でも良いや。

 も、甘く出来そうな豆ならこの際何でも良い。妥協はしまくるよ。だって世界が違うんだから、材料は何でも御座れってモンですよ。


 そして豆が手に入ればダンジョンで畑作って増やして行けばいいよね。自給自足大事。

 何せこれでも魔王だからね?

 この世界の人達にはダンジョンのコアを狙われてしまう存在だからね?

 まだ産まれたばかりで猶予はあるようだけど、この先がどうなるか分からない。

 兎に角アデルから何が何でも知り得る情報を掴んで、この世界で生き残って行きたい。だって折角産まれたのだもの。ただその為にアデルを利用しているみたいで嫌だから、ちゃんと出来る事でお返しをしていこう。


 勿論求愛には答えない方向で。


 だってこんな弱い状態の私では対等に成れないし?

 危険だから・弱いからって囲って貰うなんてヤダ。そんなん私じゃない。

 私はこの世界で自由が欲しい。それに黙ってヤラれるなんて以ての外。ヤラれたらやり返す、昔からそういう主義だ。黙ってるなんて真っ平御免だよ。


 だったら早い内に色々考えて対策を考えておかないと為らない。

 取り敢えずは食料確保と食料を増やす事。

 人間『衣食住』は大事ですからね。

 住まいはダンジョンで済むとして、後の2つ…


 人間じゃなくてエルフでしょ?なんてツッコミは無しでお願いします。



 あ、お菓子有り難うございます。

 この世界に来てから初めて食べたなぁ…やっと口にした甘物は果物だったし。

 うーんお菓子…ええと、何となく前世であったパウンドケーキみたい。見た目は全く違っているんだけど、なんだろ。ナンカの鍋?に直接材料を入れて焼いた感じかな?

 うん、美味しいなぁ。


「レーベルお菓子好き?」


 ってアデルそわそわした面持ちで聞かなくて良いから。

 そして速攻で


「ルクレツィアは、ちゅき!」


「アルフォンソも好きです!」


 ってビシィと片手上げて宣言してるちびっ子達。

 そう、アルフォンソも好きなんだね。

 ぐぅ可愛いなコンチクショー!

 思わずグリグリとルクレツィアやアルフォンソの頭を撫でて可愛がって居たら、何故か背後にヴァルヘルムが並んだ。


「…」


『…』


 そんな潤んだ瞳で駄目?って感じで見ないで欲しい。

 えっらい迫力あるから!!

 大迫力だよ!威圧感半端ないよ!当人は甘えているつもりなんだろうけど、ズモモモモッって背後に効果音付けて言い寄る様は正に圧巻!圧倒感!悪寒がするよ!んが耐える!耐えきってみせる!そして撫でるのだ!ファイトだ私の右手!ゆけ、行くんだー!


「レーベル気合が凄まじいんだが…」


 アデル冷静に突っ込むな。

 だってヴァルヘルムが可愛いんだよ!大迫力だけど可愛いんだよ!分かれよ!

 思いっきり「うん、無理してるよね」って顔していないで!

 鬣撫でると気持ちいいんだよ!気迫が凄いけどもっ!

 しかも毛並みがいいんだよ!

 そりゃお茶淹れてくれた黒豹さんとは違うかも知れないけど。

 でもヴァルヘルムは可愛いんだよ。

 性格が可愛いし、尻尾がフサフサで艷やかで鬣が素晴らしい手触りで正義なのよ!


「でも威圧感が半端ないんだよね?」


 アデル、ヴァルヘルムが凹むからヤメてやって…








「あ、美味しい」


「このお茶は熊乳が入っているのにゃ~。飲みやすく為るのにゃ、流石相方にゃ」


「へぇ~これが熊乳」


「ホット熊乳にしてもいいんにゃにょ。蜂蜜を入れて飲むとホッとするにゃぁ」


 ホット熊乳って字面が凄いな。

 そして黒豹さん、ヴァルヘルムに飲む?って熊乳勧めてるし。そしてヴァルヘルム気に入ったのか、物凄い勢いで飲んで……ああ、熊乳が入っている瓶を咥えて、上に振り上げて……


「…豪快」


「ヴァルヘルム、ちゅご、い、ねー」


「圧巻ですね」


「あにゃにゃにゃ」


 豪快に自分の顔面に熊乳を被っていた。

 そりゃそうだ。

 馬の口で大きく開いても、それよりも熊乳が盛大に散布しちゃったし。

 ああ、勿体無い。


ストックが無い為、今後は毎日更新はありません。

ですが3日と開けずに更新する予定ですので、どうか宜しくお願い致します。

m(__)m

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