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そして、ちょっと馬鹿っぽい。

 

 水じゃー

 水を確保するのじゃー


 なんて妙な台詞を思いつつ、配下の皆で朝ごはんを食べてから今日は地上に出て徘徊…もとい、レベル上げと水の確保をする事にしました。


 本日のメンバーは此方。

 私ことレーベルブリュームヒエン

 そしてスレイプニルのヴァルヘルム


 ゴブリン達からは…

 ルクレツィア

 アルフォンソ

 カルヴィーノ

 バイアルド


 オークからは…

 シユウ

 コウテイ

 センギョク

 それから、竜王の名前から頂いた

 ゴウゴウ

 ゴウジョン

 ゴウキン

 ゴウジュン


 そしてミンがルクレツィアの世話をしたいと付いて来る事になった。

 と言うか、ミンって何だか甲斐甲斐しく皆の世話を焼きたがるんだよね。さっき朝ごはんを食べ終わったルクレツィアの口を拭いたりしていたし。そしてマスターである私はスルー。


 いや良いんだけどね?ね?

 でも何だか恨みがましい目で見てしまったら、


「マスターの場合はとある方から凄まれそうで」


 って恐縮していた。

 とある方って誰だ………。


 他の配下達は私達と別方向へと向かった面子と、ダンジョンの警備に付いている。特にゴブリンのテリオとシーザリオは特に対人に特化したスキルを所持しているらしく、その能力を伸ばしたいと私達と反対側に向かっていった。


 是非頑張ってほしい。

 それでも一応と、出発前に皆に注意をしておいた。


 ・人を襲ってはいけない

 ・人を見掛けたら注意して接触しないようにし、成るべく逃げるようにすること。

 ・もし逃げられない様なら怪我しないように接触し,隙を伺って脱兎の如く逃げること。


 兎に角人族の接触に関しては細心の注意を払う様にお願いをした。

 だって、折角配下になって貰ったのに人族に殺させたくないじゃない。


 うちの子に手をださせないもんっ!

 そんな心境です。はい。


 それと何となくだけどうちの子達は人族の怖さってものを記憶の一部として植え付けられて居るらしく、


「はい。集団で来られると怖いですからね」


 と発言した。

 うん?集団?


「知能の高いモノは後程報復に来ます。ですから程々にしないと手痛いしっぺ返しに合う可能性が高いです。ですから野生の私達と同じゴブリンやオークはよく狩られます」


 成程、ダンジョンの魔物はどうやら知能が人並みにあるみたいだなぁ。

 教えるのに苦労するかと思ったけど、助かった。


「まま、ますたー」


「ルクレツィア、私ままじゃないけど」


「私、達、ままの。ますたの、記憶の一部、はいって、る」



 ポスポスと自身の頭を指で軽く突くルクレツィア。


「え、そうなの?」


「ほんの、の、少し。補助、て、てき?に」


 話を聞くと多少の知恵的な感じで頭の中に植え付けられて居るらしい。


「だか、ら、大丈夫」


 コクコクと頷くルクレツィアと配下の面々。


「マスターが嫌がる事は意図的に知識として入っています。ですからあまり配慮しなくても宜しいですよ」


 とは、アルフォンソの言葉。


「それでも一応今後も確認していくね」


 と言えば、皆納得してくれた。

 今後どうなるか分からないし、慎重過ぎるかも知れないけど全く警戒しないよりは遥かにいい。


「それじゃ、行きますか」


 そんなワケで私達は出発する事にした。


 どうでも良いけど、嫌がることが意図的に入っているなら何故ルクレツィアは私の事をままと呼ぶのか。態となんだろうな………






「これは目立つわ」


 何がって何もない焼け野原から徐々に回復しつつあり、早くも小さな目が芽吹き始めている大地にぽつんと立つドア。

 はっきり言って目立つ以外何者でもない。

 そんなワケですからね、当然ドアの向こうから怪しい気配がビシビシするわけですよ。

 で、扉を開けて速攻で戦闘。


 …とは為りませんでした。


 滑り台で盛大に滑って頂きました。

 勿論改良済み。


 空を飛ぶ系統の魔物達にはトリモチの罠を途中貼っていて、そこに引っ掛かるようにし、大型の魔物や標準サイズのモノ達は一度滑り台で盛大に滑って頂いて、数千メートル下に落下。余程の事が無い限りほぼ其処で即死。で、生き抜いた者達は幾つもの通路と階段を登っていって、また落下と合計5回程繰り返して貰う様にした。


 何だか山あり谷ありって感じで、しかも最後の方は階段等無いから頑張って登って行かないと前に進めない。それでもクリアするのは居るんだろうなって事で、後の改良点として最後の滑り台落下した先にはダンジョンの床を針山みたいにしてみた。

 本当は金属の針山にしたかったのだけど、魔力切れを起こしそうになったので節約してみました。

 そんなワケで今ダンジョン用の魔力は後100位しか残っていない。

 休憩や眠ると回復するみたいなので、今日はこのぐらいで終わらせている。

 ついさっきまで耳に魔物の叫びらしき声が聞こえていたが、今は全く聞こえなくなった為にダンジョンの入り口を閉める。


 何となくだけど、入っていった魔物は全て死亡したと言うのが分かる。

 これがダンジョンの魔王たる力のせいなのだろうか?


 …なんて。


「まま、ますた、討伐かんりょ、した、て」


 そう。実はルクレツィアの能力でした。く、有能かっ。

 何でも配下間でテレパシーのようなモノが短い単語なら送れるらしい。羨ましい。


「ルクレツィア、ままじゃないからね?」


「は、ぁぃ」


 聞いてるのかな、これ。


 それにしてもさっきも言ったけど、異様に入り口が目立つ。


「このままじゃ人も来ちゃうよねぇ」


 そんなワケで地下、大地にドアを直接開けるタイプにしてみた。

 …物凄い違和感あるけど、先程よりは目立たないからいいかなーと。

 ただ近くまで来ると結構驚く感じではあるけどね。


 そして、ちょっと馬鹿っぽい。


「…」


 くっ。


 明日以降になれば魔力回復するから、それまでの我慢!

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