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016: 低級スタンピード① ~出撃前~



 ――――はっきりと正確に何度も言えたな。『異世界の言葉を』。



「………………」



 どっどっどっどっ。


 鼓動が速くなるのを感じた。私の笑顔は強張っているかもしれない。


 いやいやいや。いや。何を動揺することがある……。

『異世界の言葉を』とは言ってない!

 私が勝手にそう感じただけ。


 さあ。考えてみよう。

 魔王様は何を確認したかったのか。


 一つ目。

 そのままの意味。向こうの言葉はこの世界では言いにくい。だから舌がよく回っているねという感嘆。


(……のわりには、確認するかのように私を見ている……)


 二つ目。

 お前、実は転生者じゃないのか。という確認。


(……「転生者」ということは魔王様の『鑑定』を使ってもわからないんじゃないかな。私が自分自身の『鑑定』をして職業欄、種族などを見ても転生の転の字も出てこないし)


 三つ目。

 全部カマかけ。何だか怪しいけど、いまいち「これ」という確信がなくて、こっちがあせって何か言い出すことを期待している。


(これが、一番ありそう。「昔使っていた言葉ですからー」とか「実は初代王が元いた世界を知っているかもしれません」とか言ったらダメなやつ)


 それならばこう言おう。


「……ふふふ。……今の発音よかったですか? ありがとうございます!」


 にこにこ。

(何の解決にもなっていない……)


 ………………苦しいかな。冷や汗が出そうだ。失敗したかな……? えーと。

 さあ! 次はどう来る?

 いや、先手必勝なのではないだろうか。


 1.戦う

 2.逃げる


 ……1って。こんな街中で戦ってどうする……。

 しかも隣にいて近距離すぎる。

 ――――うん。逃げる、だ。

 そう、この隙に逃げるのはどうだろう。


(速さの値は見えないけど、相手は魔王。……逃げるそぶりを見せただけで捕まりそう。しかも人ごみで前に進みづらい。……うん無理)


 では一発殴って、隙を作った瞬間逃げるのはどうだろう。


(殴る前に捕まりそう。避けられそうだし、当たったとして彼の耐久値はいくつなんだろう。効くわけがない。逆に私の手の骨が折れないか心配。無理!)


 気を()らすのであれば彼の後ろを指さして「あっ!」と言ってみるのはどうだろう。


(『探索』、『気配探知』その他もろもろのスキルで、後ろを見ずに一瞬で解決しそう。魔王様ならたぶんこういったスキルは持っているはず。案としても何も面白くない)


 そもそも。

 そもそも、なぜに私は彼と二人で話すことになったのだろう。

 人に追われていたから?

 ではなぜこっち方面に逃げてきたのだろう。

 人が多いから?

 人が多いのに、なぜすぐ彼の場所がわかったのだろう――。


 私がぐるぐると悩んでいると、彼は口元に薄く笑みを浮かべたまま、何かを言おうとした。


 その矢先――――。


 ガラーーーン、ガラーーーン、ガラーーーン、ガラーーーン



 街の中心にある鐘が、時をきざむ時刻でもないのに鳴り響いた。



〈――テーブル山ダンジョンよりスタンピード発生。

 魔物情報、ワイルドウルフ。

 魔物情報、ワイルドウルフ。

 騎士団は広場に集合。

 それ以外で戦える者は冒険者ギルドに(つど)われたし。

 非戦闘員は、近くの集会所へ避難を開始すること。

 なお、中級のラピスラズリウルフも発生との情報あり。

 繰り返す。

 ワイルドウルフによるスタンピードが発生中……〉



 拡声魔道具から警報が響く。


 テーブル山ダンジョンでスタンピード発生――。

 テーブル山ダンジョンとは、この町をスタンピードで有名にした南東にある広大なダンジョンだ。

 山頂が平らになっている形の山なので「テーブル山」と名づけられた。

 外から見た限りは広大とはいえないものの、中に入ると計測できないほど広い造りになっている。


 さて、このような拡声魔道具を使ってスタンピード発生を知らせたら、普通はパニックになり、悲鳴が上がることだろう。他の町や村では魔物が五~六匹襲ってくると聞いただけで震え上がるものだ。

 百匹単位の魔物の群れに恐怖は計り知れないだろう。

 ……と、普通は考える。

 事実、他国や他の町から来ている人たちは不安そうにしていた。

 対するここ、アーリズの町の人たちは――。


「来ちゃったね〜」

「何も祭の日にこなくていいのにねえ。ま、いつものことだけど」


 警報を聞いた瞬間に、淡々と自分たちの役割をこなす人たち。


「あ、そっち片付けとくれ。そろそろ来ると思っとったよ、わし」

「はい、どいたどいた。お、他んとこから来たのかい。だぁいじょうぶ! すぐ終わらせてまた祭再開するからさ。集会所に一旦逃げてくれよ」


 せっかく用意していた中心に置くかがり火魔道具(街中に大きな火は置けないので光魔法系魔道具)一式も一旦撤去だ。


「そうそう。ウチんとこの騎士とか冒険者は強いから。なーんも心配することないからなー」

「あ、そこの人たち! 集会所はそっちの道なりね。――それにウルフ系でしょ? 今回の祭は肉も大量に食べられるね。豪華な祭になりそうだ」

「そうそう! 六年前の祭のときに出たゴーレム系はがっかりしたよなー」


 魔物は空気を読まない。祭の日に出るのも今回が初めてではない。

「せっかくの祭なのに」という悲嘆の言葉はなく、「肉がやってきた!」という楽観的な見方。

 この世界では狼系の魔物は食用だ。

 低級の魔物のワイルドウルフはスタンピードの常連扱いだし、Dランクでも無茶をしなければ勝てるので、毎回このくらいの反応だった。


 私も、先ほどのピンチも何のその。逆にスタンピードに助けられた気持ちだ。


「ルシェフさんも一緒に戦ってくださいね。ギルドに一旦集まってください。では、また!」


 やや早口に伝えて、広場中央に走り出す。


「冒険者の皆さん、ギルドに一度集まってください。Cランク以上の人! 必ず集まってくださーーい!」


 魔物の襲撃時は、この町の守りを担う騎士が中心となって進める。よって騎士団が広場を使い、冒険者はギルドに集合することになっていた。

 アーリズ支部のギルドが広めなのは、こういうことが多いからでもある。

 先ほどとは違うざわめきの中を走りつつ、脇道に入って人が集まっているところへ向かった。


「冒険者の皆さーん、ギルドに一旦集まってくださ~い」


「おお! わかった! ――俺たちはツイてる! ラピスぐるウルフは俺たちで狩るぞ!」


 ラピスラズリウルフね。

 肉はもちろん、毛皮の美しさ、額の宝石が高く売れるC〜Bランクの魔物。

 別の町から来ていたAランクのパーティーはやる気満々だ。


(これは争奪戦になりそうだなぁ)


 冒険者など戦う者たちには暗黙のルールがある。


『先に出会って仕掛けたパーティーまたは個人に、その魔物と戦闘する権利がある。戦利品の所有権も、それと戦った者にある』


 というルールだ。

 なので、戦闘が始まったらラピスラズリウルフ狙いの人たちは、誰よりも先にたどり着かないといけない。



 私は健闘を祈りつつ、行く先々で声かけをしながらようやくギルドに着いた。

 ギルドでもやることはあるけど、私はこのあとの作戦に参加するから、他の方たちにお任せ。

 ギルドに来たのは着替えるためだ。私の部屋より近いので立ち寄った。


 私が着いたときには、ちらほらと冒険者が集まっていた。

 まだまだ集まってくるので椅子とテーブルはすでに片付けてあり、これから売り出すポーションも並べられている。


(メロディーさんもフェリオさんも早いなぁ)


 すでに一仕事終えた二人を見つけて声をかけた。


「お早いですね」


「たまたま近くにいましたの」


 メロディーさんの旦那さんは戦闘要員なので、祭に一緒にいたとしてもすぐ別れてこっちに来たのだろう。

 そして、私が来たことを確認したギルマスは上を指さす。


「二階空いてるぞ」


 ギルマスはこれから集まる冒険者たちに、スタンピード時の流れを説明しなければならない。

 この町はスタンピードが頻繁に起こるので、騎士主導で町の住人とともに日頃から訓練している。

 スタンピードが起こったとき、誰が何をして、どこに逃げるかはっきり決まっているのだ。

 警報が始まったとき片付け出した人がいたのも、避難所に誘導する人がいたのも、私が声かけをしてギルドに集めたのも、これから門前まで行くのも――すべて日頃の訓練どおりの行動。


「はい、ありがとうございます」


 もちろん私も現役Aランク冒険者なので強制召集で集まる要員だ。

 だけど私の場合、冒険者として動く前に役割があるので、先にそちらへ行く用意をする。

 二階で収納魔法から自身の服……というより装備品を出す。

 ブラックタートルの七分丈のパンツ(耐久値:+77。ブラックタートルの甲羅を砕いて糸に練り込んだもの。でも着心地はよい)と、同じくブラックタートルが編みこまれたコート(耐久値:+100)だ。それを着て、祭のときに着ていたワンピースを収納魔法にしまう。これは特に何の項目も上がらない普通の服だった。


(こういう服ってあまり買わないから、久々にデザイン重視で買ったんだよなぁ)


 冒険者のときのクセか、どうしても『鑑定』スキルで見える「+80」とか「○%アップ」を優先して買ってしまう。特記事項が書かれていない服はあまり買わないので、このワンピースは珍しい部類だ。


 なぜ耐久値(防御力。攻撃や魔法を受けたときに耐えられる値)重視かというと、私はこの値だけ二桁の数値だからだ……。


 魔力と知力と精神は五桁なのに……。

 危なくなったらすぐ障壁魔法に頼ってきたからかなぁ。

 劇をやっていた子供たちのほうが高いっていう……。



 そして、これが一番の目玉。一定時間ごとに魔力を20%回復する腕輪だ。

 故郷の家の物置にほったらかしになっていたもので、ありがたくいただいてきた。

 何十年そこにあったのかわからないけど、盛大に埃をかぶっていたのだ。きっと腕輪も嬉しいだろう。

 これで、魔力の消費を心配せず障壁魔法、治癒魔法を使える。


 あともう一つ戦闘用の武器があるけど……、これから人通りの多いところへ行くのだ。危ないからまだ出さない。



 走っていつもの門の前へ行く。

 広場も通り過ぎた。

 もう騎士たちはそこをあとにしていたけど、祭に使う光魔道具や屋台の準備が、すでに進められている。ウルフドン(ご飯の上にウルフ系魔物の肉を載せる。店によりタレが違う)が振る舞われるらしい。コメを炊き始めていた。


 さっきまでは夕日で赤かった町も、日が沈んできてうす暗くなってきた。

 それでも光魔法を使える人たちが、魔物が来る方向を中心に照らしているので、反対側と比べるとだいぶ明るい。城壁の上で外の様子を見張っている兵士たちの顔がわかる。

 私は目的の集団を見つけた。


「通りまーす。よろしくお願いしまーす」


 門前に向かい担当騎士隊長を探す。


「壁張り職人が来たぞー。道を空けろ!」


「壁職人を通らせろ!」


 通るときに道を空けてくれる騎士たち。大声で私に道を譲るよう前に伝える。

 いや、声かけは大事ですけどね。

 やめてください。恥ずかしいです! それに、本職の城壁修理の人たちに悪いです。

 このままでは称号欄に載ってしま……!?!?


 称号:壁張り職人


 えええぇぇぇ。




「…………隊長。お疲れ様です。本日もよろしくお願いします……」


 私は新たな称号に(がく)(ぜん)としながら挨拶する。


「大丈夫だ。これが終わればすぐ祭が再開される。好きなだけ踊ればよい」


 隊長は何を勘違いしたのか、大真面目に元気づけてくれた。


 この町の騎士・騎士見習いは、貴族の子弟や子女の他に平民出身もいる。

 今回のように魔物の大群に襲われたり、領地が他国に攻められたとき(辺境地区ではないのでまずない)に中心となり活躍する。

 国の大事や、他の領地の援軍などで出陣するときは、侯爵領軍として派遣される。


 物理担当では前衛の剣や盾の部隊、後衛の弓矢部隊がいる。魔物には物理が効かないものもいるので攻撃魔法部隊、治癒魔法部隊(魔法職でも打たれ強さと、体力がないと採用されない)などがいた。襲来する様々な魔物に対応できるよう、たくさんの部隊に分かれている。


「今日はこの門だけでよさそうだ。他の門には集まる気配がないとのことである」


 軽く打ち合わせをする。

 魔物はこの門の付近に接近中。この門がそれらを引きつけている間に、他の門からは別働隊が出撃するとのこと。つまり、私の障壁魔法はこの門での仕事のみ。


 門を開けるとき、魔物が侵入してこないよう阻むため障壁を立てておくのだ。

 城壁内から遠距離攻撃もするけれど、それにも限界がある。魔物を城壁内に入れたくはないので、戦闘員は城壁外で戦う。そこで壁の外へ出るとき、門前に私の障壁を張っておくのだ。


 そもそもなぜ、外に出てまでして戦わなければならないのか。

 こんなに魔物に囲まれたなら、城内で籠城し助けが来るのを待てばいい。そう思うかもしれない。

 しかしこの町は、スタンピードが起こった際にできる限り魔物を排除し、他の町に被害を出させないことを目的とした町。城壁内に縮こまっていることは許されない。

 だから一匹残らず倒すために出撃する。


 私の障壁は片面を何も通さない壁にして、もう片面は通り抜けられる作りにすることができる。なので、門が閉じた状態で先に「外側は何物もはじき、内側にいる者は通り抜けられる障壁」を門入り口に作り、門を開ける。

 すると魔物は町に入れないけど、我々は機を見て出られるというわけだ。


 門は大人十人くらい並べる広さで、高さもかなりある。それを覆う障壁を作れるのは、この町では私しかいないみたい。だからスタンピード時は、壁作り担当としてまずここに来る。

 騎士が全員出撃したのち、冒険者たちつまり私たちも、城外に出て戦うという流れだ。



 他のところでは、冒険者と騎士が仲違いしている国や領地もあるけど(冒険者時代に経験している)、この町は協力しないと命に関わるせいか、戦える者は戦う、使えるものは使う方針だ。

 騎士は、敵や魔物が入り込まないよう防衛しつつ、倒すのが主な役割。秩序正しく動けるのも利点だ。冒険者は個々の力やパーティーの連携で、敵や魔物を倒して数を減らすのが得意だ。

 手段が違っても、目的は同じなのでうまくかみ合っている。

 しかもギルマスと、ここの騎士隊長は旧知の仲だ。


 さて、そもそもなぜ私が壁を張る担当になったのか。

 別に「私の障壁すごいんです」と主張したわけではない。


 ギルド職員になったばかりの頃、町に空からキングコカトリスが襲撃してきた事件があった。そのとき障壁を六面の立方体にして捕獲し閉じ込めたことがあり、私の力が知れ渡ってしまった。

 キングコカトリスはかなり大きい魔物で、それを閉じ込めた障壁の一面の大きさがこの門くらいの大きさだった。そのことから、スタンピード時に今回のような戦術が用いられるようになり、私が駆り出されるようになったのだ。


「第四、第五部隊配置につきました!」

「城壁部隊より、戦闘開始する旨通達!」


 隊長に状況が報告される。

 城壁の外では、ウオォォォン! という遠吠えや、ぐるるるるという唸り声も聞こえ始めている。かなり接近されているようだ。


「うむ」


 頷いた隊長が皆に目を向ける。


「魔物も祭に参加したいようだが、招かれざる客は叩っ斬らねばならん!」


 隊長は門前にいる全員に(はっ)()をかけ、開始の合図を送った。


「戦闘開始ーーー!」


 隊長の号令で各々剣を持ち、盾を構え、魔法使いの騎士は杖を構え、後列の弓士も治癒魔法使いも準備完了。


「城門に障壁魔法! ――いつもどおり。訓練どおりだ」


 前半は皆にも聞こえるよう大声で合図。後半は私に向けられたものだ。

 もう何回もやっているから特に緊張していないけど、私が娘さんくらいの年のためだろう。毎回私を落ち着かせるように言葉をかけてくれる。


 城門前で手をかざした。


「城門前に障壁!」


 一枚の障壁を門前に地面から垂直に立てるように作る。

 門に蓋ができたように見えた。

 隙間ができないように城門よりやや広めに、青みがかった障壁を張って私はすぐ脇に避ける。

 障壁魔法は別に正面に立たずとも、口に出さずとも、無色透明でもぱっと張れる。


 しかし訓練中に隊長から、「声に出さないと、障壁をいつ張っているのかわからん」「色が着いていないと継続中なのか、既にないのかさっぱりわからん」と言われたので、声に出して着色して張ることにした。

 一方通行の作りだと透明度の高い青、両面ともはじく壁は透明度の高い黄色。こんな色の決まりも訓練や実戦から定着した。


「開門!」


 がらがらがらがら。

 門が上に引き上げられていく。

 開門に魔物が気づかなければ順に外に出撃できるけど、今回はウルフ系だ。

 血の気の多い十数匹が、早くも門のほうへ全速力で向かってきた。


「門前戦闘! 弓構え! 魔法構え!」


 どんどん近づいてくるウルフ系の魔物。

 味方の緊張感が伝わってくる。


 騎士たちの能力は平均Aランクくらい。見習いはD〜Bランク並みの強さといったところ。

 まず負けない強さだけど、今回はスタンピード――大量発生だ。

 奥にはラピスラズリウルフという中級の魔物もいる。

 気を抜けば任務失敗、継続不可。よくて周りから笑われ給金が減り、悪ければ魔物の胃袋の中だ。

 祭で酒の飲み放題だった騎士たちも、酒が抜けたかのように真剣な顔をしている。


 そしてとうとう足の速い数頭が、開いた門から入ろうと突っ込んできた。

 その(せつ)()、ばんっというか、ドッという鈍い音とともに私の障壁にはじかれ、ウルフの顔面がつぶれるのを見てしまう……。


「撃てぇ!!」


 ドシュ! ビシュッ、ガスっ。ガンっ! ブバァ!

 後方部隊が弓、尖った氷魔法、水圧で圧死を狙った水魔法で攻撃。

 すべて障壁を突き抜けて狙った獲物に当たっている。


 うん。まさに訓練どおり。いつもどおりの障壁。

 城壁の上の部隊も、弓や魔法で援護した。

 ちなみにこの状況での火魔法攻撃は禁止。これから正面突破をするのに火傷したら大変だし、街の中に炎が燃え移ったら大変だからだ。



「第一陣突撃ぃぃぃぃ!!」


 隊長の声が響いた。




キングコカトリスは26話の二年前②から出てきます。


――

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