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015: 建国祭 ~召喚勇者王~


 本日はフォレスター王国の建国祭。

 一部のお店以外はすべてお休み。

 ギルドもお休み。


 今日のお昼ご飯は家で食べない。少しおしゃれをして、町で好きな物を買って食べ歩きをしながら、催し物を見て回る。

 それが今日の過ごし方。



 ピイララッタ、ピラリラ〜

 タタタッタ、ピリリ〜ィ

 シャンッ、シャン、シャシャン



 音楽と踊りを披露している場所では、笛や弦楽器、小太鼓などの音色に合わせて、踊り子さんが優雅に踊る。

 知り合いがちらほらいるけど、皆さん踊り子さんに夢中。


 ……こらこら何を覗こうとしている。

 冒険者どころか、この町の騎士まで鼻の下を伸ばしてるし。

 あ、でもうまいこと見えないようにしているね。


 ドレスは深いスリットだけど、回るときに手に持っている扇で隠したり、ドレスを手でそれとなく押さえたりと見えそうで見えない。

 残念でしたね、男性陣の皆さん。ただただ翻弄されていてください。


 私は食べ物の屋台が並ぶ通りを歩く。

 祭の日に必ず食べる物があるのだ。

 それが「サッコゥボウ」。


 初代王がどうしても食べたくて、当時栽培していたディステーレ魔国にお願いして、自国でも栽培できるようにした“コメ”。

 それを手で丸く握って、この国の海でとれた“ノリ”を円形や四角形に切って上にいくつも等間隔で貼りつける。

 中には具も入っている。


 本当は「サッコゥボウ」ではなく、もっと長い名前だったけど、五百年の間に短くなっていったみたい。


 ――前世でこういう食べ物あったはずだけど、何て名前だったかなぁ。

 転生して十七年。何かのきっかけがないと思い出せないときがある。


 その「サッコゥボウ」は、初代王が王妃様と祝う日や、戦場で兵士たちに手ずから握って出したとされている。

 とても簡単に作れるけれど、簡単だからこそ誰もが心をこめやすいとして、今でもお祝いの日には欠かせない料理だ。


 どこかで食べようと思い何個か買い求めた。

 自分で作れると思うけど、中の具がお店によって違うし、祭の日に屋台で買って食べるのがいいのだ。

 少し歩くとエイ・パテシさんのお菓子屋さんも商売していた。今日は屋台を使って広場で営業している。


「パテシさん。今日売っているのは何ですか?」


 白くて丸いものが並んでいる。中に赤い物が入っているようだ。


「これはね、コメの中でもかなり粘り気のある品種を使ったお菓子で、この中に赤いストロゥベルを入れてあるんだ」


 どうぞ、と試食用に半分に切ったそれをくれた。

 外側はもちもちしていて、中のストロゥベルが甘酸っぱい。


「わぁ! おいしいです」


 前世で食べた苺大福に似ていた。

(これはすっと思い出したなぁ)


「これ二十個ください」


 明日、ギルドの皆とも食べよう。

 日持ち? それは大丈夫。


「毎度~。……はい! ちょうどいただきました」


 お代を渡して商品を受け取る。

 そして、収納魔法にすいっと入れた。


 私はスキルと魔法が覚えやすい性質なので、もちろん収納魔法も持っている。

 収納魔法は、容量も時間経過の有無も、人によって様々で、私のは容量がまあまあ大きく、時間経過がほぼない収納だ。


 この魔法は、自分の持っている何かを盗られたくない、という意思が強いと発現しやすい魔法だと思う。

 魔力や知力(魔法の威力に関わる)が高い人はもちろん、両方とも低い値の人でもたまに持っている。

 そういう人は、主に自身の所持金のみ入れるという財布代わりに使っていた。



(どこで食べようかな)


 迷っていると、広場の一角で小さな芝居小屋を見つけた。

 芝居小屋といっても舞台のみが小屋になっていて、客席は地面に椅子が置いてあるだけだ。雨が降っていたら座れないだろう。今日が晴れていてよかった。それとも雨天のときは簡単にテントでも張るのかな。


 どうやら、もうそろそろ劇が始まるらしい。舞台の近くにいる子がそう呼びかけている。

 席にも座れそうだし、食べながら観よう。


 すべて自前のようで、何年も同じ物を使っているような年季の入った舞台小屋だ。椅子は組み立て式の椅子だし種類がばらばらなので、もしかしたら中古でもらった物かもしれない。

 幕が下りたままの舞台から女の子が現れた。


「これより! ピーセリア孤児院の劇、『勇者王ものがたり』をはじめます! みなさま、ごゆっくりごらんください!」


 それを伝えるとまた幕の中に戻る。

 これから始まるのは、孤児院が毎年やっている建国祭にぴったりな内容の劇だ。去年は人だかりの後ろからちらりと見て終わっていた。

 この国出身ならば何度も見たり聞いたりしているかもしれないけど、移民して二年くらいの私としてはまた見られてよかったという思いが強い。

 観客全員で拍手をする。



 ぱちぱちぱちぱちぱちぱち!!



「約五百年前の昔、ここは、人族以外をどれいにする悪い王さまが、支配していました!」


 舞台に幕が下りたまま、ナレーションの女の子の声が響く。はっきりくっきり話している。


「悪い王さまは欲深く、となりの国の土地や、海のむこうの、魔王さまの土地もほしくなりました。そして、召喚という、あくぎゃくひどうな、技をつかい、強い者をよんで、あやつってしまえと考えました!」


 ばさばさ、ばっさばさっ。


 あまりお金をかけていなさそうな幕が、ぎこちなく上がっていく。


 びしゃああぁぁぁん。


 勇者を召喚した効果音を表しているのだろうか。

 どうやって出したのかはわからないけど、なかなかいい音だった。


 だんっ!


 主役らしき男の子が(かっ)(ちゅう)の衣装と剣を持って、跳び上がって舞台に立った。

 その反対側には悪の王役と、その部下二人がいる。


「何だここは! おまえはだれだ!」


 黒髪のかつらをかぶった男の子が剣を王役に向ける。


「ここは、ひと族が楽しくくらす国。勇者さま、おねがいです。ここから東にいるまおうを、たおしてください! われわれ、ひと族は、まおう軍に、せめこまれようとしています!」


 以下、部下のセリフ。

 女の子、男の子と続く。


「くろい髪、くろい目の勇者さま、すてき!」

「まおうはわるいやつです! いっしょにたおしましょう!」


 部下の男役のそばには、大きな首輪の小道具を着けた女の子が悲しそうに座り込んでいる。


「いやいや! (われ)を元の世界に、帰してくれ! 勝手に呼びつけるとは、何て無礼な者たちだ! それに我の目には見えるぞ! お前たちの心が真っ黒なのが!」


「やかましい! おまえはわしのいうことを、きけばいいのだ!」


 悪の王役が態度を一変し、小道具の杖で舞台を激しく突いた。


「わたしのお色気で、おまえなんか、いちころよ!」


 悪女役の子が、身体をくねくねさせる。


「おれが、ちからでねじふせてやる!」


 部下役の男の子が、力こぶを精一杯主張した。


「勇者さま、たすけてください!」


 座り込んでいた女の子が立ち上がり、勇者に助けを求める。

 それを、力こぶの部下役が「やかましい!」と、頬を叩く演技をした。

 女の子はその勢いで舞台中央へ走る。

 それを見た勇者役が叫ぶ。


「何と、高慢ちきな王だ!」


 悪の王役を蹴り飛ばす動作をし、観客からおぉぉと声援が起こる。

 悪の王役はそのまま退場。


「おばさんに興味はない!」


 悪女役を片手で押し、観客から笑いが起こる。

 悪女役もそのまま退場。


「この、ひょろひょろがぁ!」


 力こぶの部下役を、剣で斬る動作をして倒す。


 おおおおおお!

 パチパチパチ!


 大きく歓声がわき、拍手が起こる。

 斬られた子は「ぐあぁぁぁ!」と背を向けて舞台片隅に倒れた。


 そして勇者役は舞台中央に立ち、頬を押さえた女の子を立たせ、その手を取る。

 二人はお互いに見つめ合い、頷き合った。

 勇者役は女の子の肩を抱き寄せ、身体を観客正面に向ける。

 剣を大きく掲げ、高らかに言い放った。


「このような悪い国には我、ナオ・ユキ・フォレスターが、必ず罰を下す!」



 おおおおおおおおおおおおお!!!



 いつの間にか立ち見までいるほどの満員となっていた観客から、大歓声が起きた。

 初代王が、後の王妃を傍らに名乗りを上げる重要なシーンだ。

 盛り上がらないはずがない。


 ――そう、これが勇者の物語のはじまり。


 非道な技とされる「召喚」で無理やりつれてこられた勇者は、獣人族を奴隷としている悪の国に(ふん)(がい)し心を痛め、この国にはびこった悪政を滅ぼす決意をする。


 この国では人気の起承転結の起のシーン。

 そして第二幕。勇者王が後の王妃と一緒に、国を支配する悪の王を滅ぼすために仲間を見つける旅に出て、冒険者となる。


 第三幕で魔王に会い、友達になって一緒に戦おうと宣言する。

 最終幕では、SSランク冒険者になった勇者が、悪の王と再び(たい)()する。

 そして未来の王妃や旅の途中で仲間になった者たちと、悪の王を倒す。その地で初代国王として新たな国を興す宣言をするシーンは、盛大に盛り上がった。


「ここを、フォレスター王国とする!!」



 うおおおおおおおおおおお!!

 パチパチパチパチパチパチパチパチ!!



 ―――― フォレスター王国ばんざーい! ――――

 ―――― 初代国王ばんざーい! ――――



 大人たちは酒が入っているから、赤ら顔で拍手喝采。大声援。


 国の成り立ちがよくわかる素晴らしい劇だった。


「これにて、ピーセリア孤児院の劇、『勇者王ものがたり』終幕です! 皆様ありがとうございました! 少しでも心に響いたなら、ぜひ寄付をお願いしまーす」


 この大盛り上がりの中、袋を持った少年少女たちがノリノリで客席に向かって散開した。

 先ほど主役を飾った少年や、ヒロイン、悪の王役、その部下たち、魔王役、全員総出で寄付袋を持って客席を回る。


 私のところに袋を持ってきた主役は、以前ギルドに「森に強い魔物がいる」と教えてくれた子で、『魔物解析』スキル(魔物にのみ使える『鑑定』のようなスキル)持ちの少年だった。

 悪の王役も他の役の子も、この子とパーティーを組んでいるお馴染みの子たちだ。

 いつもはホーンラビットあたりをギルドに持ってくる。


「すごく面白かったよ! 主役だったんだね。黒のかつらも似合ってるよ」


「へへへ!」


 実際の勇者王は黒髪黒目だったらしい。しかしカツラは用意できても目は無理だ。瞳は赤いままの勇者王役の少年は、照れつつも自信ありげに笑った。


 ――生活がかかっているから劇もしっかりしているんだなぁ。


 皆が銀貨や銅貨を入れているところ、私は金貨を数枚入れた。

 これで、そのくたびれた鎧の衣装や舞台の修復費用にしてほしい。というか、あの舞台は解体して孤児院の敷地内に置いているのだろうか。孤児院に行ったことがあるけど気づかなかったなぁ。



 今回の劇は「勇者が召喚されて、新しく国を作って終わり」だったけど、現実はもちろんそのあとも続く。

 宣言どおりにどの種族も差別することなく、されることのない国作りを目指し、それを国の永遠の方針とした。


 もちろん悪い王と同じ人族も差別されることなく、この国に迎えられた。

 彼がこの世界に来ることになった原因「召喚の技(魔法?)」は、永遠に行われないよう厳しく禁じたらしい。悪の国にあった召喚方法は、ことごとく燃やされ焼失した。


 そして劇のセリフにあった――我の目には見えるぞ! お前たちの心が真っ黒なのが!――。


 初代王は様々な人、物、魔物の能力を、事細かに見定めることができたとされている。

 ――――彼にも『鑑定』スキルがあったのだろうか。


(その割には、スキルと魔法が発現しやすくなる精神値とか、未だに知られてないけどね)


 歴史学や言い伝えでは、勇者王はその力もあって、SSランク以上の力を持つ冒険者になれたとある。そして、様々な国で人を助けてきたことで、恩に報いるために皆が勇者の味方をしたとも言われていた。


 ――それにしても、初代王は「ナオユキ」さんだったのかな。苗字は「森星」さん? ……つまり私と同じ「地球」の「日本」出身だったのだろうか。

 それとも王国名は王国名で別物なのか。あるいは元々そういう名前だったのか。

 それに五百年前にしては、「サッコゥボウ」は見たことあるし、他にも広めた料理や遊びなどは、私も知っているものばかりだ。そんなに昔の人とは思えない。

 召喚の場合と転生の場合で、来るときの時間に差が出るとか?

 実は似ているだけの別の世界とかいう考え方も、前世で流行ったような……。


 うーん。

 考えてもしょうがないよね。もう亡くなった方だし――。



 さてさて、日が傾いてきた。

 通常ならば閉門の鐘が過ぎたら、家に帰るけれども今日は祭。

 これから町中、夜通し踊って騒ぐ。


 お酒でも買おうかな――と一人で歩いていた私は、『探索』スキルから三人に尾けられていることに気づいた。

 いや、同じ方向に行くだけかもしれない。確かめよう。


 次の路地にさっと入り、走って通り抜け、別の通りに出て物陰にすっと隠れた。

 念のため『気配遮断』スキル(性能はあまりよくない)も使う。

 すると間もなく追いかけるような小走りで、さっきの男一人が路地を抜けてきた。続けて残り二人も現れる。


「あれ? こっちに来たはずなのに……」


 やはり狙いは私なのか。


「おかしいなぁ。でも言ったろ? あのSランクと約束なんかしてないって」


 あのSランクとは――魔王様とのことだよね。ばれたかー。


「今のところ一人だしなー」


 私を捜すより、いっそのこと今日は三人で楽しく過ごせばいいのに。

 私が一人でさびしそう、とか勝手に思っているのだろうか。


「クンクン。あ、こっちの方角かも。甘いにおいがする」


 こちらさんは獣人族か。人のにおいを勝手に嗅がないでください。

 でも何だろ、甘いにおいって。……苺大福かな……まさか服ににおいが残っていたのかな……。


 さてどうしよう。ん? …………あれ。

 私は彼ら三人よりも先に、その人物を見つけた。現状を打開できそうだ。


 三人に気づかれないように、私はその人物に走り寄り、挨拶をする。

 ようやく私に気づき近づこうとした彼らは、声をかけようとして思いとどまり、噂が本当だったことに落胆したようだった。


「まだこの町にいたんですね。ルシェフさん」

(すみません!)


 後ろの三人がすごすごと去っていくのを、『探索』で確認しつつ、心の中で魔王様に全力で謝っていた。

 かといってこのまま私が去っても変な気がしたので、苦肉の策で収納魔法から一つの「サッコゥボウ」を取り出した。


「これ、今日買ったばかりなんですけど、いりませんか?」


 断られたらすぐ去ろう、もしお相手がいて帰ってきたらすぐ去ろう! と考えていたのだけど……。


「――――もらおう」


 予想に反して受け取られてしまった。


「はい。……あ、どなたかと待ち合わせ中……ですよね。それなら私」


 立ち去りますねーははは、と言い終わる前に。


「待ち合わせている者などいない」


「……」


 先に言われてしまった。

 仕方ないので自分の分も出して食べる。


 魔王様という人物は、この国では好意的に見られている。

 劇であったように、初代王とは仲がよかったらしい(まさか劇のように友達になろう、という雰囲気ではないだろうけど)。

 初代王が建国してからは、お互いの国のものを流通させた。両国とも相手国のいいところと、自国のいいところを採り入れ合って、さらに発展させたのだそうだ。現在も貿易相手国で、いろいろな種類の物が流通している。

 初代王が崩御した後も交流は続き、近いところでは現在の国王の即位式にも出席したらしい。


「今はのりが円形のものが主流だが、本来は五角形にして貼っていた」


 魔王様が五百年前の「サッコゥボウ」について教えてくれる。


 ――あぁ! そうかも。


「知っているか。これは元々『サッカーボールおにぎり』と呼ぶ食べ物だ」


 ………………! そうそう! それだ。

 やっと思い出した!


「サッカーボールおにぎり!」


 いやぁ、喉に引っかかっていたものがやっと取れた感覚!


「サッカーボールおにぎり! ……あ、へぇぇ、サッカーボールおにぎりかぁ。……ふふふ、初めて聞きました。今じゃだいぶ短くなったんですねー」


 久々に興奮したけど、なぜ一つの料理ごときで興奮しているのか、不審に思われないように最後はごまかした。


 魔王様とは、初めてこんなにしゃべったなぁ。

 といっても、私がルシェフさんを『魔王』と認識しているとは、思っていないに違いない。向こうは『詐称』スキルで、能力値を全部隠しているつもりだろうから。

 もちろん、認識していると知られたら面倒だ。だからわざわざ「あなたは魔王ですよね、知ってますよ」とは言わない。


「ふ」


 魔王様が片方の口の端をくいっと上げた。


「初めて聞いたにしては、――――何度もはっきりと言えたな」


「…………っ」


 今日は終始晴れていた。

 とてもきれいな夕日の下で、なぜか私にだけ別の光が差し込んでいるような感覚……。魔王様のエメラルドの瞳も、その光を受けて(ひらめ)く。――――私を見透かすかのように。




こちらの話は、コミック版『転生した受付嬢のギルド日誌』Chapter8

にて同様のシーンが出てきます。

ご興味ありましたら、ぜひスマホにてご覧ください。


スマホサイト マンガよもんが 転生した受付嬢のギルド日誌

https://www.yomonga.com/title/883


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