帰って来ました!アズール領に!!
社交シーズンが終わってアズール領に戻って来た。
道中は、やっぱり疲れたよ。馬車って、揺れとかしんどい。シンデレラは、よく頑張ったよね。カボチャの馬車でさ。
でも、魔法で馬車になった馬車だから、そんなに揺れないのかもしれないなー。それに、お城までそんなに距離がなかったのかもしれない。シンデレラと比べちゃダメだね。
お屋敷に戻ったら、玄関の前にお兄様とカティアが待っていてくれた。2人の顔を見たら、疲れが吹き飛びました!!
「「お帰りなさい」」
「ああ、ただいま」
「良い子にしてましたか?」
「お兄様!!!カティア!!!ただいま戻りました!!」
感動?の再開の挨拶の後、お父様とお母様が、お兄様とカティアと話し終わるのを待って、私は2人に抱きついた。
ーは〜、癒されるぅ。
お兄様は私の頭を優しく撫でてくれ、カティアは再度『お帰りなさいませ』と挨拶してくれた。
「ただいまー」
「お姉様がいなくて寂しかったです」
こんな可愛い事を言ってくれるカティア。
ーあ〜、可愛いわ〜!天使だわ〜、妖精だわ〜!
「わたくしもカティアとお兄様に会えなくて寂しかったわ」
「お姉様ー!後で、王都でのお話やお茶会のお話を聞かせて下さいませ」
「もちろんよ!!」
「僕も聞きたいな。聞かせてくれるかい?」
「喜んで!!」
カティアだけじゃなくてお兄様も話を聞きたいって言うから、私は後で話しをする事を約束した。
お兄様とカティアとは会えたけど、残念ながらノワールは玄関前にはいなかった。自由猫だから、きっとどこかに遊びに行ってるのだろう。ノワールをもふもふしたら、もっと疲れが吹き飛んだと思うのになー。ちぇー。
後で見つけたら、いっぱいもふもふしようっと。
感動の再会の後、私達はそれぞれの部屋に戻る事になった。疲れてるから、少し休んでから晩ご飯にするようだ。
うん、その配慮は有り難い。お兄様とカティアに会って、疲れは吹き飛んだけど、それは一瞬だけの事。蓄積された疲れはなかなか消えない。
ベッドに横になって、少しは疲れを取らなくては。
部屋に戻ると、すぐにミーアが着ていたワンピースを脱がしてくれた。ううっ、こうして着替えを手伝って貰うのには、いつになっても慣れない。恥ずかしい。
着てたワンピースを脱いだら、違うワンピースに着替える。このワンピースは、ベッドにゴロゴロしても良いワンピースなのだ!ワンダホー!!
「シフィルお嬢様、少しお休みになりますか?」
「ええ、そうするわ」
そして、私はすぐにベッドに行ってゴロンと寝転がった。
ーあ〜、疲れたぁー。
しばらくそのままベッドにゴロゴロしてると、ミーアが『晩ご飯の支度が調いました』と呼びに来てくれた。
ミーアは私と違って、お屋敷に帰ってからも休憩なしで働いている。働き者だけど、大丈夫か心配になるよ。
私はミーアを煩わせないように、すぐに部屋から出てダイニングルームに向かった。
晩ご飯の間、お父様とお母様と私は、お兄様とカティアに王都での事を話した。もちろん、お茶会の事も。
『突然ハチが現れて大変だった』と話すと、すぐにカティアが『お姉様、大丈夫だったのですか?お怪我はありませんでしたか?』と心配してくれた。
ーうんうん、カティアはやっぱり可愛いね!
「わたくしは大丈夫だったわ」
「そうですか。それなら良かったです」
カティアがニコッと笑ってそう言うと、次にお兄様が質問してきた。
「それで、お茶会はどうなったんだい?」
「騎士様達が誘導して下さり、わたくし達は安全な場所に避難しましたが、ハチを退治しようとした影響で、お茶会の会場がメチャクチャになってしまったのです。お茶会は続けられず、解散になりました」
「そうか。それは大変だったね」
「ええ、とっても」
思い返すと、色々な意味で大変なお茶会だった。まさかの乙女ゲーのキャラ達の登場に、ハチの襲撃。そして、泥まみれになった事とレオ様の魔術。
ーあ〜、こうして無事に家に帰って来られて良かったー!
私は心の底からそう思った。
多分、年内最後の更新になると思います。
皆様、良いお年を!




