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ドジな女神に不死にされました  作者: 無職の狸
第一章 今度の人生はスローライフで行こうと思ってたのに、どうしてこうなった
9/109

<9> あの日まで…

本日四話目です


ゴブリンと戦って血塗れになって川でいっしょに♪


††


 俺とアマンダは狩人ハンターとして、今日初めて二人だけで森に入った。

 

 この森にはウサギやら鹿やらの動物の他に、ちょっと大きめのイノシシなんかが居る。どれも古株の狩人ハンターと一緒に狩っていた魔獣だ。

 

 しかし初めて見た時は驚いたね。

 

 みんな身を守る武器を装備してるし。ほんと動物が武装してるんだぜ。ウサギはユニコーンみたいな角を持ってるし、鹿の角なんて殆ど刃物です。イノシシはやたらでかい牙持ってるし、どれも殺傷能力抜群ですね。

 

 最初は梃子摺ったけど、でも古株の狩人ハンターさんにちゃんと倒し方を教えてもらった。

 

 魔獣といっても知能は人間に劣るってんで、攻撃パターンはある程度決まっている。時折変な動きもするけど、それほどのものじゃない。

 

 イノシシはそのまんま猪突猛進してくるだけだし、ウサギはランダムに左右に跳ねて飛びかかってくるだけ、鹿はイノシシとウサギを混ぜた感じ、共通するのは一直線に向かってくるってこと。

 

 アマンダが弓で攻撃して、向かってきたところをリズムよくテンポを合わせて避けて、後ろからバッサリ。または横からバッサリ。

 

 時々殴り飛ばしたり蹴りあげて倒す。

 

 簡単なお仕事です。

 

 偶にアマンダが正面からぶん殴って、角で怪我したりしてた。ご愛嬌ですね。うんうん。

 

 森でも奥にはいると面倒な魔獣も居るらしいけど、この辺りは割と弱めの魔獣しかいないので、初心者狩人ハンターの腕試しには最適ってことだ。

 

 ただ面倒なのは、少しだがゴブリンが出てくること。

 

 ゴブリンはここでは亜人種と呼ばれている。他にオーク、オーガという上位の亜人もいるが、森の奥に行かないとまず出てこない。

 

 亜人種は森の奥とか岩場なんかに集落を持ってる。そこにはオークやオーガもいるとかで、『お前たちは絶対近づくな』と古株達に云われた。

 

 こいつら亜人は集団で狩りをするから面倒だ。常に4匹から6匹といった感じで、一種のパーティだな。

 

 んで亜人は魔獣や人を襲って主食にしてるらしいが、それだけじゃない。人間の男はご飯にするらしいが、女は殺さずに拉致する。村に結界の柵が無かった頃は、村の女の人が拉致される事が多々あったらしい。

 

 奴らが女を攫う理由は子作り。基本的に亜人ってのはオスしか生まれない。まあ雌がいたらちょっと気持ち悪い。特に上位種のオーガのメスとか見たくもない。


 てことで人間の女を攫ってって、孕ませて子供を生ませるとか。つまりまるっきり同人エロ漫画を髣髴とさせる外道です。

 

 ちょっと興味あるか──げふんげほん

 

 だから狩人ハンターは亜人を見たら殲滅する。

 

 これは狩人ハンターの心得にもなってる。それじゃあ集落を襲えばいいんじゃね、ッて思うんだが、奴らはやたらと数が多いこともあって、集落を襲って殲滅するまでには行かないらしい。

 

 それでも数ヶ月に一度の割で、村の狩人ハンターが全員集まって大規模な亜人狩りをするとか。いずれ俺も参加するんだろう。

 

 古株からは亜人と会ったら、全力で女を守れと言いつけられた。了解です。死んでも守ります、死なないけど。

 

 そんな事考えてると、何故かぶち当たってしまうのがお約束。

 

 ウサギを狩って、布袋にしまったところで、ゴブリン共が襲いかかってきた。ちょっと奥まで入りすぎたかもしれない。

 

 でもいずれは当たる相手だ。

 

 緑色の体に醜悪な顔をした、身長80センチ程のサルのような亜人達。身長的には俺よりちょっと小さいくらい。アマンダと同じくらいか?

 

 そんな奴ら6匹が森から現れ、俺とアマンダを囲んだ。何やらギーギーと鳴きながら剣や棍棒を構えている。明らかに俺たちを襲う気だ。

 

 心なしかアマンダを見る眼がニヤついている。マジだなこりゃ。

 

「アマンダ、絶対離れるな。」

「解った。」


 背後にアマンダの体温を感じつつ、俺はゴブリンに切り込む。奴らもショートソードや棍棒を持って俺に向かって来る。

 

 俺は親父から貰った長剣を振り上げ、ゴブリンを斬りつける。それを剣で受け止められるが、受け止めた剣もろとも力で押し込んだ。

 

 横から加勢のゴブリンが棍棒片手に襲い掛かってくるが、それを避けずに肩で受け止める。

 

 派手な打撲音と共に、結構な衝撃はくるが痛みはない。称号【不死神】によって与えられたスキル、【剛体術】はLv.7となったいる。【再生】はLv.6まで伸びているし、この程度のダメージでは傷つくこともない。

 

 実際Lv.7の【剛体術】を発動した状態だと、なまじっかな剣でも肌を傷つけられない。岩程の硬さがある感じだろうか。ちょっとやそっとじゃダメージを受けることなんて無い。

 

 アマンダと殴り合いの練習をして試したけど──もちろん俺が殴られっぱなし──岩をかち割るアマンダの拳撃になんとか耐えている俺は、実にシュールだった。

 

 そんな俺を棍棒で殴ると、返って殴ったゴブリンの手がダメージを受けてしまったようだ。醜悪な顔が痛みに歪んでいる。

 

 俺は目の前のゴブリンとギリギリと鍔迫り合いをしていた剣を、構わず横薙ぎに振り切った。

 

 棍棒を持つゴブリンの腹に長剣が滑りこむように入り、斬り裂かれた腹が裂けて血と内臓が飛び散る。逆に鍔迫り合いをしていたゴブリンが奇妙な叫び声を上げて、俺に斬りつけた。

 

 俺はそれを腕を上げて前腕で受け止めて弾き返し、返す剣でそいつを切り捨てる。普通じゃ真似できない、俺だけの戦法だ。

 

 念のため俺の腕には黒いサポーターが巻かれている。鉄の板も仕込んであるから普通でもナマクラ剣なら受け止められる。

 

 背後に眼をやると、アマンダに三匹が襲いかかっている。だけどアマンダも唯じゃやられない。

 

 ゴブリンの剣を受け流し、ナックルで殴りつけ、鉄の仕込まれたブーツで蹴りつける。

 

 さらにゴブリンに向けて火球や氷の槍を放出する。

 

 流石に魔道士マジックユーザーだ。あれからコソコソと魔術の練習してたけど、完全に操ってるね。

 

 アマンダの横から4匹目が襲いかかる、俺は剣が届く前に斬りかかり、首に突き刺した。

 

 次々に戦闘不能になっていくゴブリンを倒し、周囲が血と臓物で塗れる頃、最後の1匹が血だまりの中に崩れ落ちた。

 

「結構面倒だったね。」


 体中を返り血で濡らしたアマンダが、にこっと笑った。中々凄惨な姿だけど、それでもアマンダは可愛らしい。

 

「ああ、面倒だったぁ。森の奥とかいくと、ゴブリンの集落があるとかいうし、オークやオーガとかも居るらしいよ。そいつらもっと強いって言ってた。やっぱ家で寝てるほうがいいかな~。」

「ばーか、いっぱい稼いでおばさん達楽にさせるんでしょ?」


 アマンダが血塗れの顔でにっこり笑う。うーん、やっぱちょっと凄いかもしれない。

 

 てか……少し洗いに行こうか……

 

「うん、水浴びしたい。血が気持ち悪いし。」

「でもその前にこいつらの牙を採って行かないと。」


 俺はゴブリンから牙を抜いて、袋に放り込み、その場を後にした。ゴブリンの牙は防具や武器に使えるとかで、割りといい値段で売れるんだ。

 

 森から川までは大した距離はない。危険な獣も辺りには居らず、俺とアマンダは防具を外して裸になり、水を体に掛け顔を洗った。

 

 昔から一緒に風呂に入っているせいか、今更恥ずかしいも何もない。ただ、アマンダの身体がちょっとだけ幼児体型じゃ無くなってきてるんだ。

 

 ほんの僅かに乳房が膨らみ……


 まさか俺、興奮してる?んなこたーない。ただ少しずつアマンダの体型が変化していることに、歳月の流れを見ているだけだ。

 

 きっとそうだ。俺はロリじゃないッ!

 

 必死で押さえつけて~~そっか~子でもでもオッキす──げほんげふん

 

 兎も角、俺とアマンダの平和で長閑で、時々血塗れな狩人ハンター生活はのんびりと続いていった。

 

 

 

 

 あの日まで。

 

 

 ジュンヤ

 【種族】人種

 【年齢】7歳

 【状態】普通

 【Lv】6

 【HP】9999

 【MP】9999

 【SP】9999

 【最大攻撃力】359

 【最大防御力】99999

 【最大魔法攻撃力】1

 【最大魔法防御力】99999

 【最大回避】142


 スキル

 【剣術】Lv.15

 【拳術】Lv.18

 【蹴術】Lv.12

 【体術】Lv.11

 【危機感知】Lv.9

 【採取】Lv.10

 【状態異常耐性】Lv.3

 【身体強化術】Lv.11

 【再生】Lv.6

 【剛体術】Lv.7

 

 称号

 【狩人ハンター

 【不死神】Unknown

 


《解説》

※【剛体術】 体表を石の様に硬化させる。最大レベルで鋳鉄程度(ビッカース硬さで150程度)

※【再生】 ちょっとした回復魔法を常時発動程度の治癒能力。レベル上昇により治癒力が上がる。

※【身体強化術】 筋力や肉体硬度を固め防御力を上げ、常時最大防御力を発動させる。

※【状態異常耐性】 状態異常魔法による、毒、麻痺、混乱、暗闇、などを緩和する。行使された魔術とのレベル差により相殺される。


††

昨日と今日で9話投稿いたしました。

本作品にブクマや評価を頂き、有難う御座いますm(_ _)m


夕方以降にあとすこしだけ投稿したいかと思います。

どうぞお楽しみ下さい


4/8 ステータスやスキルに解り難い点がありましたので、修正追記しました。

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