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百剣+αの異世界転移  作者: 厨二神
第二章:王都『セルディア』編
6/10

第六話:聡一、『セルディア』に入国する

またまたお気に入り登録ありがとうございます!

相変わらず文章が下手です。一話ごとに文字数がばらばらですが広い心をもって読んでくださると嬉しいです。

それでは、第六話始まります。

頭が無くなったゴブリンの体が燃え上がり・・・一瞬にして消滅した。


あれ・・・?何かやばそうな剣飛ばしちまったか?

そんなことよりまず彼女は無事か?


「おい、大丈夫か!?」


「ひぐっ、うぇぐっ」


彼女はどうやら動けなさそうだ。

ということは残りのゴブリン四匹は俺が倒さなきゃいけないってことだな?


はぁ・・・初めての戦闘が人助けか・・・

でもまぁ、俺の能力を試すにはちょうどいいよな?多分


と、ゴブリンたちが近づいて来る前に倒しちまうか。


意識を戻して俺はゴブリンたちと対峙することにした。


数は四、空中に浮かせてるこの一本で足りそうかな。


とにかく


「消え失せろ!」


俺はゴブリンの一匹に向かって剣を飛来させた。が、ギリギリ躱されてかするだけだった。


躱された、か・・・

やっぱり難しいな、コレ・・・


悠長に考えているといきなりそのゴブリンの体が燃え始め・・・消滅した。


またか。

もしかして・・・この剣の能力か・・・?


そう思い真紅の剣をじっと見つめると、ゲームの中で出てくるようなステータス画面が現れた。


---------------------------------------------------------

豪炎の神剣・イフリート

※破壊不可


・斬りつけたものを燃やし尽くす


・魔法の媒体にすることで火属性魔法を限界まで強化できる


・剣の寿命を減らすことにより、この剣の属性の魔力刀身を伸ばすことができる(神剣全共通)


・不明


---------------------------------------------------------


やっぱこの剣の能力か・・・ってチートじゃねぇか!?

ゴブリンに使った脳力も充分チートだったけど破壊不可って・・・

魔力刀身?っていうのと相性良すぎるだろ!

ちょっとやってみるか。


俺はイフリートを呼び戻して握ってみた。


そんなに重くないな・・・

それと少し温かいな、この剣。

じゃあやってみようか。


刀身を伸ばすイメージを思い浮かべてみた。

すると、イフリートの元々の刀身を中心として炎が噴き上がり剣の形になった。


残りも倒しちゃうか!


三匹のゴブリンを一箇所に集め、三匹まとめてイフリートを一閃した。

一瞬で灰と化した。


ははっ、チートすぎて苦笑しかできねえよ。


目から涙が出そうになってきた俺は気づかれないように剣を消した。

剣を消したあと彼女に近づくと彼女は既に落ち着きを取り戻していた。


「私を助けてくれてありがとうございました。何かお礼をしたいのですが・・・」


「いや、お礼なんかいらないよ。俺の名前は朱上聡一だ。ちなみに話し方は普段通りでいい」


「そっか。私はルニアよ。ソウイチね・・・珍しい名前ね。しかも黒髪に黒目かぁ。出身はどこなの?」


やべっ、この世界だとこの容姿は少ないのか・・・?

出身はどうしようか・・・

とりあえず田舎ってことにしとくか。


「俺は遠い田舎から来た。もう夜が近いからどこか町がないか探してたところにルニアの声が聞こえてきたんだよ」


「そっか。じゃあ私がセルディアまで連れてってあげる!私はセルディア生まれで冒険者なのよ!」


ルニアが歩き始めたから俺もそれに続く。


「冒険者って・・・?」


「ソウイチは冒険者の意味も知らないような田舎から来たの?冒険者っていうのはね、ギルドに登録して依頼を受ける職業よ」


「なるほど。でもそれで生活費とか稼げるのか?」


「低ランクの依頼だけ受けてると無理だけど高ランクのを受ければ稼げるわよ。」


「依頼にランクとかあるのか?」


「冒険者ランクと同じランクまでの依頼しか受けられないよ。ちなみにランクはSからFまであるわ」


「ルニアのランクはどのくらいなんだ?」


「私はDよ。一人前の冒険者ってとこかな。E、Fは半人前、駆け出しって感じでDが一人前、B、Cがベテランって、感じよ。」


「SとAはどうなんだ?」


「Aはエリート級よ。Sなんかは国がその国専属の冒険者にしたがるくらいよ」


「そうか、大分分かったよ。ところでルニアは依頼の時以外は何してるんだ?」


「私?私は冒険者育成学園で勉強したり訓練したりしてるわよ?」


「訓練っていうのは分かるけど勉強もしてるのか?」


「何でそんなに不思議そうなのか分からないけど・・・勉強っていうのは魔法の勉強よ」


「あぁ、そういうことか。なぁ俺もその学園に入れるのか?」


「身分が証明できれば入れると思うよ。入学料金はかからないしね。住む場所は寮があるから食料も問題ないわよ」


「どうしてそんなに待遇が良いんだ?無償でそんなことまでしてくれるなんて」


「ギルドが冒険者が受けた依頼の報酬金の一部を学園に寄付してるらしいから大丈夫よ」


「じゃあまずはセルディアに着いたらギルドに行くよ。ルニア、ギルドまで一緒に行かないか?」


「もちろん!あっ、セルディアが見えてきたわよ」


その言葉に視線を前を向けると、石の外壁に囲まれている町が見えた。

その正面に正門らしき大きな門があり、二人の衛兵が立っているのが見える。


「そういえばソウイチ。身分を証明できるものある?」


すっかり忘れてたな。


「何も持ってないが・・・」


「そっか。私が何とか説得してみるわ」


門の前までたどり着いた俺たちに二人の衛兵が近づいて来る。

一人の衛兵が俺の前まで来て


「身分を確認します。ギルドカードなどを見せてください」


と言ってきたから俺が「持ってない」と言う前にルニアがフォローしてきた。


「その人、身分証明できるもの持ってないのよ。でも私はギルドカード持ってるからその人も通してくれませんか?」


「だめです。これは国で決められた規則なので」


「私はその人に命を救われたんです。ですからこの王都で何か恩を返したいと思っていたのです。しかし、この人は遠い田舎から来たらしいのでギルドカードも持っていないんです」


「そういうことなら通しますが・・・名前は何ですか?それと種族を」


ルニアと話していた衛兵が俺に向き直り質問してた。


「名前はソウイチだ。種族は見た目通り人間だ」


「わかりました。これは仮証明証です」


カードのようなものを渡してきたので有難く受け取ることにする。


「ありがとうございます」


「いえ、私どもはこの国の衛兵として当然のことをしたまでです。それでは、ようこそ王都セルディアへ」


俺たちは開かれた門を通って、正面に城がそびえ立っている『セルディア』の中へ足を踏み入れた。


どうでしたでしょうか?

異世界といえばギルド、ギルドといえば冒険者、ですよね。

学園、というのも出てきましたがこれからの聡一の行動が気になりますね。



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