第二話:運命の日の朝
第一話が短かったため第二話も第一話とセットで投稿してみました。基本的に不定期投稿ですが、よろしくお願いします。
いつも通りの朝、そしていつも通りに朝食を食べ、学校に行く支度をする。
今日の俺はいつもより若干興奮気味だ!何といっても今日は高校生活の始まり・・・すなわち高校の入学式なのだ。
「そーちゃん、そんなに急いで怪我しないでね?」
「分かってるって母さん。俺はどんなに興奮してても事故に巻き込まれたりしないよ」
俺の母さんーーー朱上継観ーーーは俺より身長が低く153cmしかないが30代後半の今でもポニーテールで美貌を保っている。
そんなことは良いとして!
「もう行くよ、母さん」
「はぁい、いってらっしゃい!」
「父さん、帰ってきたら高校スタートの感想聞いてくれよ?」
「あぁ、楽しみにしてるぞ。頑張れよ」
俺の父さんーーー朱上悠介ーーーと会話を交わし家の扉を開き約束の場所へと駆け出した。
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「よっす聡一、久しぶりだな!」
「ぷっ、まだ一ヶ月も経ってないだろ」
「相変わらずノリが悪いなぁ、聡一は」
「そういう龍太だって相変わらずな性格じゃないか?」
こいつは俺の親友兼悪友の龍太だ。
俺のノリが悪いわけじゃなくてこいつのノリがおかしいだけだと思う・・・
その場で5分ほど会話していた。
そろそろか・・・? 来た!
「おーい!ソウイチー、リュウター!」
そいつはすごい勢いで走ってきている。まるで獲物を見つけた時の猛獣のようだ。
ヤツはそのままの勢いで俺たちに向かって近づいて、近づいて、近づいて・・・?
ちょっ!このままだとヤツに轢かれちまう!
俺は龍太に目を向ける。
龍太の視線は諦めろと言っている。
ああ・・・もうダメだな・・・
コンマ数秒で俺はヤツのボディプレスをモロに食らってしまった・・・
続けて第二話ですが今回も短いです。
まだ日常(?)生活の話が続きます。