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タイトル未定2025/11/01 12:10
また夢を見た。
悪夢だ。
どんな内容だったか、思い出そうとすると頭が痛む。
まるで思い出すべきではないと本能が訴えているかのように。
夏の季節は当たり前だけど暑くて、クーラー抜きでは死んでしまうだろう。
なら、そうするべきなのに、そう出来ない。
私を縛るものがあるから。
生きるのは難しいけれど、死ぬのも同じくらい難しい。
完全に目が覚めてしまった。
六畳一間。今の私の世界で、死ぬまで日々を数えるのみ。
私は16の高校生だけど、世間一般の価値観とは違うかもしれない。
ぬいぐるみとか、可愛らしい雑貨とか。そういうものは部屋にない。
私には必要ないから。
どうせ死ぬゆく私には。




