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僕は神になりたい  作者: tanahiro2010


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4/7

第4話 ステータスと簡易領域

 【魂喰】を使用してから5分、やっとボス君の吸収が終わったよ。

 めっちゃ暇だったから待機中に試した事が一つ。推定神様が言っていた『ステータス』とやらの確認だ。

 よくファンタジーな小説で見るあれが出るのかな〜的なことを考えて魔法と同じ容量で『ステータス』って唱えてみたら実際はちょっと違った。

 そのステータスが表示するのは、自分自身の強さ的なものはもちろん他人のステータスや、現在地球で一番強いダンジョン外生命体のステータス、異界侵食度という3項目が見れるのだ。


 で、びっくりしたのがこれ。僕、人間なのか怪しいんだわ。

 どういうことだって?なんかさ、ステータス見たら種族の欄に【人間?】って書いてあるんだわ。

 どういうことだってばよ。え、僕人間じゃないの?

 これまで普通に人間だと思って生きてきたんだけど。

 まぁどうせこれから僕は神になるんだしそんな些細な問題は置いておくとして、、、些細な問題かどうかも置いておくとして。

 見れる項目は『名前』や『種族』、『象徴』と『レベル』と『存在強度』、『称号』とかかな。

 今の僕のレベルは1000で存在強度が【X】だね。象徴の欄には何も書かれてないしよくわからん。

 称号には【螟也阜繝守援蠖ア】ってあるけど文字化けしててよくわからん。

 自分のステータスはこんな感じかな。

 正直ステータスって言うんだから力とか速さとか見せてくれると思ってた。


 次に他人のステータスが見れるってやつね?見れる項目は自分のステータスと一緒。

 これは指定した名前の人なら本人でなくとも多分誰でも見れる。

 さっきどんな感じで視れるのかなぁって試しに今の日本首相、『御門 俊継』という名前を指定してみたんだよ。

 そしたらなんと、「御門 俊継」という名前の人間全員が出てきたのだ。いやまぁ珍しい名前だし3人しかいなかったんだけどね?

 それでも脅威だよこんなの。つまりこの力さえあれば名前がわかる人の生死判定が簡単に出来るってことなんだから。


 ほんでこれ、現地球上最強の生物ってやつね?

 これは【黒瀬 高雅】ってやつらしい。正直ここまで簡単にこれたし僕が最強かと思ってた。絶対に後少しで僕はこいつを超えてやるんだ。

 存在強度は【Ⅶ】。

 これで一番驚いたのはこいつも人間じゃないんだよね。

 種族の欄に【欺瞞の神】ってあったんだ。僕より存在強度弱いのになんでこいつは神になれたのか甚だ疑問だよ。存在強度=強さってわけじゃないのかな?

 で、称号の欄に【御門の奴隷】ってあったから首相の下にでもついてるのかな?僕神になったらこの国潰す予定だしその時に一番障害になるのはこいつかもね。


 そして最後、異界侵食度。

 これに関してはよくわかんないけどステータスボードによるとこの異界侵食度とやらが100%になるとこの世界が滅びるらしい。

 どうやら他にもたくさん世界があるようでその中の一つの世界がこの世界に侵攻してきてるとかなんとか。

 今の異界侵食度は50%。意外と進んでるんだよね。

 ステータスボードは異界侵食によって発生したダンジョンをさっさとクリアして世界を守ろうとか言ってるけどこの世界に未練なんてないし正直その異世界とやらに行ってみたい本心。まぁダンジョン探索は楽しいし神になりたいしするけどね。


 どうやらもっと存在強度が上がったら見れる項目が増えるらしい。

 えーっとどんなのが見れるのか、、、

 なるほど、存在強度が【XV】を超えると『外なる神』とやらに質問できるようになるとかなんとか。

 え、大丈夫?

 あんまり詳しいわけじゃないけど確か『外なる神』ってあのやばいやつじゃなかった?常人は認識するだけで発狂するとかそういう。

 、、、認識するだけで発狂する?なんかさっきそんな存在に僕リクエスト送った気がするんだけど。

 ほんとに大丈夫?これ。

 いやまぁここにあるし大丈夫なのかな?

 じゃあこれからは取り敢えず存在強度【XV】を目指してみようかな。今のレベルが1000だし多分1500になったら存在強度【XV】にもなるやろ。

 力を得ても神になる方法とかわからんし聞いてみよ。


 そうして僕は、ダンジョンから出ていくのだった。


 ☆☆☆ ☆☆☆ ☆☆☆


 いやはや驚いたよ。

 深層もクリアしたしダンジョン踏破かと思ったのにまだ下があったんだもの。

 確か次が深淵だったかな?少し先を覗いてから帰ってきたけどあれはやばいわ。

 少なくとも今の僕じゃ太刀打ちできないね。だってそこらの雑魚モンスターがさっき倒した深層ボスくらいの力を持ってるんだもの。

 一応クリアしたボスにも再挑戦できるみたいだし明日からはあのボスに【赫魔傀儡】や【魂喰】を使わずに倒せるようになりたいね。


 、、、はぁ。こんなことをつらつら考えていても仕方がない、現実を見ようじゃないか。

 うん、付けられてるね、僕。えーっと、人数にして20人くらいかな?みんな結構強そうな気配してる。

 わからんや、うん。

 取り敢えず誰であろうと全員消そう。強い人を殺した方が僕の経験にもなるしストレス発散にもなるしね。


ーー《孤域創生》


 これは魔力量に物を言わせて作った魔法。僕だけの世界を、簡易領域を展開する。

 今回入ることができるのは僕になんらかの意思があって近づく者のみに設定しといた。

 この魔法、結構便利だけど魔力の減り具合が半端ないんだよね。

 だから処すなら少しの時間でスマートに。これが結構トレーニングになるんだ。


「ねぇ、出てきなよ。僕についてきてること気が付いてるんだよ?もしかしてばれてないとでも思った?そんな幼稚な気配隠蔽で」


 ゾロゾロとガラの悪いのが出てくる。いやぁ、多いねぇ。


「お前、いつから気づいていた?俺らに付けられてると」

「え、ダンジョンでてすぐだけど」

「んなっ、、、」


 確か最初はこの人1人で僕のことつけてたんだよ。

 そんで途中から人が多くなったと。最初から大人数でつけとけばよかったのにね。なんで1人でついてきてたんだろ。


「で、結局何がしたくて僕についてきたのさ。邪魔するならみんなまとめてーー」

「ーー完結に言おう。お前の孤児院が国によって燃やされた」

「え、マジで?ラッキーなんですけど」


 てことは僕門限なくなるの?ずっとダンジョンに篭ってられるの?

 ラッキーなんですけど。ハッピーなんですけど。


「お前、、、友が、親が殺されたんだぞ。どうしてそんな感想が出てくるんだ」

「いや僕別にあの人たちのことどうとも思ってないし。なんなら孤児院自体邪魔だったし」

「、、、まぁいい。そして俺らはお前を国から保護するために派遣されたってわけだ。ということでついてきてもらおう」

「え、嫌だけど」

「なるほど、情報通りらしいな」


 えー、なんでせっかくの自由が手に入るかと思ったのにこいつらについて行かなくちゃならんのさ。

 嫌だよ。ずっとダンジョンに潜ってたいよ、僕。

 邪魔するならこいつら消す?またボス召喚に使えば死体もばれんやろ。


「お前ら、こいつを連れていくぞ。それがあの人の願いなんだ。達成しないと俺たち『黒瀬家』のメンツがたたねぇ」

「「Yes your highness!!」」


 え、今こいつ自分のこと『黒瀬家』って言った?

 世界最強の男の家系なの?そりゃあちょっと消せないじゃん。


「悪く思うなよ。お前ら、やれッ!!」


 あ~あ、めんどくさい。

 殺せるなら楽なのにね、こいつら。

 あ、いいこと思いついた。

 殺しちゃだめならこいつら死なないようにすればいいじゃん。

 

 この簡易領域内の僕は、神に等しい。

 なぜならこの領域は、この小世界は僕が創造したものだから。

 さすがにそこらの神には劣るだろうが、それでもある程度の無茶はできる。


 体に回る、魔力とは格がちがう力を練る。

 これまで使う機会がなく、持ち腐れていたこの力。

 されど、使い方はわかる。


――《理滅法統》


 この魔法、この権能はこの領域内の理を操作する。

 そして今僕は、この領域内にいるすべての人間から、死という概念を消した。


「それじゃあせいぜい、僕を楽しませてくれよ?」


 楽しい楽しい死闘の始まりと行こうじゃないか。


☆☆☆ ☆☆☆ ☆☆☆ 榊の孤児院院長『黒瀬 静乃』視点 ☆☆☆ ☆☆☆ ☆☆☆


 体に力が入らない。どうしてか、煙の臭いがする。

 ふと目が覚めて真っ先に思ったのはそれであった。


「あれ?ここは」


 首だけ動かし、あたりを見渡しても周りにはなにもない。

 いや、正確に言うと焦土と化したなにかもわからない破片だけ。

 先ほどまで、料理を作っていたはずなのになんでこんなところに?


 動かない力に鞭を打ち、無理やり立ち上がろうとする。

 地面に手をつき立とうとすると


――グチュッ


 なにか、生々しいものが手に当たった。

 何か気になり、真下を見る。

 するとそこにあったのは


――見慣れた子供の焼死体であった。


「ヒイッ」


 思わず悲鳴が出る。

 どうして?なにがあったの?

 それじゃあここはあの孤児院?

 疑問が脳内をめぐる。


 そして私は思い出した。

 いつも榊について質問してきていた政府の犬が、孤児院に火をつけたその光景を。

 止めようと思って求められず、結局すべて燃えてしまったあの悪夢を。


「どう、、、して?」


 脳内にフラッシュバックする。

 「先生だけは逃げて!」と、子供に逃がされそうになった情けない自身の光景が。


 あの時、榊はいなかった。おそらくダンジョンにまだ潜っていたのだろう。

 あいつは今無事なのか、政府は何がしたかったのか。

 幸い私に埋め込まれた管理チップからは電流が流れてきていない。 

 おそらく私ごと放火で殺したつもりだったのだろう。

 

「家を、、、頼る?」


 私の実家を頼る。そんなくそみたいな案が脳をよぎる。

 私はあの家を飛び出してきたが、おそらくあの家はまだ私を探している。

 あの家に帰ってすぐ榊を保護してくれと言えば、そのために動くくらいはしてくれるだろう。まぁ私の自由はなくなるも同然だが。


「私よりも、、、子供のほうが大事」


 そうして私は家を頼る決意をした。

 そのまま無理やり傷だらけの体を動かし、家に帰る。

 

 幸いそ家に帰った後は予想通りとんとん拍子でうまくいった。

 父上に榊を保護することを直談判し、あの親バカはすぐに承認。

 交換条件で私の自由は失われたが、あいつの命はおそらく助かる。


 捜索隊は派遣派遣され、私は自身の部屋に監禁状態。

 すでに死んでしまった子供たちにごめんと懺悔しながら、私は榊の無事を願うのであった。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


うーん、今回はなぞに満足できない出来ですね。

あんまり主人公動かせなかったからかな。

わからんけどまぁ何とかなるっしょ精神で行きましょう。


院長の正体、今僕適当に決めたんだよ。

ってことでこれから先のエピソードが不安定になりました。

あるていどは構想練り直したけど何とかなると思いたいね。

ちなみにこの院長は不憫枠です()


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2000文字前後目指して投稿してるんでぜひ応援していただければ幸いです!


(ギフトモモラエレバウレシイデス 僕のモチベの9割と言っても過言ではないジャガビーに消費されます


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