↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
最弱の荷物持ちは謎のスキル【証券口座】で成り上がる〜配当だけで伝説級の武器もスキルも手に入る〜  作者: k-ing


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
140/140

最終話 俺の家族

 あれから本当に朝まで話しても父と母の話は終わらなかった。おかげで今日は寝不足だ。


 モーリンとメジストは魔王が現れたと聞いて向かった時にはすでに父と母は近くの村に亡き姿で運ばれた後らしい。


 その時に子どもがいたという話しを聞いていなかったのはきっと祖母が隠したのかもしれない。


 勇者の子どもとなれば自分で育てて道具のように使う可能性もあるかららしい。それだけ父と母の影響は強かった。


 当時の勇者の中で聖女のはずなのに一番強いのは母のセリナだった。


 彼女は謎の棒を片手で振り回しながら永遠と攻撃を繰り出す戦い方をしていたらしい。


 無駄にある体力も自身で回復して、魔力も底を尽きないため一度狙われたら死ぬまで戦いは終わらないと噂が飛び回るほどだ。


 ちなみに死ぬまで戦いが終わらなかったのはドラゴンのサユリが実体験しているらしい。


「あー、やっぱり怖いわ」


 あれだけ眠たかったのにいつのまにか目は覚めていた。俺達は今王都に向かってさらに空の旅をしている。


 昨日と比べて慣れもあるがモーリンに保護魔法をかけてもらっているため、風の抵抗も少なくなった。


 なぜ昨日の段階でかけてくれなかったのか疑問だ。


「王都は久しぶりじゃな」


「気づいたらだいぶ時間がかかったもんね」


 色々途中に問題も起きたが無事に王都には戻れそうだ。


 王都から出る時にゴードンが戻ってくる時までには孤児院を開設しておくと言っていた。


 そこに王からの指示で俺達の家も近くに建てるらしい。魔法ですぐに家を建てるためきっと着いた頃にはできているだろう。


 俺達はそんな気持ちで王都に着くとなぜか門前が賑やかだった。


 サユリから飛び降りて近づくとどこか歓迎ムードだった。


「やっと帰ってきたな」


「あなた達遅かったわよ」


 エヴァンやローナ達といった冒険者からゴードンや孤児院の子ども、王都の住人が待っていた。


「今から何が起きるんですか?」


「そりゃー、勇者達が帰ってきたから迎えにきたんだよ」


 ニヤニヤとしているエヴァンに俺は怪しさを感じた。そもそも帰ってくるぐらいでこんなに集まることがないからだ。


「それで何の騒ぎなんですか?」


「やっと出来た孤児院とあなた達の家のお披露目をするのを待っていたのよ」


 どうやら本当に孤児院と家ができたらしい。どこか子ども達がワクワクしていたのもそのせいだろう。


 俺達はみんなに連れて行かれるまま目的地に着くと幻かと思い何度も目を擦った。


「にいちゃこれって……」


「ああ……家なのか?」


「お兄ちゃんとの新居にしては広すぎです」


 目の前にあるのは家や屋敷というよりは城に近いのではないかと思うほどの大きな建物が建っていた。


 中に入るとどこも綺麗に輝いており、中央にある大きな階段がやはり城にしか見えなかった。


「皆さんやっと帰ってきましたね」


 階段からルースが掃除道具を持って急いで降りてきた。


 俺達との繋がりがあることからルースは家と孤児院のメイドとして働くことになっていた。


「今回は大賢者様と錬金術師様に孤児院の運営に関わってもらうことになったので、さらに大きく作ることになりました」


 どうやらモーリンとメジストが孤児院の運営に関わるため王からの指示で大きく作ったらしい。


「お祖父様もやりすぎだよな」


「そう思うならエヴァンも止めてくれればよかったのに……」


「俺がそんな資格あると思うか?」


「あー、それはすまないな」


 俺とエヴァンが話しているとどこかでコソコソと話し声が聞こえてきた。


「あれがエヴァンさんですか」


「そうですよ。あの二人なら――」


「えっ……ひょっとして……」


「あなたも……」


 どうやらルースとサユリは趣味で意気投合していたのか握手をしていた。


 見渡すと気づけば俺の周りには沢山の人で溢れていた。


 アドルからパーティーを追放されてから初めて手に入れた匠の短剣で俺の人生は変わった。


 そこからモーリンやメジストに助けてもらいながら冒険者として活動する中で俺の大事な兄妹であるロンとニアに出会い改めて忘れていた家族の絆を再認識した。


 今じゃそんなみんなは大事な家族となった。


「母さん、父さん、おじいちゃん、おばあちゃん……俺大切な家族がこんなにできたよ」


 俺はペンダントに写っている亡き家族に声をかけた。どこか家族全員で微笑んでいるその姿は俺の今後の人生を応援しているように感じた。


「お兄ちゃんみんな言っちゃうよ」


「にいちゃ?」


「ああ、今行くよ」


 先に階段を登っていたみんなが俺を待っていた。


「これからも俺を見守っててね」


 俺はペンダントを閉じるとみんなが待つ階段を勢いよく駆け上がった。


 俺の人生はこれからも果てしない道のりだろうが大事な家族や仲間がいれば乗り越えていけるだろう。俺はそんな気がした。

ここまで読んでいただきありがとうございます。

デビュー前の作品で書き直そうとしましたが、時間が足りず、結局そのままお蔵入り……していた作品をそのまま載せました。

まだまだ、文章も未熟で足りないところばかりで、何とも惜しい作品だなと笑

そのまま読めず消えるよりは、どこかで読んでもらえたら。ということで載せています。

誰かから好かれる作品であればなと思います。


もし、よければブックマークや評価をよろしくお願いいたします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。