伝説のおっぱいマイスターの手記
『おっぱい』
なんて甘美な響きなのだろうか。
胸、乳、乳房、バスト、ぱいおつ……
形容する言葉は数あれど、『おっぱい』ほど完成された響きはないと思う。
『おっぱい』の語源には諸説ある。
・いっぱい(一杯)の転訛であるという説。
・サンスクリット語またはヒンドゥスターニー語の”pai(乳)”、”payin(乳をのむ)”であるという説。
・春秋戦国時代の学者王牌に由来するという説。
・古代朝鮮語で「吸うもの」を意味する「パイ」からとする説。
etc...
どれが正しいかは定かではない。
しかし、そんなことは些細な問題だろう。
現代日本で定着している……それこそが重要なのだから。
さて、我々の心を捕らえて離さない『おっぱい』だが、それに惹かれる理由にも諸説がある。
普段隠されているからだったり、本能だったりというのが一般的に思い当たる理由だ。
考察してみると、確かにどちらにも頷ける部分はある。
しかし同時に、それだけではない何かを感じてしまう。
それこそが、『おっぱい』の神秘と言えるかもしれない。
我々のような『おっぱい』好きを胸フェティシズムとも呼ぶが、これは実は精神疾患なのだそうだ。
胸フェティシズムはParaphilia(パラフィリア:性嗜好障害)の一種で医学的にはMazophiliaと言うらしい。
つまり、我々は皆病人ということだ。
しかし、気に病むことはない。
むしろ胸を張るべきである。
何憚ることなく、自分は『おっぱい』好きだと言える。素敵なことだとは思わないか?
そんな世界になればいいと、私は常日頃から願っている。
――2020/12/05 オッパイマイスター