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異世界転移!? 禁忌《チート》☆兵器  作者: 虹村 萌前
第三章 西方都市アンドレイヌ
32/43

Ex.0401 最終回 そしてアイは一つになる。

【旅のしおり】

―レヴィアタン―

黒く巨大な人型をした悪魔。人の集合体のようにも見える。

人類の殻を破り一つにすることで、一人ひとりの欠損を補完し、かつ欲を束ねることで反発を無くす。

*now loading*

 その日人類は思い知った。

 計り知れぬ欲を貪る者の恐怖を。


「ち、ちょっとローレルさん!? なんですかあれ!?」


 街を囲う壁の外。

 その壁の数十倍はあろうかという大きさの黒い人影が、その姿を覗かせている。


「わかんないけど……悪魔? そんな感じじゃないかな?」

「そんな適当なことを言っている場合じゃないですよ! ねえ!? あれどーやって倒すんですか!?」


 ついさっきまで何気ない朝だったのに、いったいどうしてこんなにも唐突にこんなことを起こしてしまうのだろう。神様とやらも予告してくれればいいのに。


 ――神はそこまで万能ではなく、あの悪魔の出現も予想外なのでした。

 仕方がないので、偶然居合わせた愛の天使は人間を救う最善の手を尽くしますが、恐らく解決は不可能なのでした――


 頭に直接伝わるような、不思議な声のような何か。

 それと同時に、今度はどこからともなく、人の形をした光の塊が現れる。三階建ての家屋と同じほどの高さだが、それでも黒い影には遠く及ばない。


「またなんか現れたよ! 誰なんだあんた一体!?」

「あれは……天使だよ。」

「てんし!? じゃああの悪魔を倒してくれるの?」

「いや、さっき本人が無理だといっていたから無理だろ。」


 そう言っている間にも悪魔の手は伸び、二人を取り込んでしまった。




 *




 こうしてアンドレイヌの人は全てあの悪魔と一緒になった。

 みんなみんな一緒で、棘のない、居心地のいい空間が広がる。

 自分が誰かもおぼろげになり、ふわふわ溶かされていく。


「「おめでとう」」


 第三章、完。

ということで、今回で完結した『禁忌☆兵器』ですが、書籍化を飛び越してアニメ化が決定しました!

続報を期待してください!






嘘です。

エイプリルフール企画って、こんな感じでいいんですかね。

とりあえずこのお話はなんちゃってifルートとして適当に流してください。

ちなみに次投稿できるのは割と先です。すいません。

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