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自分では「いける」気がしていた。


 ちびキャラ案件が終わった後にも、いろいろお仕事はいただきました。


 ただ、絵が下手でもできる仕事はあんまり多くはありません。

 他の方が描いた絵にバケツツールで色塗るだけ(マウスのクリックだけでできる)や、人が描いたラフイラストをなぞってキレイにするだけの線画作業など(なぞるだけなので誰でもできます)。

 

 着色、線画、動画。いろいろなお仕事をときどきいただいたのですが、時給に換算すると1時間でお菓子がひとつ買えるか買えないか、という金額。

 なぜなら僕は絵が下手なので、商業に耐えられるものを制作するためには、とにかく何度も先方に確認をしていただき、たくさんの修正を重ねなければいけません。結果として、1件1件に時間がかかります。(報酬は固定給ではなく出来高制なのです)

 完全に自分の能力が足りないゆえですが、これでは生活はできません。


 この時の僕の心境なんですが、なんと、僕、まだ「いける」感を持っていたのです。

 その余裕は一体どこからわいているのか我が事ながら不思議です。

 ダニングクルーガー効果でしょうか。


 そんな感じで優しく仕事をくださるA社に甘え働かせていただきながら、あいかわらずたまに落書きしたり、他の趣味に勤しんだりしていた2015年。

 

 今年ももうすぐ終わるなあという11月。

 壁サー子と通話をしていたときのことです。


「自分が好きな要素を箇条書きにして、それをお互いに絵で描き合いしたら面白いのでは?」


 そんな遊びを思いついてしまいました。

 相手の好みを贈り合う遊びです。


 これが僕の人生を変えました。あからさまに人生の分岐点、ここです。


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そしてふたりでワルツを【小説版】
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