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3話 おっぱいは正義

お付きの人の名は、マリーという人で、母がよく口にしていたので覚えてしまった。オムツ交換からあやしてくれたりしてもらえマリーのふくよかな胸で抱かれることの幸福感をムショは思う存分味わっていた。

マリーは年齢でいうと20代前半くらいで、髪はポニーテールになっており家政婦のようなエプロンを着ている。エプロンからでもわかる胸の大きさにムショは興奮気味で泣きわめくことが多くなりそのたびに膝枕をしてもらっている。


「はいはい。泣かないの男の子でしょう」


よーしよーしと頭を撫でられる。この繰り返しの毎日を送っている。


▽ ▽ ▽


上の階で、料理をしていた母が下へと降りてきた。


「マリーごめんねぇ。ムショのこと尽きっきりで世話してもらって助かっているわ」


「いえいえアルメニアさん、ムショ君はとってもいい子ですから全然大変ではありませんよ」


母はマリーの微笑んだ表情を見て心底嬉しそうに見えた。


「ほーらムショこっちおいで」


母もなかなかのバストサイズでマリーよりワンカップ大きく感じられる。母は金色の長髪で青くつぶらな瞳をしている。とても母親には見えない若さでムショは驚いてしまう。


(異世界では結婚の年齢は決まっていないんだろうな)


そんなくだらないことを考えていた。日が暮れて父メルイが帰ってきた。


「ムショいい子にしてたでちゅか。よーちよーち」


なぜか父だけは赤ちゃん言葉で話しかけてくるのでムショは笑ってしまう。


ムショはあうーといって父に抱きついて喜びを表現する。


「パパに会えたのがそんなにうれちいでちゅか」


父は機嫌がよくなってたかーいたかーいをしてもらえた。

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