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プロローグ

新連載

「ここはいったい......」


辺りを見回すひとりの男性。彼の名は田辺胡桃たなべくるみという。彼はどうやら死んでしまったらしい。そして今白い空間にポツンと立っている。


「やぁやぁ。君はまだ自分がどうなったかわかっていないみたいだね」


緋色の髪に青色の瞳。白い羽織りに身を包んだ何者かが奥の方から楽しげに歩いてくる。胡桃はそんな態度をとられ少々苛立ってはいたが彼に他人を怒るほどの度胸はないのだ。

田辺胡桃という人間は、親がまともじゃなくパチ屋で金を吸われ帰ってくる父親と専業主婦の元で生まれてしまう。父親は彼が生まれてすぐ仕事を辞めてしまい学校には行かせてもらえなかった。

そして気付いたら20になり、アルバイト情報誌を貰いにコンビニに行く途中で死んでしまった。


「俺は死んだのか」


胡桃はこの歪な空間を見上げながら問い掛ける。


「よくわかったね。当たりだよ。私はエルラルヒューメルっていいますの。この空間すなわち、エグザスを統括していますの」


エグザスというのは現世で死んだ人が一定の確率でこれる空間らしく、胡桃はたまたま偶然にその空間エグザスにきていたということらしい。


「エグザスにきた人はこの後どうなるんだ?」


「それはですね。今から胡桃様には4つの選択肢を与えます。ご自身でしっかりと考えてから決めてね」


するとヒューメルは、ぶつぶつと呪文らしきものを唱える。


「はい! 胡桃様には選択の権利があります。この中から選んでね」


空中にモニターがうつしだされ何やら番号が振ってある。


①転生する

②潔く成仏する

③転生前にボーナスを受け取り転生する。※一つまで

④今までの身体の状態そのままにして転移する





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