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キミという光があるのなら

作者: Ale Kanno



星を探す理由をもらったから


こうして斜め上を見る癖がついてしまった


ネックウォーマーに熱い息が籠る


肌を刺すのは冬のせいか


それとも 一人だからなのか



昨日の君が見当たらない


通りすぎた切なさの裾を掴みかけて 手を引いた


きっと その感触が怖かったんだ



これで最後にしよう

同じことを言ってみた

ただ繰り返した

終わらないことを望むと

言葉がするする逃げていくんだ



点々と存在する願いは


純粋で 朗らかで 虚しい


そのどれもが等間隔に結ばれている


同価値で 相反的だ


瞬きという美しい事象を


人は祀り 畏怖して 神話で塗り潰した


意味を創るその傲慢さを


どうか 洗い流してください




星を探すのは もうやめよう


きっと別れ難くて きっと求めてしまう


そんな気持ちを 星に重ねるのは


もうやめよう


もうやめよう




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