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1日7食 5人前

 イーサンくんと 一緒

 

  1日7食 一回5人前


  パクパク もぐむぐ パクパク パクパク 

 「かやあえ!(唐揚げ) ニィニィない(お兄ちゃん 多分ボクの 分がないから…メイドさんに、オカワリを要求) チルチル(パスタ)ニィニィない マルマル(ミートボール)ニィニィない!」イーサンおぼっちゃま……ボクの分食べてるの、キミだよ? まぁ、イイケドね。ボクは、大人何で イーサンおぼっちゃまが、何をしても 笑って許してあげている。フフフっ…大人対応だ!3歳児からみたら ボクは、スッゴい 大人にみえるハズ!! 知らんけど……


 パクパク もぐむぐ パクパク パクパク エンドレスに 食べてるイーサンくん!そして 食べ疲れて、両目を閉じ ゆらゆら眠りだした!もむもむ すやぁっ……コックリコックリ…ぴくっ…

もむもむ すやぁっ…ゆらゆら…ぴくっ…エンドレス… 器用だなぁ…眠りながら、食べてる!

 「驚かれますよね?イーサン様は 毎日、約7食 一度に、5人前は 食べられます。多分 胃腸も、勇者の タマゴ補正がかかっているのか、胃腸が アイテムBOXに なっているのかも知れません。何せ 食べ物は、殆ど 食物繊維まで、キレイに 消化吸収されて、排泄物は ごく少量なのです。あっ お食事中に、申し出るありません(深々と お辞儀)。寝るか 食べてるか、動きまわるかしか されないのです。サメザメ(マジで泣いてる!)。ヒカル様 どうか、イーサン様を お見捨てにならないでくださいませ!」辺境伯家 執事長セバスチャンさんは、泣きながらも イーサンくんについて、ボクに 説明してくれている。フフフっ…執事と言えば やっぱりセバスチャン、ボクは 調べたコトが、あるんだよね。何故 執事=セバスチャンなのか……それは、

世界名作劇場で有名だった アルプの少女ハイジに、登場する執事が セバスチャンだった説が、有力らしい。フフフっ……ニヤニヤしちゃう!

 「あと 唐揚げ1個食べられたら、30分程熟睡されますので その間に、昼食を ゆっくり摂られて下さいませ。イーサン様には、ヒカル様のような 穏やかに、見守って下さる 御学友が必要でございます。」セバスチャンさんは、メンドリみたいに 甲斐甲斐しく、イーサンくんの 面倒をみつつ、ボクに 説明もし メイドさん達に、指示だしをしている。デキル執事長さんだ。

 最後の唐揚げを 1個食べたイーサンくんに、パァッと 生活魔法の クリーンをかけ、そっと 子ども用ベットに、寝かせる手際は 見ていて、感心しちゃうよ。ボクも、ご馳走を お腹いっぱい食べられて、満足だよ。

 「イーサン様は、目覚められたら 3時のオヤツまで、とにかく 動きまわられます。どうか オヤツまでは、お付き合い下さいませ!」深々と お辞儀する執事長セバスチャンさん、ボクは 孤児院で、弱肉強食の 子ども戦争を、5年間 生き抜いているからね?多分 3歳児1人なら、余裕で あしらってみせるよ!!!フフフっ………、不敵に ニヤニヤ出来たのも、お昼寝中の イーサンくんが、目覚めるまでだったよ。



 「ニィニィっ!」突然 イーサンくんは、目覚めたんだ。ベットから飛び降りて(飛び降りるんかいっ!)、ボクに 向って突撃してくる、イーサンくん。めっちゃ 早いけど、ボクは かろうじて、突撃を 躱すことが出来た。イヤな予感がしたから ソレは、やっぱり 子ども戦争の経験からだね。

 「あやっ? あやあやあやあやっ?(多分だけど ボクが突撃を躱したのを、不思議に思ったらしい)」3メートルほどで 振り返ったイーサンくんは、にまぁーっと 笑った!!! ゾク

っ!!! アレっ!?躱すのは 悪手?



「「「「「「おおおおおっ!  躱した

っ」」」」」」大人達が ハモった・・・



 「ニィニィっ! しゅきしゅきしゅゆっ!」いやいやいや さっきの突撃も、骨折級突進だったぞ! 「セバスチャン! アブないよねっ!」ボクは、敬称も 忘れるくらい、余裕もなくなり イーサンくんが、燃料切れになるまで 必死で、逃げまくった。2時間 果てしなく、長い2時間だった!!

 イーサンくんの、子ども部屋は 東京ドームの、競技場レベルに 広かった!体育館じゃないぞ!!東京ドームの 運動場の広さ……多分、空間魔法なんだろう。その中は アスレチック施設さながらの、遊具が 満載されていた。おかしいとは 考えたんだよ。昼ごはんを ピクニック形式で食べるの。こういうコトなんだね!!!

 「っきゃぁっ!!!ニィニィっ!!!」満面の笑みで、ボクを追いかけ回す イーサンくん。3歳で 短足、歩幅が ちょこっとだったから、ボクは 何とか、かろうじて 鬼ごっこを、制してした。しかし、雲梯とかは ヤバかった!イーサンくんの 勇者補正って、ジャングルジムは 暫くなら休めた。あと、冒険者が5人 ボクの盾にまわる。

 「キャぁー!きゃぁー!キャぁー!」イーサンくんは、とても楽しそうだったよ。冒険者達が、次々と 脱落して、多分 初日なので、セバスチャンさんが 気を使って、オヤツを 1時間早目てくれたから、ボクは 何とかもちこたえるコトが出来た。

 「ちうちうちう!(果実水を ストローで一気に飲んだ!) おいちー! ニィニィおいちー?」

 「おいしいよ?イーサンくん。」ボクは 勇者のタマゴ、3歳児を ナメてた。孤児院中の チビッ子を、相手にする方が きっと疲れない。イーサンくんが お腹いっぱいになり、熟睡した時点で ボクは、セバスチャンさんに お願いした。ボクも 寝ちゃうから、そのまま 警備隊本部まで、送ってほしいと……そして、パッタリと 意識を手放した。金貨1枚分は 働いたよ、初めての 命がけのアルバイトは、終わった………



 夕食は、生まれて初めての 外食!5時間位 熟睡したボクは、孤児院の夕食に 完全に遅れてしまったからね‥ボブとフィン 何故かセバスチャンと、四人で 居酒屋の、個室で ご飯を食べてる。とっても美味しいけども けどもね!?もう イヤな予感しかしない…。

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