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それぞれの感性

 エビデンスは、絶対ではない。

理論で証明出来ない事象は 多岐にワタリ存在する。

 知らなくていいコトは スルーする!長生きの 秘訣だろう!


  ディスティニー



 泉は 夕陽を受け、黄金の鏡のようだ。3日目も 泉を、覗き見る少年は 来なかった。

      …✨

立ち去ろうと した瞬間、視線の端に 何か?何かが?


ヒカルは、泉を 覗き見た。緑の苔の隅に 砂が踊っている。斜陽 もう、届いていないはずなのに?黄金の砂?が キラキラ踊っている。



 す〜〜〜…浮かんで来たのは 黄金の指輪



ヒカルは、ソレを アイテムBOXから、慌てて出した スープカップで、泉の水ごと 掬った!




 夕食後、お茶を済ませ 円卓の真ん中に、スープカップを出した。 ゆらゆらと 泉の水が揺れる。全員で スープカップを、覗き込む。

「黄金の指輪でございますね?」

「キラキラっ!」

「ロマンチックくぅ〜っ!」

「水の味が関係あるのか?」

「何故?スープカップ?」

「………」

様々な反応、あと 指輪が、消えていなくて 正直ホッとした。溶けて 失くなるかもと、考えていたから。

「伝説は、恋人を捨てた勇者の話」

「捨てられた恋人が 子どもを産んだ話」

「その子どもが 10年毎に、現れる話」

「その子どもの 人指には、黄金の指輪」

「赤い宝石は、ドコかに埋めてあるらしい?」

「………」


「何ゆえ、泉の水毎 掬ったのです?」

「アイテムBOXって、優秀だなあ〜?」

「セメテ、綺麗なティーカップで掬った方が、ロマンチック度アップでしたねー?」 

「コレ…、ドウするんです?」

「コッチ ユラユラちてゆっ!」

「「「「「「 えっ! 」」」」」」

「本当だ! ココのトコ、ちょっとだけ?ユレてるっ!」

「ダウジングかっ!!」 

「かもしれん!」

「目を離すと、明日は どうなるかわからない!直ぐに動こう!」


ボク達は、スープカップが 揺れている方角へ、とにかく移動を始めた。

郊外へ出て、かなり歩いた。23時も過ぎたハズで、月明りだけが 煌々としている。

突然 スープカップの泉の水が、パシャリと…。


す〜〜〜〜〜…黄金の指輪が…アカイ?光に向って 滑って行く! 滑って行く!

何にもない、どうと云うこともない 地面から、少しだけ浮いている 赤い宝石は、滑って行く黄金の指輪を待って やがて、 パッと、弾けて 月光に融けた?


沈黙・・・・・



「オワリ」つぶやいたのはダレか…。



ボク達は、高級宿に帰還し 全員で、露天風呂に入った!全員水着で、月光を浴びて ぼんやりと充分、身体と 心を弛緩させて、グッスリ眠った。



 翌朝、雷神は 朝食を、一人前食べた!暴食が ピッタリ治り、厨房ごと高級宿サイドは 余った食材や、次々に近隣から届く 大量の高級食材に、戦々恐々とする。ソレは、全部 時間停止のアイテムBOXに詰め、雷神が ボク達に提供してくれた。「3日分は ある。」と。

 行方不明だった、雷神の娘は ボーイフレンドと、バカンス旅行をしていたらしく 昼前に、高級宿に 偶然やって来て!父娘で、めちゃくちゃ揉めていたが 雷神は、フニャンフニャンの笑顔だったし 何なら、泪目だった。誘拐されたなんて、全く 勘違いと、妄想って怖い! 過食症にナル 神様も、どうかと考える。


 何か 不思議な事件?だったけど、深く考えない方向で、全員一致した。知らない方が イイコトが、確かに世の中には あるのだから…。

 ボク達は、【 済 】という ハンコを、確認仕合 翌朝には、高級宿を 出立した。

 高級宿サイドは、半年分 定休日にしようとも、考えたらしいが スタッフ一同から、大反対され 普通に営業することにしたそうだ。

 見送りは、スタッフ総出であり 何故か、全員とても いい笑顔だった。


 間違い探し!ありがとうございましたm(_ _)m もう! とってもウレシかったです!


 おもしろかった 続きを読みたいと考えた方は【 いいね 】を押してくださいm(_ _)m

 間違い探しや 感想等コメントをお願いしますm(_ _)m

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