ド派手なエフェクト
帰還は、とても静かだった。みんな 色々考察しているんだ。
ド派手なエフェクト
ジークフリートは、魔道具レジャーシートの上に、汚いズダ袋から 次々と、武器を出して行く。円陣の 内側に、迷わず並べた。
「一番年長者 ジョー、君には 魔道具の弓。弦を引けば 魔法の弓矢が、無尽蔵に 打てるが、魔力値で 1時間に打てる本数制限がある。そして ジョー専用だから、僕には その弓は、使えないんだ。まだ さわらないで!そう、そして サバイバルナイフ。普通に 飾り気のない、安物感さえただよう ドコにでも有りそうなナイフは、自己修復機能付 魔道具で、アダマンタイト製だ!」
「ゴクリ…」ジョーは、ツバを 盛大に飲み込んだ。
「次は 僕。やはり飾り気のない 黒い刀身、自己修復機能付の魔法片手剣と サバイバルナイフ。サバイバルナイフは 全員お揃いだよ?あっ、アイテムBOX時間停止機能付リュックサックも、全員お揃いだ!」
「ジェイムズ君 まだ触るなよ!?君には 魔道具の槍だ。沢山の機能付!試すのは 後だよ!リュックサックと サバイバルナイフ。」
「締めは ヒカルくん。サバイバルナイフと リュックサックだ。イイかい?」
ボクは コクコクコクと、何回も 頷いてしまう。
「さあ、みんな一緒に、武器を 手にするよ?ヒカルくんは サバイバルナイフを握ってね!掛け声をかけるよ?3 2 1 今!」
四人全員が 武器を手にすると、レジャーシート全体が ボク達を、包むように白く ハッコした。暖かい感覚…すると、利き腕と 反対側の、人差し指に、白金の 指輪が嵌っていた。
「レディジャスティスの加護の指輪、使用者専用であり 戦闘に必要な、魔道具が入っている。僕なら、この片手剣は 不使用等、必ず収納されている。詰まり 置き忘れたり、片手剣を取り上げられていても 必ず収納されているんだ。いいかい みんな?暫くすると 指輪はみえなくなる。でも 生涯、人差し指に 嵌っているんだ!!」ジークは、果実水を ゴクゴク飲んだ。
「暫く、自分の武器を ダンジョンで試してミヨウ!円陣を 組んで、外側に 武器を試してみよう!」ボク達は 全員果実水を、飲み干して 立ち上がる。
良かった!ズダ袋について 深い追求なしだ!ボクは 何となく安心したんだ。そんなコトを考えていたら、ぼーっとして見えたらしく、
「ヒカルは、みんなを 見ながら、休んでいていいよ!まだ 本調子では、なさそうだ!」
「ソレから、みんな!一通り 振り回してみたら、昼飯を 軽く食べて、狩りをしてみよう!」
ブンブン振り回したり、矢を打ちまくって、お昼ごはんを食べた。みんな 口数少なく、興奮しいる。
「3時方向の、噛みつきうさぎ!ジヨー?倒せるか?」ジークは 落ち着いた声音で指示。
「ヤッてみる!」ジョーは 全く危なく、遠距離から 矢で、噛みつきうさぎの 頭を吹き飛ばした!
「おおおおつ!」
「威力も スゴいな?」ジークと ジミーは、とても嬉しそうだ!良かった!
「ジーク 先にヤラセてっ!オレっ 待てないよっ!」ジミーは 浮き足立っているな?
「ダメだ!興奮していては、判断力が落ちて 危険になる。頭を 冷やして 僕をみているんだ!」ジークは そう指示して、2時方向にいた 噛みつきうさぎを倒した。首をハネて!
「少し落ち着いたか?3時方向に もう一匹いるから、倒して来れるな? 落ち着いて行けよ?」ジークは、とても 落ち着いた声で、指示を出した。
ジミーは、隠蔽好きを使い 落ち着いて、獲物に近づき 心臓を一突きして、噛みつきうさぎを 倒してみせた。
「武器を 使うのと、棒切れで叩くのは、本当に 全く別物だな?とにかく 今日は、もう帰還して 考えを纏めよう。」ボク達にしては、静かな帰還だった。




