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辺境伯家精鋭部隊

 辺境伯家精鋭部隊の 戦闘力は、ハンパない強さだった!!勇者のタマゴ イーサンくんを お世話していたのだから、当然なのだろう。


  メイドの嗜み


 

 「ハア〜っ! セイっ!!」やや行き遅れ感の お年頃、ちょっとムリかなあ〜? とも考えられる ミニ丈の、メイド服を 飜えして、メイド長マリラさんの 大薙刀が、オーク達の首を スパンスパン、ハネて行く!!そして アイテムBOX片手の マシューおじいちゃんが、コロン コロン転がる、戦利品のアイテムや 魔石を、軽快なステップで 拾い集めて行く。おじいちゃん フットワーク良すぎない?

 「お嬢ちゃん、レアなオークは まだかいな?こうのぉ?オークメイジとかの 魔石が、沢山欲しいんじゃが。あと オーク肉、全部1人で拾うの 年寄りには、結構きついぞよ。ドロップアイテム 拾い拾い、戦闘してくれんかのぉ?」フフフっ、マシューおじいちゃんが 愚痴り出した。

 「冒険者と魔物、魔法のこの世界の片隅に 沢山の孤児達が、このオーク肉を 待っておりますのよ?おじいちゃん ガンバって拾いましょう!戦闘後 温泉に浸かったら、メイドの嗜み 奥義、【全身 あ〜っ!最高!眠っちゃうよマッサージ】を 施術してさしあげますわ!っ!セイっ!…トウっ!コンニャロメっ!」色々 突っ込みどころ満載なんだけど、今 戦闘中だから…集中しないとっ!



 「ソコですっ!お坊ちゃまっ!」執事長セバスチャンさんの 激励が飛び交う!! 

 「ていっ! うにゃっ! うんにょうっ!」何か 下腹部を刺激されそうな、かわいいかけ声と共に 勇者のタマゴたる、イーサンくんにとり 本当の意味での、初戦は オーク集落殲滅作戦になった。3歳児の 身長程の、魔道具の槍で オーク達を、ツツイてまわり ガンガン倒す!戦闘指導役の 執事長セバスチャンさんは、元S級冒険者だったそうで、イーサンくんに 的確なポジション取りや、ステップ チャンスを生み出す、闘いの呼吸等 リカバリーをしながら、もう 夢中で、指導しまくっている。その ちょっと喜びに、ジョウキしたヒョウジ 普通にコワイです!

 「やっぱり ハイオーク肉や、メイジ肉は サシも程よいです!料理のしがいもあるってもんです!!ハッハッハハハの ホイ ホイ ホイ!っと!」イーサンくんと 執事長セバスチャンさんに、コチラも 付かず離れず、アイテムBOXに 最早肉 肉 肉と、料理の素材としか 認識していない、辺境伯家コック長・・・料理人ですよね?何なんですか?そのすばしっこい動き!

 「ああーん?ヒカル様は オレの動きに、感動してますっ?料理人は 料理の腕を磨くのに、いろんな肉や 食べられる植物、香辛料とかね?素材集めも 結構するんですよ。オレも A級冒険者のパーティに入って、大陸中で 色々料理を試してますからね?執事長さんには、全く敵いませんが コレでも、A級冒険者ですともっ!…っ!なんとぉっ!新鮮なモツ 3連続ドロップ!!頂きましたぁっ!!今夜は モツ煮に、モツ煮込

 オーク肉三昧パーツでっせ!!」何か ヘンなテンションと、関西訛りが 聞こえたような……きっと気のせいだ……気のせいだよ…戦闘に 集中したいとっ……



 「ハぁーッ! シッ!」裂帛れっぱくの カッコいい 気合いは、オークキングと 戦闘中の、フィン!!!拳聖の 太刀筋は、5人の ガーディアンに、護られたキングに 逃げをユルサナイ!!ハイオーク等 全く相手にもならなくて、舞うような 太刀筋のあとには、魔石や ドロップ品が、ボトボト落ちる。ご察しの通り アイテムBOX片手に、一生懸命 お肉達を拾うのは、ボクですとも。ポイッ ポイッ ポイッ!

 辺境都市を出発して 最初の村で、一泊したのだけど 娘さんを拐う(さらう)オークのだい集落が 山の麓に出来て、近隣の村々に 被害者が出て、とても困っている 次の、大きな街の 冒険者ギルドに、討伐要請をしたのだけれど 冒険者の数が揃えられず、護衛で 防御している状態なのだそう。即 決断したのは、イーサンくん!

 「あゆもよっ ちゆっ!(悪者 切る?)」右手を 真っ直ぐ挙げて、サッと振り下ろした!

 …あ〜っ!勇者のタマゴちゃんだな〜と、その かわいい仕草に、内容度外視で ほっこり感心してしまった…

 「良くぞ言われましたっ!我々 辺境伯家 精鋭部隊!この命はてるまで イーサン様についてまいりますともっ!」涙ぐむ 執事長!

 「「「「「っおおおおおっ!!!」」」」」

いやいやいや 命はてないでね?辺境伯家は 闘志MAX。戦闘準備と作戦会議が 始まった!



 辺境伯家精鋭部隊!!恐るべき戦闘力の 持ち主の、集団だった。

 マシューおじいちゃんも 錬金術魔法ギルドに必要な、素材の大量ゲットのチャンスに ふんふんと、鼻をならして 多数のアイテムBOXや(売り物…商品だよね?いいの?)、今 ミーティングに参加しているメンバーへの、魔道具の武器防具の 貸し出しを、バンバン行なってくれた。

 マシューおじいちゃんが、何気に 一番スゴくない?と考えたのは ナイショだ……



 オークの大集落殲滅作戦 終了!!

 各種オーク肉大量!魔石大量!!オークキングの 財宝確保。武器防具は 良いものは、残念ながら なかったけど、鉄は 再利用可能なので、近隣の村々の 鍛冶屋さんに、譲って 安くて、良い農機具を 生産してもらうことになった。また 多量の魔石や、錬金術素材を手に入れた マシューおじいちゃんは、超太っ腹になって 村々の村長さん達に、収納無限で時間停止機能の アイテムBOXをあげて、いざというとき(魔物の襲撃や、戦争)のタメに 生活必要品や 食べ物を、蓄えておくようにと 指導した!!勿論 五百匹前後の 多量の、オークの度肉も そのアイテムBOXには、入っている。

 ボク達は、戦後処理のタメ 2日程、足止めされたけど オーク討伐作戦の、打ちあげパーティは とても晴れやかな笑顔で溢れ、美味しい料理を 沢山食べて、とても 楽しく過ごせた。



 「アイタタタっ! 死ぬっ!死ぬっ!ヤメてっ!」時々 響くのは、メイド長マリラの 秘技マッサージの 犠牲者タチの悲鳴!! 

 「ツギノカタ ドウゾ?」悪魔の様な微笑で 手首や指をクネクネさせると、前の被害者の 悲鳴を、認識しているのに 真夏の該当に、吸寄せられる 虫達みたいに、フラフラと 施術の犠牲者は増えていく。犠牲者が泣き叫ぶと 喜色満面になり、メイド長マリラさんは ツヤツヤと肌まで、輝くのは?生気を 吸っているのかな……

 妙齢の女の人 魔物より…コワイです!!



 

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