表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界はOKAMAの夢をみるのか  作者: ぶんさん
42/157

保護者登録

ブックマークありがとうございます。

「保護者登録?」


遅めの朝食を終え、四人でお茶を飲みながらビイナはイーチェに保護者登録をするという話をしていた。


「ああ。ジンも君の保護者になりたいようだが、何の信用もないから難しい。だが、わしなら今日にも登録が可能だろう」


「登録さえしてしまえば、誰かがお前を連れて行こうとしても正当な書類が無い限り審議すらされない…あぁ…つまり、いろいろと面倒な手続きが必要になるから余程の理由が無い限りはお前は師匠の家族として扱われる」


イーチェが理解していないのに気が付いて言い方を変えるネイサン。


「ねえね…」


イーチェは仁を見る。家族になるなら、ねえねがいいと目で訴えている。


「ごめんねえ、いっちゃん…。あたしじゃ、ダメなのよ…」


悲しそうに下を向くイーチェ。


「でもねえ、いっちゃん。もし、あたしとここを出て生活したとするでしょ?そこで何かあったら…その時あたしがどんなに頑張っても いっちゃんを助ける資格は無いって言われちゃうのよ。けど…ビイナさんとその保護者登録をすれば、ビイナさんがいっちゃんを守ってくれるの。それにね、いっちゃんはずーっとあたしと繋がっていられるの」


「…なんで?」


「ビイナさんは、あたしといっちゃんの先生で せんせーの師匠だからよ!」


満面の笑みでイーチェを説得している…つもりの仁。仁にとって全てはネイサンありきだ。


グダグダな説得に脱力しているネイサンとビイナ。

というか…二人共、仁はちゃんと「先生」と発音できたのか…と変な事に気が付いて「じゃあ、何で”せんせー”なんだ?」と疑問を増やしていた。


「…まあ…ジンの近くに居たいなら、答えは一つだ」


気抜けしたビイナに言われて、仁を見て、ネイサンを見る。皆がイーチェの安全を考えてくれているのは分かる。わかるけれど…


「ビイナ様、あの、本当にねえねといられる?」


「…ずっとではないがな。何事もなければ、君がもう少し大きくなるまではここに居よう」


イーチェは下を向き、膝に乗せた手をギュウッと握りしめた。


「…はい…お願いします…」


仁がイーチェを抱きしめる。イーチェは仁の首にしがみついた。


「よし。このまま申請しに行くぞ」


ビイナはさっさと出て行き、仁はイーチェを抱っこして慌てて追いかける。


「せんせー、行ってきます!」


「おう」


ネイサンは答えて、自身も遠出の準備を始めた。ビイナの感じた予感が気になったので、偵察の戻りを待たず独自に情報収集に行く事にしたのだ。


その夜、イーチェは無事にビイナの身内となった事を祝われたが そこにネイサンの姿は無く何の知らせも無かった仁は落ち込むのだった…。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ