エピローグ ~牢獄馬車と冷たき雨~
エピローグ ~牢獄馬車と冷たき雨~
冷たい雨の音。
パカラパカラと響く
冷たい牢獄馬車の中
チャリッ……
揺られて、鎖の音が響く
そして、奥から聞こえるうめき声や、泣き声
「助けて」 「怖いよ」 「早くお迎えを……」
双子の姉妹は、揃って首輪を鎖に繋がれる。
妹は泣き震え、姉にしがみついた。
姉は
「大丈夫だよ。守ってあげますからね……」
と牢の窓を真顔で見つめ告げる
その真顔から薄く感じ取れる、不安と悲しみ
何故なら彼女はしっていた。
これは人身売買を行い、人を商品として取り扱う所だと。
入ってしまえば過酷な環境、労働が待っているのだと。
取引先がきまるまで、ここからはきっと出られないのだと。
もう、あの頃には戻れないのだと。
あの約束を果たすには、自身の恐れる力を使ってでも果たすこと。
柵の隙間から、零れるように入る月明かり。
それに映えて光る雨。
パカラ パカリ
今日も雨。
続く
お久しぶりですね。
常磐です(・∀・;)
ネタが余りにも思いつかないもんなので……
えー、今回は戦闘を入れたいなと思いますね
そしてまた女の子の話だね
多いね……
てか、うん。男子キャラだすから(^ω^;);););)
※次回から本編です!
次回 名も無き双子の名