職業紹介
〈職業〉
憲兵隊と衛士……
捜査権と捕縛権を持つ、警察官のような存在。
酔漢や盗賊など少人数を相手にすることを想定しているため、戦闘能力は高いとは言えない。
国家資格であり、貴族や名家の後押しがない平民でも受験は出来るため人気が高い職業。
なお、小さな村にも、最低二人は派遣されている。派遣される衛士の性格にもよるが、「村の駐在さん」と親しまれることが多い。
仕事内容は、盗賊などの捕縛から、窃盗事件の捜索、人間の領域に入ってきた獣・魔物の駆除と多岐に渡る。後者に限り、手に負えない場合は、近隣に詰める騎士団へ応援を依頼することも可能。
騎士……
国または貴族に仕える、戦闘専門職。
戦争は終結したが小競り合いは時々勃発するため、抑止力として必要不可欠な存在。
また、衛士や地方の自警団で対処不可能な魔獣の討伐に駆り出されることも多い。
武器は、個人により異なる。
主なものは、両手剣、片手剣、槍、戦斧、棍棒など。
王宮魔法使い……
式典を彩る演出用の〈魔法〉を使う。
軒並み〈現代魔法〉の使い手ばかりであり、〈古き魔法〉を使える者は居ない。
見映え重視の、長くて華美な装飾がされた杖を持ち、凝った意匠の衣服を纏い、思わせぶりな宝石(魔法要素はない)をあちこちに提げている。
世間一般が持つ魔法使いの印象は、宮廷魔法使いを元にしたもの。
(衛士・騎士は、本来の意味とは異なり、「魔法使いは過酷な職業!」の独自設定)