人物紹介
〈登場人物〉
◇主人公◇
ユエール
一人称:私
性別:男性
職業:市井の魔法使い、村にある〈魔法屋〉の主。
年齢:十七、八くらい。
性格:優しげな外観だが、結構な毒舌。
「馬鹿ですか?」
「馬鹿でしょう?」
「馬鹿ですよね?!」
の三段階活用が口癖。
来歴:師匠に拾われたのち、魔法使いとして育てられた。
子供舌なので、辛い・苦い味付を受け付けない。
師匠仕込みの〈古き魔法〉の使い手。
世間一般で実用性のない見せかけだけの魔法が持て囃されているため、魔法使いの実像との乖離を嘆いている。
「在野の魔法使いを舐めないでください!」
魔法触媒の入手で山へ入るため、魔法を使わなくても単独でも熊の一頭や二頭は軽く倒せる。
武器:短杖。腰帯に差している。
魔法媒体:特殊加工した紙 (トランプ的なもの)に魔法陣を描いたもの。
隠し要素として、投擲短剣十本にも魔法陣を描いている。
なお、媒体や材料さえ揃えば、即席で魔法陣を描くことが出来る。
◇師匠◇
レーヴ
一人称:俺様
性別:男性
職業:元〈魔法屋〉の店主、ユエールの師匠
年齢:三十代前半(外観だけ)
性格:天上天下唯我独尊
来歴:「世界最強の魔法使い」。
主人公を拾い、魔法使いとして育てた。
〈古き魔法〉の使い手かつ、杖術の使い手。なお、杖術は、長くても短くても、どちらでも凄腕。稀に、短杖二本または長短杖二本の、二刀流でも戦うことがある。こうなると、レーヴの無双状態。
◇同業者◇
イーゼ
一人称:わたし
性別:女性
職業:市井のの魔法使い。(定住はしていない)
性格:基本的に温厚だが、何事も面白い方向へ転がそうとする悪癖がある。
来歴:レーヴとも付き合いがあった、昔馴染み。
レーヴやユエールと同じ、〈古き魔法〉の使い手。
珍しいものを集める〈冒険者〉として活動し、生計を立てている。
武器:杖ではなく、細剣を用いる。
魔法媒体:魔石。
石の要素を引き出すタイプの魔法使いであり、魔法陣は殆ど使わない。細かい作業は苦手なため、ユエールに依頼料を払って作って貰っている。
ただし、魔法陣を作れないだけで、分析力には優れている。(この分析力により、魔石から思い通りの能力を引き出せている)
◇村の友人◇
ニルケ
一人称:おれ
性別:男性
職業:農民。ときどき、ユエールのところまで野菜を配達している。
年齢:ユエールと同年代。
性格:能天気なお調子者。
来歴:ユエールが村で暮らし始めた頃から付き合いのある、同世代・同性の友人。
レーヴのことはあまりよく知らない。(“先代の〈魔法屋〉”程度の認識)
◇村の衛士◇
ライカット
一人称:俺
性別:男
職業:衛士
年齢:二十代後半。
性格:年相応の包容力を持つ、頼れる兄貴分。
来歴:近隣の街境出身。妻帯者。
厳しい国家試験に合格し、衛士となった。村に駐在する衛士は二人で、ライカットが前任衛士(指揮権あり)。
杖術の使い手だが、腕はユエールに及ばない。
村の揉め事では、しばしばユエールに助力を請うことがある。その分、ユエール絡みの揉め事を処理しているので、持ちつ持たれつの関係。
レーヴやイーゼとも、多少の顔見知り。
◇村の衛士(部下)◇
ソテイ
一人称:私
性別:男
職業:衛士
年齢:十代後半。
性格:やる気をあまり感じさせない、掴み所のない人物。ニルケと仲が良い。
来歴:騎士の家系だがあまり魅力を感じず、衛士の試験を受け合格した。実家からの干渉を嫌い、辺境勤務を希望。西二十四街境へ赴任した。
実家絡みで、情報収集能力は高い。が、本気になった時しか使わない残念仕様。
杖術も使うが、縄を使った捕縛術が得意。嬉々として、多種多様の縛り方を研究し、披露するため上司たちにはドン引きされている。
◇客◇
トモネ
一人称:私
性別:女
職業:西十九街境 領主の末娘。
性格:猪突猛進。気に入らない相手に風評被害を与えようとするくらいには、腹黒。
年齢:十代始め。
来歴:英雄物語にかぶれたお嬢様。
王都の式典で見た魔法使いの技や、吟遊詩人が語る御伽話、芝居などに登場する〈魔法〉に魅せられた。
ユエールにより、こっぴどく振られる。
◇国王◇
ミハイラ・レゲン・タルカイム
一人称:私
性別:男
職業:国王
年齢:四十代後半。
性格:名より実を取る。
来歴:即位後数年で、近隣諸国との戦争を終結さけた。
終戦後、国力の増加に意力を注いだ。
影響を受けたのは、下記が大きいのではないかと。
ロード・オブ・ザ・リング
…ガンダルフ(肉体戦闘派魔法使い)
ハリー・ポッター
…魔法&杖の形状
龍と魔法使い
…魔法全般
ちょーシリーズ
…スマート、サリタ
ほか、「小説家になろう」に掲載されている各作品にも、多大なインスピレーションを頂戴しております。