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登場人物・用語解説(二章)

*――登場人物――*


―――――――――――

*――ユクシャ家――*

―――――――――――

『アガロ・ユクシャ』(ユクシャ当主)

生誕・天暦一一八五年。現在・十一才。

コサンとサヒリの子。姉にタミヤとルシアがいる。

基本見栄っ張りで偉そうな態度を取るが、意外に家族仲間思い。

ナンミ家の人質になる。



『コサン・ユクシャ』(前ユクシャ当主)

生誕・天暦一一三八年~一一九六年・享年五十八才。

ユクシャ家元当主で現在は隠居。

ケタン討伐の全権を委ねられる。北のナンミ家を警戒している。



『サヒリ・ユクシャ』(アガロ、タミヤ、ルシアの母親)

生誕・天暦一一六一年。現在・三十五才。

武勇優れる才色兼備の女武者。母親として子供達の行く末を案じている。

ギ郡都・サイソウ城へ蟄居。尼になる。



『タミヤ・ユクシャ』(アガロ、ルシアの姉。長女)

生誕・天暦一一八〇年。現在・十六才。

天暦一一九三年に元服。ナンミとの戦にて初陣を果たす。

サイソウ家がナンミに降伏後、人質になった弟の代わりに城代を勤める。



『ルシア・ユクシャ』(アガロの姉、タミヤの妹。次女)

生誕・天暦一一八一年。現在・十五才。

ユクシャ家の姫。大人しいように見えていじめっ子。人を罵倒したりすると快感がを得る。

アガロの苦手人物。



『シグル・イナン』(ユクシャ家臣)

生誕・天暦一一二五年。現在・七十一才。

アガロの守役。ユクシャ家三代に仕える老将。



『ヤイコク・ブンワ』(ユクシャ家臣)

生誕・天暦一一七六年。現在・二十才。

コサンの近習で若武者。ゼゼ川の戦いで主君コサンの介錯を勤めた。

当主アガロと共に御供衆としてビ郡へ行く。



『ソンギ・ハン』(ユクシャ家臣)

生誕・天暦一一五九年。現在・三七才。

タミヤの守役。ユクシャ家随一の猛将。



『ナンジェ・カイ』(ユクシャ家臣)

生誕・天暦一一七〇年。現在・二六才。

アガロの参謀。内政と計略の面でユクシャを支える。



『ゲキセイ』(ユクシャ家臣)

ユクシャ県出身の下級武士。

備大将へ出世した。



『トウマ』(アガロの下僕)

生誕・天暦一一七九年。現在・十七才。

一つ目青鬼。夜目の利く夜鬼族。

アガロに付き従いトウジ平原にて初陣を果たす。

鉄砲が得意。御供衆としてビ郡へ同行する。



『マヤ』(ユクシャ家の侍女)

生誕・天暦一一七八年。現在・十八才。

アガロの身の回りの世話をする侍女。鬼族の娘。



『ドウキ』(ユクシャ家臣)

生誕・天暦一一六五年。現在・三十一才。

赤鬼。多くの戦いを経験した歴戦の傭兵。

トウジ平原にてアガロ達と同じ組に配属され、共に戦う。

亜人大将としてユクシャ家に仕官するが、御供衆になり職務を蹴る。



『リッカ』(アガロの配下)

生誕・天暦一一八六年~現在・十歳。

敵の亜人隊にいた鬼と人の半妖の幼い少女。

手傷を負いながらも片手だけでもアガロ、トウマ、ガジュマル、ドウキ等四人を相手に互角に戦った。



『デンジ』(アガロの配下)

生誕・天暦一一八一年~現在・十五歳。

伝令・偵察をこなすアガロの配下。

足の速い鬼。御供衆になる。



『コウハ』(獣人。狼族の青年)

生誕・天暦一一七八年。現在・十八才。

短い銀髪で二刀の使い手。喧嘩っ早く、粗暴だが、仲間思い。

幼い頃から妹と共に戦場を渡り歩く名うての傭兵。

実は戦災孤児などを保護し、稼いだ金で生計を立てている。そして、所帯持ち。



『ギンロ』(狼族の少女。コウハの妹)

生誕・天暦一一八五年。現在・十一才。

長い銀色の髪をしている。

基本無口、無表情だが、自分の三倍近くある長さの三叉槍を、手足の如く自在に操る。



『ヤッティカ』(オトト村の村長)

元野盗の頭。ナンジェの義弟。



『ワルジヌ』(ヤッティカの舎弟)

時折村の物を売りに行商をする。



『ガジュマル』(キジムナ族の少年)

生誕・天暦一一八五年。現在・十一才。

アガロの親友。アガロにと共にトウジ平原の戦いに参加する。

タキ城の戦いの後、ハギ村復興の為、働いている。

将来、大海原へ船を出し、海の向こうを見るのが夢。



『レラ』(コロポックルの少女)

弓が上手く、リッカを追い詰めアガロの右肩を射抜いた。

タキ城の戦いの後、捕虜となるが腕を買われ、登用される。



『ライラ』(コウハの妻)

狼族の女性。

コウハ、ギンロが戦場で保護した獣族の子供の世話をしている。



『クヌギ』(キジムナの少年)

タキ城の戦いの途中、両親を失い、現在はガジュマルの家に居候している。



―――――――――――

*――サイソウ家――*

―――――――――――

『クシュン・サイソウ』(サイソウ当主)

守護大名サイソウ家第十四代当主。ザンピの次男、正室の子。

政に関心を示さない。気弱な性格。

ケタン討伐軍の全権をコサンに託す。

ゼゼ川の戦いで敗北の後、抵抗するも程なくして降伏。幽閉される。



『ギジョ・マンタ』(サイソウ家臣・前マンタ当主)

生誕・天暦一一四九年~一一九六年・享年四七才。

コサンの義理の弟。討伐軍に参加。

トウジ平原の戦いでは敵のトウカ山を奇襲、これを奪い味方を勝利に導いた。

ゼゼ川の戦いで戦死。



『ワジリ・マンタ』(現マンタ当主)

生誕・天暦一一七九年。現在・十七才。

ギジョの息子で嫡男。アガロの従兄。

父の敵であるナンミを恨み、仇討ちを計画する。



『イマリカ・アッシクルコ』(サイソウ家臣・アッシクルコ当主)

生誕・天暦一一七九年。現在・十七才。

コサンの姪、アガロの従姉。女当主。

兄弟が戦や病で相次いで亡くなり、叔父のマンタ一門とゲンヨウ一門の後押しを受けて家督を継ぐ。

討伐軍に参加し、トウジ平原では先鋒を務める。



『テンコ・ミリュア』(サイソウ家臣・ミリュア当主)

生誕・天暦一一八三年。現在・十三才。

自称アガロの友人、悪友(?)

討伐軍に参加し、本陣守備を命じられる。



『オロアシ・クト』(サイソウ家臣・クト当主)

エトカの父。ギ郡最強のクト弓兵を率い、ゼゼ川でナンミと対峙する。

サイソウ落城の後、部隊を纏め、最祖までナンミに対抗した。



『エトカ・クト』(次期クト家当主)

生誕・天暦一一八三年。現在・十三才。

オロアシ・クトの娘。弓の名手。

アガロの姉、タミヤ・ユクシャの愛人の座を狙う。



『ロウガ・オウセン』(サイソウ家臣・オウセン家当主)

猛将。集団戦術を得意とする。

最後までナンミ家に抵抗し、多くの敵を討ち取った。



『モウル・オウセン』(次期オウセン家当主)

生誕・天暦一一八三年。現在・十三才。

生真面目なオウセン家跡取り。アガロと仲が悪い。



『ヤクモ・カンラ』(サイソウ家臣・カンラ家次期当主)

生誕・天暦一一八四年。現在・十二才。

博識で読書家な面を持つ。

気配を消すのが上手く、アガロに度々気付かれない。



――――――――――

*――ケタン軍ー―*

――――――――――

『ケタン・サイソウ』(ザンピの長男。側室の子)

天暦一一九六年没。

武勇優れる猛将。弟と仲が悪い。トウジ平原にて討伐軍と戦い敗北する。

ザンカイ城で籠城をしようとするが、何者かに暗殺された。



『アンカラ』(ケタン家臣)

天暦一一九六年没。

一兵卒からの叩き上げの軍人で武力こそ全てと考えている。ブリョウと仲が悪い。

ザンカイ城で乱闘騒ぎを起し、ブリョウを討つ。自身も背後を斬られ絶命した。



『ブリョウ』(ケタン家臣)

天暦一一九六年没。

慎重な性格でアンカラと度々意見が対立する。

ザンカイ城で騒ぎを聞きつけたアンカラと鉢合わせし、乱闘騒ぎとなる。アンカラに斬られた。



――――――――――

*――ナンミ家――*

――――――――――

『リフ・ナンミ』(ナンミ当主)

生誕・天暦一一二六年。現在・七十才。

下克上を果たした、戦国の大名。



『イコクタ』(ナンミ家臣)

ザンカイ城の守備を命じられていたケタンの腹心。

ゼゼ川でナンミに寝返り、ギ郡守護代、サイソウ城主になる。



『シウン』(イコクタの腹心)

正体不明の謎の小男。ケタン暗殺に関与した老人。



『サク ゲンヨウ』(ナンミ家臣・ゲンヨウ家次期当主)

生誕・天暦一一七九年。現在・十七才。

タキ城を狙うも敗北する。



『サンザ』(ゲンヨウ家臣)

サク・ゲンヨウの守役。



―――――――――

*――その他――*

―――――――――

『サラ』(渡り巫女) 

白く長い髪と、冷たい赤い目が特徴の謎の渡り巫女。



――――――――――

*――用語解説――*

――――――――――

*長さ 一間(180cm)=六尺 

    一尺(30cm)=十寸  

    一寸(3cm)



*時間 1日=12辰刻=48刻=480()…24時間

    1辰刻=4刻=40()…2時間

    1刻=10() …30分

    1() …3分



*貨幣 一両=十貫

    一貫=十朱

    一朱(いっしゅ)=百文

    一文=十銭

    一銭

 


*子の月 一月頃

 丑の月 二月頃

 寅の月 三月頃

 卯の月 四月頃

 辰の月 五月頃

 巳の月 六月頃

 午の月 七月頃

 未の月 八月頃

 申の月 九月頃

 酉の月 十月頃

 戌の月 十一月頃

 亥の月 十二月頃



――亜人種――

アシハラ大陸ほぼ全土に生息する、人間に差別されている人種。

鬼族が最も多く、獣人、キジムナ、コロポックル、天狗、巨人や竜族など様々な種が存在する。



――イソラ宗――

アシハラ三大宗派アシナ教から枝分かれした、トウ州センカ郡の小さな宗派。



――バシュマ教――

アシハラ三代宗派の一つ。

多神教で、ユクシャ家も代々バシュマの神を信仰している。



――ケイリュウ寺――

コサンの葬儀を行ったバシュマ教の寺。



*   *   *



――――――――――――

*――アシハラ大陸――*

――――――――――――

挿絵(By みてみん)

―――――――――

*――エン州――*

―――――――――

――ギ郡――

守護大名サイソウ家が治める、エン州五郡の一つ。

五つの郡と接しており、大陸から突き出た半島。三方を海に囲まれている。国内には川も多い。


*――ナンミ家――*

下克上を果した戦国大名。

港と塩を求めギ郡のサイソウ家と度々争う。



――サイソウ城――

ギ郡都にある本城。堅牢堅固な平城。



――ゼゼ川――

サイソウ城から数町先に流れる川。



――ハギ村――

キジムナの漁村。

アガロのお気に入りの浜辺がある。



―――――――――

*――トウ州――*

―――――――――

――センカ郡――

トウ州七郡の一つで、ギ郡の東。

クリャカ家が治めている。


*――クリャカ家――*

トウ州管領家。ギ郡から東の強国。


*――トラカ家――*

センカ郡守護ショウハ家の分家。

代々優秀な間者を輩出した闇の一族。



――――――――

*――ヨ州――*

――――――――

――カンベ郡――

ヨ州の一郡。ギ郡の西に位置する。


*――チョウエン家――*

ギ郡から西のカンベ郡を治める守護大名家。

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