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消えないリリック  作者: 櫻木サヱ
ないこ
22/37

トラブル発生

ある日の午後。

社内の緊張した空気の中、ないこはデスクに深く座り込んでいた。

重要な契約の書類に不備が見つかり、急ぎの対応を迫られていたのだ。


「どうしよう…これがうまくいかなかったら会社に影響が…」

心臓が早鐘のように打つ。

ピンクのスーツはいつも通り華やかだが、表情には焦りがにじむ。


そこへ仲間たちが次々に集まる。

「社長、一緒に確認しましょう」「私も手伝います」

それぞれが自分の知識や経験を駆使して、書類の不備を一つずつ潰していく。


ないこは指示を出しながらも、自分一人で抱え込まないことを意識する。

――社長だって、完璧じゃなくていい。仲間がいるんだ。


会議室での修正作業は長引いた。

しかし、ピンクのネクタイが光る中、仲間と協力しながら少しずつ解決に近づいていく。


「よし、これで大丈夫そうだね」

ないこの声に、皆が安堵の笑みを浮かべる。

――一人じゃない、仲間と一緒なら困難も乗り越えられる。


その夜、窓の外の街の光が、オフィスに柔らかく差し込む。

ないこはデスクに手を置き、深く息をついた。

――社長としての責任の重さは消えないけど、仲間と共に歩む力を信じよう。


ピンクの華やかさと、仲間との絆。

二つが交わったとき、社長・ないこの心には静かな安心が満ちていた。


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