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瞑想

作者: イプシロン


  じつと座りて目を閉じる

  あるいは閉じずただ見つめ

  息の流れを感じつつ

  吸うては吐いて吸うては吐いて


  鼻を抜けゆく風の音

  その音ひとつただ聴いて

  胸も腹もて動けども

  それもまたただ流れゆく


  ひたすら呼吸ただそれを

  みつめるうちに全て消え

  何もなき世に残るもの

  あるはただ呼吸ひとつぞ


  苦も楽もまた幸もなし

  善も悪もて影もなし

  あるがままなるこれこそが

  ただ無なりただ空なり



  English version


     Meditation


  Sit still and close your weary eyes,

  Or gaze ahead and realize.

  Feel the breath, so soft, so slight—

  In and out, in and out, light.


  The wind that flows through silent air,

  Hear its whisper, pure and bare.

  Chest and belly rise and fall,

  Yet let them drift—heed them not at all.


  Watch the breath and nothing more,

  Till all but breath fades from the shore.

  Nothing lingers, none remains,

  Save breath alone—so soft, so plain.


  No more joy and no more sorrow,

  No past, no fate, no bright tomorrow.

  What is, is—just let it be,

  Only the void, only the free.

  『ただ、いのちがある』


  大地は、空になりたいと願わない。

  何も欲しがることなく、ただ雄大に広がっている。

  屋敷の門は静かに、きっちりと閉じる。その慎み深さと静寂。

  深い湖の底には、泥が沈んでいない。どこまでも澄明だ。

  はじめも終わりもない。生も死もない。

  ただそこに。

  いのち。


  (『ダンマパダ』第7章)

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